薬害肝炎訴訟の和解が決裂。原告をはじめとする被害者のたたかいはこれからも続く。それは自身の命を賭けたたたかいであり、自分たちを守ってくれるはずのこの国の政府とのたたかいである。
だが、対する政府首脳の姿は悲しい。ここで大きな決断をすればクリスマスプレゼントにもなったし、評価も上がっただろうに。何を恐れているのだろうか。こういう人たちがこれから国民の生命を守ってくれるとはとても思えない。被害者救済に税金がどんどん使われることに誰が反対するというのだろうか。そのためにわれわれは税金を払っているのではないか。アメリカや大企業・製薬会社の頼みごとには唯々諾々とお金を使うのに・・・。やっていることがまるで逆さまではないか。さらにそういう政治の睨みに屈服している司法も悲しい・・・と私は思う。