バラの住人

花弁の中の小人を探す そんな小さな日記です
もしもあなたが見つけても どうぞ秘密にして下さい(笑)

直伝

2010年11月28日 | 料理日記

  60歳ブログ村に入って約八ヶ月、以前はパソコン教室の皆様、今は村でお知り合いになった皆様、また、他のシニアブログでお友達になり、そこから輪が広がってお友達になった皆様、思い掛けない愛情をいっぱい頂き、こんな不思議なお付き合いが生まれるとは、夢にも思わなかった今年の出来事です。

そんな中で、こんな事も生まれました。

この村では、屈指の文化人Bunbunbunさんがまず最初にタジン鍋なるものをご紹介下さり、その美味しさを想像しては、{いいなぁ}と思っておりました。

次に難無くお料理をこなされるあざみさんがすぐさま取り入れられ、失敗談を取り入れた面白い記事を掲載して下さいました。

このところ鍋の季節を迎え、ダジン鍋の無い我が家で、普段使いの土鍋で応用出来ないものか、あざみさんに質問コメントを入れました。

あざみさんは親切に回答して下さいました。

そしてわたくしは今日、ご指導にそって土鍋でそれをやって見たのです。

  

          もやしいっぱい                   好きな野菜

  

         なんでもかんでも                家で出来ている菊菜

  

          キノコ類・あげ                    好きなメイン

  

        イカとカキも入れました          蒸気が逃げないように穴を閉じます

  

            出来上がり                     完食

<ポイントは絶対焦がさないこと>

教えを守って弱火で、慎重に蒸しました。

「あのね君。明日もこれやってくれない?」 これがJ の感想です。

「タジン鍋買ってもいいよ。でも僕は当分土鍋でもいいと思う」

 

お味はポンズ。

あざみさん。Bunさんうまく行きました。

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プレゼント

2010年11月23日 | 記事日記

                                        

 得も言えぬ素晴しい紅葉のこの季節に、わたくしはこの写真をプレゼントされてこう言われたのです。

「この写真のように、前途は真っ暗闇だけど、足元だけはしっかり見つめて歩いていこうね」

あ~ぁ わたくしは、このなんとも言えないユニークな人格に、37年目もその後を付いて行くことになるのです。

ありがとう あなた。

わたくしは全身全霊を込めてあなたをお守りします。(笑)

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今夜はワルツを

2010年11月22日 | 旅 紀行

 2010.11.20(土)

今期最高の秋日和ではないかといわれた今日、県下但馬・新温泉町に宿を取り、わたくし達夫婦は通いなれた浜に立ちました。

       

11月の海とも思えない静かな浜坂の海岸です。

今日ここで大きなイベントが開催されることになっていました。

大漁旗がおめでたい日を演出します。

             

こんなイベントが待っていてくれました。

                    

            

浜に隣接する漁港はカニ一色です。

模擬店もたくさん出て、無料でカニ汁も頂きました。

大釜茹でのセコガニが一匹200円で売られています。

終い掛けに100円にして頂き、二人で一匹づつ食べましたが、まだ熱く、コドモがプチプチして、美味しいたらありません。

浜のイベントは農産物と違う勢いがあって大好きです。

結構楽しく遊びました。

まだまだ日は高く、地元の人にお聞きして紅葉の美しいという所を訪ねました。

岬の高台にある城山公園です。

        

衝立で隔てたようにある隣の漁村<諸寄港>を眼下に望み、ここは隠れ名所ではないかと思われる景観です。

先般世界ジオパークにも認定された「山陰海岸ジオパーク」の一翼をになうに異論のないの美しさです。

             

わたくし達より少し年配ではないかかと思われる方がじっと海を見つめておられます。

しばらくすると何か作業をするお姿になりました。

「絵ですか?」

わたくしは聞こえるでもない声で覗き込みました。

ハガキにスケッチをしておられました。

どなたにお出しになるのでしょう。

素敵でした。

 

わたくし達は後日に迎える結婚記念日のお祝いに、大好きな浜坂を訪ねて来たのです。

まるでプレゼントのように、こんな美しい海を見て、

<あなた。今夜はお酒を少し少なくして下さいません?

踊ってみましょうよワルツを。

あなたが浜で靴を直していたのはそのためだと思いたいわ。

           

いつものように、靴が汚れたなんて言わないでね。

少しくらいこの方のように、哀愁を漂わせて頂きたいわ>

 

陽炎に頭がユラユラ揺れて、一瞬夢に舞う、彼方の世界のわたくしでした

 

2010.11.21(日)

 一夜明けた今日も快晴の空です。

本日の予定地、豊岡市日高町<但馬ドーム>に向け宿を出発、周囲の全てが錦秋に染まる中、わたくし達は暫くして神鍋高原を望むこの地に到着しました。

           

           

ここで「第12回全日本身体障害者野球選手権大会」が開かれているのです。

今日は決勝戦が行なわれる日です。

西近畿代表の「神戸コスモス」は名高いチームで、光栄にも夫が所属する還暦チームとも戦って下さった事があります。

わたくし達は「神戸コスモス」側のスタンドで密かに、いやむしろ声高々に応援観戦をしました。

            

            

全天候型の素晴しい球場で、ボランティアの方々の暖かい炊き出しなどのもてなしを受けながら、感動の試合を見せて頂きました。

月曜日の新聞です。

「神戸コスモス」が見事4年連続、10度目の優勝を果たしました。

                    

      

一風変ったお祝いになりましたが、記憶に残るひと時でした。

美しい季節に負けないように、たおやかに、勇敢に年輪を重ねて行きたいと思う秋の但馬街道。

「奥様お手をどうぞ」と言われるように、夫とたそがれのワルツを踊ってみたい?

