こんにちは。
お店と中小企業の販促コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。
ごった煮はもう通用しない?
冷たいですねえ。
車のフロントガラスには、霜がびっしりついていました。
久しぶりに見ましたね。
外に出ると耳たぶが切れるような冷たさーーー。
それでも川の中の鴨は元気そうでした。
さて、本題です。
先日、「紅白歌合戦」の視聴率が落ちたことからビジネスの話になりましたが、今日もその紅白の話からビジネスに持っていきます。
紅白は史上まれに見る低い視聴率で、逆に日テレの「笑ってはいけない」は紅白の裏でありながら高い(それでも紅白の方が上でしたが)視聴率をとったということでした。
この構図は、現在の消費市場とよく似ているなあと思いました。
「紅白歌合戦」は例えてみれば、いわゆるGMSです。
それに反して、「笑ってはいけない」は専門店ですね。
「紅白歌合戦」は老いも若きも、演歌もポップスも入った、いわば“ごった煮”感いっぱいの番組であり、「笑ってはいけない」は“笑い”ひとつに絞った専門的ともいえる番組でした。
GMSは、まあある程度は若い方向きにはシフトしていますが、それでも年代に関係のない品揃えで、まさにごった煮の一大消費センターであり、専門店はそれこそたったひとつの種類に絞った品揃えです。
そのごった煮感いっぱいのGMSはここ数年前から売上も下がり始め、凋落という言葉さえ出始めています。
流通業の雄であるセブン&アイHD全体でも、セブンイレブンなどは好調でも、その基幹となるイトーヨーカドーの売上減少には手を焼いています。
そして数十店舗の閉鎖も昨年発表されました。
イオングループでも同じですね。
“何でも揃っている”というのは、かつては消費者を吸収する力がありましたが、今ではそれが仇になってしまっている感もあります。
よく言われていますよね、「何でもあるというのは、何にもない」というのと同じだ、と。
GMSは、その勃興期、そのとき“何でも揃っている”という百貨店を脅かし、消費の座を奪いましたが、それがここにきて、同じような“何でも揃っている”けれど、欲しいものがないという、かつての百貨店と同じジレンマに陥ってしまっているのではないかと感じます。
これからの時代、テレビの番組と同じように、“ごった煮”消費は望めないんだということを念頭に、店舗展開を進めていかなくてはならないんですね。
と言うことは………、さあ、本当に私たちの時代だ! ということでもあるわけです。
がんばりどころじゃないですか?
さて、連載中の『時代においていかれたテーラーの復活」は、今日で第5回目です。
ここからどうぞ。
「しょうがないですよね。
それにその下の年代のお客様ということになれば、スーツや背広はアオキや青山のものでいいという、あまり服装に関心のない人ならそれで十分だと感じますし、ファッションに興味のある人は、好きなブランドを選んで、そのブランドの服か、ひとつのスタイルを好んで着ますからね。
わたしなんかも、オーダーじゃなくて、トラッド一筋ですから、着るブランドがほとんど決まっていますから」
「そうでしょう。もうわたしのようなテーラーはそれほど必要とはされていないんですよ、実際のところ」
「一般的にいえばその通りでしょうね。
でも、テーラー専門で立派に店を広げている方も実際にいますよ。
その方はお客様の対象を一般の方にはしないで、必要なお客様を選んで結構やられていますよ」
「どういったお客様を?」
「それは………、ほら一風変わったジャケットとか、デザイン的に凝ったものとか人とは違ったものを着たいという人はほんの少数ですが、日本中にいるわけですよ」
「わたしも以前はたまにですが、頼まれたことありますよ。でも型紙がないので、苦労しますよ。
新しく型紙から作るわけですから、まあ型紙ですからたいていは新しく作るわけですが、それでもパターンがありますから簡単なんですが、そういった一品ものの型紙はなかなか簡単には作れませんからね」
「そういった人たちを相手にすれば言い訳ですよ。
ほかにもやはりサイズが合わない体型の人もいるわけで、そういう人はオーダーしか頼ることができないわけですね」
「でも今じゃどこかに行けば身体に合う服なんて、あると思いますし、セミオーダーでそれもほとんど解決しますよ」
「それじゃ嫌なんですよ、そういった人は。だから自分なりにオーダーしてくるわけです」
「でも、町にはもうそんなオーダーを受けるところがない」
つづく
それでは、また明日。
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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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