神戸の奥座敷に有馬温泉、姫路のそれに塩田温泉がありますが、どちらも値段が高く行けないと思い込んでいましたが、平日の格安プランを見つけ、塩田温泉の有名旅館に向かいました。
西宮で一試合野球をこなした夫の帰りを待って、午後三時の出発です。
子育てに頑張っているYちゃんを連れて来たいと、ペチャクチャしゃべりながら、一時間半もかからずに姫路市夢前(ゆめさき)町に到着しました。
ロビー前面に滝をしつらえた庭園があり、目を引きます。
写真は相変わらずですが、実際はもっと広く美しく、立派なものです。
おや?ライトがひとつ多いようですが・・
今回さすがちょっと違うなと思ったのは部屋でした。
珍しく地下へ案内されます。
旅慣れたJがいいます。「格安は地下ですか・・」
そうとは知らない私はJの言葉を真に受け、<そうなんだ・・今日は地下室で寝るんだ>と部屋に着くまでの長い廊下を、半ベソで歩いて行きました。
でも。
窓の無い部屋ではありませんでした。
播州平野に田植えが終わり、青田が伸び伸びと広がるバルコニー付きのお部屋でした。
地下に下ったのは傾斜を利用した造りだったのです。
民芸調の部屋が、押さえた光で雰囲気を出し、「安物は地下だ」と言ったJの首を絞めるのにピッタリの趣です。
“織姫・彦星”という、嫌が上でも仲良くしないといけない、大浴場の露天ですっきりした私達は、夕食の部屋に向かう為、また長い廊下を歩いて行きました。
食事処から、ロビーで見た庭が真下に見えます。
夏仕様の料理が、主婦を非日常へといざない、焦がれる幸せへと導いてくれます。
「Yちゃんと来たいなぁ」 後、何もすることの無い二人は同じ事を言ってすぐに眠りました。
あっ。大事なことを忘れてた!・・ガバッ。
まぁいいか。ここはYちゃんに免じて・・
明けて今日。Jは用事があるので、早めの朝食です。
昨夜と違う食事室からも、美しい平野が見渡すことが出来、もうすでに何組かのお客様がお見えでした。
わたくし達より、少し年長のご夫婦連れが多いように感じます。
大役を終えて後の人生を、ふたりで楽しんでおいでなのだろうと思いました。
かまどで炊いた焦げ飯が、セールスポイントのバイキングメニューで、老舗旅館の腕の見せ所を感じる、味の良い朝食でした。
九時半には自宅に帰り着き、まったく疲れない“旅”が終わりました。
「疲れない」と言うのが重要なポイントで、ここなら子連れのYちゃんも大丈夫。Jがいなくても、私の運転で大丈夫。
「女同士で、ゆっくりと」そんな思いのする、十八時間のプチ旅でした。
扉の向こうに小さな椅子が
西宮で一試合野球をこなした夫の帰りを待って、午後三時の出発です。
子育てに頑張っているYちゃんを連れて来たいと、ペチャクチャしゃべりながら、一時間半もかからずに姫路市夢前(ゆめさき)町に到着しました。
ロビー前面に滝をしつらえた庭園があり、目を引きます。
写真は相変わらずですが、実際はもっと広く美しく、立派なものです。
おや?ライトがひとつ多いようですが・・
今回さすがちょっと違うなと思ったのは部屋でした。
珍しく地下へ案内されます。
旅慣れたJがいいます。「格安は地下ですか・・」
そうとは知らない私はJの言葉を真に受け、<そうなんだ・・今日は地下室で寝るんだ>と部屋に着くまでの長い廊下を、半ベソで歩いて行きました。
でも。
窓の無い部屋ではありませんでした。
播州平野に田植えが終わり、青田が伸び伸びと広がるバルコニー付きのお部屋でした。
地下に下ったのは傾斜を利用した造りだったのです。
民芸調の部屋が、押さえた光で雰囲気を出し、「安物は地下だ」と言ったJの首を絞めるのにピッタリの趣です。
“織姫・彦星”という、嫌が上でも仲良くしないといけない、大浴場の露天ですっきりした私達は、夕食の部屋に向かう為、また長い廊下を歩いて行きました。
食事処から、ロビーで見た庭が真下に見えます。
夏仕様の料理が、主婦を非日常へといざない、焦がれる幸せへと導いてくれます。
「Yちゃんと来たいなぁ」 後、何もすることの無い二人は同じ事を言ってすぐに眠りました。
あっ。大事なことを忘れてた!・・ガバッ。
まぁいいか。ここはYちゃんに免じて・・
明けて今日。Jは用事があるので、早めの朝食です。
昨夜と違う食事室からも、美しい平野が見渡すことが出来、もうすでに何組かのお客様がお見えでした。
わたくし達より、少し年長のご夫婦連れが多いように感じます。
大役を終えて後の人生を、ふたりで楽しんでおいでなのだろうと思いました。
かまどで炊いた焦げ飯が、セールスポイントのバイキングメニューで、老舗旅館の腕の見せ所を感じる、味の良い朝食でした。
九時半には自宅に帰り着き、まったく疲れない“旅”が終わりました。
「疲れない」と言うのが重要なポイントで、ここなら子連れのYちゃんも大丈夫。Jがいなくても、私の運転で大丈夫。
「女同士で、ゆっくりと」そんな思いのする、十八時間のプチ旅でした。
扉の向こうに小さな椅子が