さて、山幸彦は海幸彦と交換した釣り針を使って、海で漁をします。魚釣りを使うなんて彼には生まれて初めての経験です。素人ですからどのように使ったのかは分かりません。すると
“都不得一魚<カツテ ヒトツモ エ タマハズ>”
です。
この「都」と言う字について、宣長は「加都弖<カッテ>と訓べし」としており、「いっこうに、全然、」と言うぐらいの意味になるのでしょうか、一匹も魚を取ることができなかったのです。それどころか、その上に
“亦其鉤失海<マタ ソノ ツリバリ サヘ ウミニ ウシナヒタマヒキ>”
「釣り針を海になくしてしまったのです」
のです。
更に、この「鉤」についても彼は、“都理婆理<ツリバリ>と訓べし”と言っております。更に、「其鉤」を読むにあたって、「そのツリバリを」でなく、「そのツリバリさへを」と「さへ}を添える読むのが、その意味を深く読者に訴えることができるからよいと言っております。
此処らたりも、宣長の「真骨頂」と言うか、宣長の宣長たる所以ですよね!!!!!。何回も書いておりますが、此の書は、本当に日本の名著ですよね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
“都不得一魚<カツテ ヒトツモ エ タマハズ>”
です。
この「都」と言う字について、宣長は「加都弖<カッテ>と訓べし」としており、「いっこうに、全然、」と言うぐらいの意味になるのでしょうか、一匹も魚を取ることができなかったのです。それどころか、その上に
“亦其鉤失海<マタ ソノ ツリバリ サヘ ウミニ ウシナヒタマヒキ>”
「釣り針を海になくしてしまったのです」
のです。
更に、この「鉤」についても彼は、“都理婆理<ツリバリ>と訓べし”と言っております。更に、「其鉤」を読むにあたって、「そのツリバリを」でなく、「そのツリバリさへを」と「さへ}を添える読むのが、その意味を深く読者に訴えることができるからよいと言っております。
此処らたりも、宣長の「真骨頂」と言うか、宣長の宣長たる所以ですよね!!!!!。何回も書いておりますが、此の書は、本当に日本の名著ですよね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!