やまどりたけもどき

味・容姿・大きさ・見つけやすさ、どれをとってもトップクラスのイグチの王様。

でもこんなに優れたキノコがなぜ知名度が上がらずに放置されるかと言えば、それは「速攻で腐るから」。外からは梅雨の高温多湿な空気＆雨が、中からはウジ虫君たちの消化酵素が。この相乗効果の分解スピードはすばらしく、この写真のものもわずか二日で形がなくなっておった(T_T)

そういう点で、キノコそのものの安全性は保証できても、美味しく食べられるかの保証はできないので、門外漢には推奨しかねるのだな。

茶色のイボカサタケ

７月１日から、レバ刺の提供が禁止になった。なんか不自然な規制だからウラがあるような気がするけど、まあいいや。理屈で言ったら野生キノコ食も禁止した方がいいよね、毎年何人か死んでるし。禁止されればされるほど、逆にしたくなってしまうのが人情というやつだけど。我々に中毒する自由を！！(笑)

写真のキノコ、イボカサであるのは間違いないとして、白くも黄色くも赤くもない。ただ傘の質感がちょっと硬い感じで、繊維状の模様も出ているので、少なくともシロイボやキイボではないとすると、消去法でアカイボってことになるのか？アカイボにはときどき質感の違うヤツがいるので。うーん、やっぱちょっと無理があるような。