
雪が降ると旅行はしないJですが、十二月はまだ安心だろうという事で、ラストはお気に入りの「七釜」でと決めていました。
しかもイブの日を雪で迎えるとは、想像外の事でした。
いつもより少し遅れてJは午前六時。、雪の舞う中をウォーキングに出ました。
靴が濡れるのを嫌う夫はきっちり長靴を用意しています。素振りのバットも忍ばせています。
朝のウォーミングアップをすっかり済ませて、ビチョビチョになって帰って来ました。
そこまでしなくてもと思いますが止めません。
ところがここは温泉場。Jは冷えた体を温めるために湯場に向かいました。
「いい湯だった・・」いい顔色をして部屋に戻り、暫く転寝(うたたね)をしました。
こんなことが踏ん張り続けた長い長い男の人生の、荷の降ろし場だと、Jが自然に眠りから醒めるのを待ちました。
村一番の写真家、EiKi・Yasuda氏に今回の旅行を「楽しんでいらっしっやい」と言われていました。
氏は先般、七釜への道中にある「湯村温泉」にお出ましになり、素晴しい写真で湯村の風情をご紹介下さっています。
私は何とかしてご利用になった大きな旅館の今の状態をお見せしたくて、帰路、安物のカメラを向けていました。


瞬間ですので氏に笑われそうですが、わたくしのクリスマスプレゼントです(笑)
雪深い所ですが近辺の国道、県道は常に散水され、凍結予防がなされています。
しかし危険である事には違いありません。
無事帰り着いた時は安堵しました。
暫くすると「福寿荘」の女将から帰宅確認コールを頂きました。
峠を越えて、私達は今年もいつもの所へ向かいました。
来年もまた、この峠を越えて行くのでしょう。
峠の向こうに何があるのか?
・・・今かすかに分かり掛けて来たところです。



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