私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

“斯理<シリ>”とは

2017-09-26 07:16:11 | 日記

 スサノヲがオホクニに言った言葉として

                 “宮柱布刀斯理<ミヤバシラ フトシリ>”、“ヒ椽多迦斯理<ヒギ タカシリ>”

 と書かれておりますが、この「斯理(しり)」について、宣長は「しり」とは「知り」で、「敷立て」だ、と説明しております。即ち、宮殿の柱の非常に太くて高い木を用い、また、棟にあるヒ(「冫」+「氷」)椽、即ち、「千木」を、「多迦斯理」で、高天原まで届くように「高く」乗せた、堂々とした雅やかな宮殿を建てよと命令しております。

  なお、この「ヒ椽」(千木)ですが、我が吉備津神社の屋根の両端にも、誠に立派なⅩ型の千木が聳えています。