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乳癌と診断されて、気持ちの整理と治療法の選択など感じたこと患者目線で書いていきます。
感じ方なので何が正しいということはありません。カテゴリーを乳癌にしました。
自分で選ぶということが大事だと思います。
病院選びをしっかりおこなって、素晴らしい医師と出会えたことに感謝しています。
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ネットや本では、抗がん剤を否定する情報もわりとあります。
それと同時に、標準治療について説明したものも見つかります。医療は進化していますと。
ここでは、どちらが正しいとかではなく、
見つかった情報があるなかで、患者とその家族としてどう感じ、どう選択したかについて書いてみます。
いろいろな情報の中から僕が選んだのは、抗がん剤は賛成できないという考え方です。
世の情報というのは、どれが正しいというジャッジはしても仕方がありません。
まずはすべてを信じてみること。この立場の人はそう思うんだなぁとか、こういう経験をした人はそう思うんだなぁ
と、すべてがそれなりに正しいのです。
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その中で僕が選んだのは、癌ということに対して、原因を考えて行動する(根本療法)か、
今ある状態を変えるという西洋医学の対処療法かということです。
原因を限定できないにしても、ある程度の想定の中で行った方が長い目で見るといいことがあると思うからです。
ここ数年、豪雨とか災害が日本列島に押し寄せていますね。
この時に、堤防を作り直せばよいとするのか、それとも、それはそれで必要だけども温暖化対策をしないと
ずっと繰り返すと考えるかです。
最初の病院の診断は、ステージ3B腫瘍が大きいので抗がん剤で小さくしてから切除して、それから予防の抗がん剤です。
ある本には、癌は臓器部分ごとの意見がある中で情報のやり取りが少ないということも書いてありました。
それは、術前抗がん剤は乳がんだけで他の癌では行わないところがなぜだろうということです。
もともと、抗がん剤は、毒ガスから生まれたのです。劇薬を使って癌も退治しようとしますが、同時によい細胞も傷つけてしまいます。
僕がここのカテゴリーを乳がんと向き合うとしたのも、「闘う」という考ではないからです。
がんも自分の細胞です。起こったのなら何が治るという前に、自分が何をしたら良いか。
反省や改善すべき点が必ずあるはずと自分の暮らしに目を向けてみます。
自分と家族の環境改善が大事です。
抗がん剤は、よい細胞も傷つけるということですが、もともと日本では、抗がん剤の認可基準に問題があると
指摘する本もありました。
ある腫瘍が4週間で50%以上小さくなった例が、10のうち2~3あればよいそうです。(本当かどうかはわかりません)
これは、早期に小さくなるということであって、完全に消えるわけではなく、4週間以上たつと
また大きくなっているかもしれないというチェックはないことになります。
では、8週間まで見ると緩やかでけども小さくなっている。副作用もあまりないというものは認可から外れます。
4週間の認可基準の場合に、効果が出る人もあるけども出ない人いるということです。
「知り合いががんになりました。手術をして抗がん剤をして今は元気です。
医療は進化していますね」という話があったとしますね。
そこで一般の人が思っているのは、良い抗がん剤が作られてそれが治すようになったと勘違いしています。
これは、早期に切除したからと考えた方が良さそうです。
抗がん剤で再発の予防の予防をしておきましょうという場合は、、10人のうち3割程度がその効果があるようです。
そういうことになると、副作用の強い抗がん剤は、受けた人のうち3人はつらい目をしても再発しなくてよかったねということになります。
では、残りの7人は抗がん剤でつらい思いをしただけでもともと再発しなかったのかもしれません。
ここで僕が考えていることは、副作用の期間だけ苦しかったのではなく、確実に命を縮めた行動だと考えます。
その副作用は見た目だけでなく、将来もずっとマイナスとしてあるように想像しています。
若いころの古傷が今も痛むという人もいるんじゃないでしょうか。自分か周りにはいますよね。
それよりもっと強い刺激を受けています。
良い細胞を傷つけてしまえば、それがまたがんを発生させる原因にもなります。
現代医療は、エビデンスがあるから優秀なんだ、ほかのものは胡散臭いという現代医療であれば、
がんの場合も、抗がん剤の効果はこの程度ですがとそのデータをちゃんと見せればいいのです。
ふつう見せていますよというのであれば、僕が行った病院二つの手抜きですね。
残念ながらデータは反抗がん剤のところでしか見つかりません。
データを見せて、効果はこの程度ですが、受けますか受けませんか?
受けない場合は、エビデンスはないけどもこんな方法がありますとか、日常ではこういう改善をしなさいとか
アドバイスがあってよさそうなものだと思いました。
「抗がん剤をしたとしますね。2年治療したとします。何年生存が伸びるのですか?」
「それが二年以内闘病期間が増えただけです。5年、10年延命するといえるのですか」
「それはわかりません」というのが答えでした。
「日本では、癌がずっと増え続けてがん死亡者も増え続けています。アメリカは減っていて、
抗がん剤を使わないケースも増えてきているという情報がありますが」
ここにもはっきりした答えはありませんでした。
呉と広島の大きな病院二つです。標準治療。そこだけに向かったことで違う質問には答えられない。
納得できるエビデンスというものを見せてほしかったです。
そんなわけで、僕は、この抗がん剤の選択、助かるかのように患者が勘違いしていることも多いと思います。
それが最高の治療で、これしかないと聞いていると思います。
今、抗がん剤をしている人なら、途中でも質問してみるといいです。
副作用によっては途中でも考え直すこともできると思います。
医師は、自分やその家族ががんになったら、抗がん剤を売ってくださいというのでしょうか。
271人にアンケートを取ったら270人がそうしないと答えたというものがあるそうです。
ただ、僕は医者は抗がん剤をするのではないかと思うのです。それが正しいと思って仕事をしていますから。
人は死にます。長さではありません。その人生の中身です。苦しまない。それを守ってあげたいと思うのが家族です。
何が正しいかよりも、早くから勉強して、自分の体は自分で守りましょう。
いざというときは、私はこうしますというのを多数派、少数派はこだわらず私らしさで選ぶのがいいと思います。