天上人間会相見 <天上 人間 会<カナラ〉ず相い見ん>
人間はどう読めばよいのでしょうか?? <ジンカン>でしょうか<ニンゲン>でしょうか。
この詩に続いて詩人は
“臨別殷勤重寄詞” <別れに臨んで殷勤に重ねて詞を寄す>
さて、此の言葉は「方士が言ったのでしょうか、それとも楊貴妃が言ったのでしょうか。私は、当然、楊貴妃が言ったのではないかと思っていたのですが、岩波新書の「新唐詩選続編」には、人界から送られてきた「方士}が言ったように説明がなされています。あの吉川幸次郎先生がです。どうお思いでしょうか。
その理由として。先生は
「-おことば、たしかに承りました。また2つのおん品、たしかにお預かりいたしました。しかしそれだけでは、陛下はお疑いになるかもしれません。何かもし、陛下とあなたさまだけの間の秘密のお言葉、そのようなものがございましたら、おそれながら、おもらしをねがいます。わたくしは、それを証拠として、陛下に復命いたしましょう。」
と。どうでしょうか。吉川先生独自の解釈ですが???