「憎々しき奴オホクニよ、お前の妻となった私の娘須世理毘売と二人で、まず、
“宇迦野山之山本。於底津石根宮柱布刀斯理<ウカノヤマノ ヤマモトニ ソコツイハネ フトシリ>”
宇迦山の山元に ソコツイハネ、底深く穴を掘って、そこに 大きな宮柱を打ち立てて巨大なる神殿を建てて、そこで、出雲の国を治めなさいと言われたのです。そして、なお、スサノヲはいいます。その宮殿の大きさは
“於高天原ヒ椽多迦斯理<タマガハラニ ヒギ タカシリ>”
高天原に届くような高い千木を備えた立派なん宮殿を建てなさい、と。