う~ん。そうですね。

まずは足腰を鍛えることから・・・ 全てが始まる予感です。

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2010年11月18日 | 記事日記

             

 何でもない里山の風景ですが、我が家の裏庭から見える今朝の景色です。

東からの陽光がスポットライトになって結構綺麗なのですが、わたくしの腕ではこれが限界のようです。

 

<根岸の里のわび住まい>と言われますが、その通りになって参りました。

一年が風のように過ぎ去り、部屋から見える景色もまた巡り来て、今はすっかり秋模様です。

春に鳴く対岸の鶯に亡母を思い、夫が植える四季の野菜を細々と食み、訪れる小さき鳥に子を思う。そうした日常の繰り返しで今年も終ろうとしています。

こんなわたくしに何の希望があるでしょうか?

実は。

あるのですよ。

京セラ創始者 稲盛和夫先生の書物から得た言葉「人生の目的はただひとつ魂の成長にある」

これがわたくしのこれから杖なのです。

おそらく艱難の道が待ち受けていることでしょう。

誰もが通らなければならない老いへの坂道。四苦の中にも記されている<老>という<苦>

生も病も死も想像がつきます。

しかしこの<老>だけは実感の伴わないボディブローのように後から分かってくる痛みです。

不必要な欲望から解き放たれ、魂の成長に光を見出すとき、人は最後までその光にそって、歩めるのではないか、そんなことを考えたりしています。

 

秋は「少し歩みを止めて、深く思考するように・・・」わたくしの一番痛いところを突いて来ます。

 

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FRIEND 11

2010年11月14日 | 旅 紀行

2010.11.13(土)

 50数名12クラス、団塊ど真ん中のわたくし達は14歳の時、同じクラスで運命の出会いをしました。

神様が仕組まれた出来事です。

その後48年間、わたくし達は付かず離れず、おそらくこれからもずっと付き合っていくだろう友達になりました。

その仲間と今日は京都府宮津市・天下の名勝<天の橋立>の湖畔にある、とある庵へ食事にやって来ました。

        

はめ込みの窓から宮津湾が見えます。

仲間のお嬢さんの紹介でした。

単身赴任・病気療養・理由不明・恐妻家の四名を除いた七名で、一台の車に乗って、2時間と少しで、このステキなお食事処に到着しました。

大人の遠足です。笑っている間に着きました。

                  

前日に行った美容室でこの話をしましたら、そのあまりの長い付き合いにビックリさせてしまったようです。

我々もビックリです。

わたくしはつらつら考えるに、この仲間にカップルが出来なかったのがその要因なのかも知れません。

ドロドロ無しのわたくし達は14の時のまま、今日も純な気持ちで、出て来るものを待ちました。

   

                 

久し振りの回るお鮨でないお鮨を頂き、わたくし一人は確実に目を回しました。

海鮮太巻きは過去通算NO.1のお味です。心から感謝しました。

「ありがたいなぁ友達は」

14歳でないのはこちらのグラスだけでした。

   

            ボトル注文                   アナゴの天ぷら         

「○ちゃん飲みよ。冷たいのか?熱いのか?」

「冷たいの!」

「よっしゃ!」

優しい声が聞こえます。

頂きました。芋焼酎を。

愛も恋も知らない、そんなことはどうでもよい純粋な友が入れてくれるお酒、同じものを美味しいと言って食べる我がままの無い友情。

神様が仕組まれた不思議なえにしをお酒の味で確かめました。

 

「午後はどこへ行く?」

「○ちゃんお薦めの船を見に行こう」

「よっしゃ行くでぇ」

わたくしが先日見学をして、「良かったよ」と言った海上自衛隊の護衛艦を、皆でもう一度見ようと、舞鶴に向かってくれたのでした。

今日は大変ラッキーな日で、日本に8艘しかないと言われるイージス艦のW停泊に遭遇しました。

         

前回をしのぐ迫力です。「記念写真はここだよね」と道行く方にお願いして一枚パチリ。

               

引き上げ船が着いた桟橋で当時をしのび、鮮魚が泳ぐと言われる道の駅で、高価なカニに驚き、あの頃と同じようにクラス研修をしながら日が暮れて行きました。

   

「次は牡丹鍋だね」

「は~い」

後方から可愛い声が聞こえます。

この次は全員が揃うといいのにね。恐妻家も連れ出さなくては。

<段々持ち時間が少なくなっているのよ K君>

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息子よ

2010年11月11日 | 我が家の伝言板

                     

 前略。

庭のハナミズキも落葉が始まり、これから暫く、ハラハラと舞散る葉っぱを追いかける日が続きます。

この葉は一層軽くて、お隣にも、道路にも散らばり、笹の葉と同様、母が一番ご近所に気を使う季節です。

今日はお天気も良く、風の強かったここ2~3日の、溜まった落ち葉掃きに頑張っておりました。

まるでお寺の修行僧の気分です。

サボりがてらこんなことをして遊びました。

         

何だか分かりますか?

父母と君達夫婦は奇しくも11月に結婚記念日を持つことになりました。

左は母達が歩んだ今日まで年月です。右側は君達の年月。

黄色い葉っぱは生れ落ちた命の色です。

一番最初が君。三年目が妹。

ずっと歳月が流れて36枚目にあるのがもうすぐ会える孫です。

こうして見ると、人生を大切に生きなければならないことがよく分かります。

一年とて無駄な年月はありません。

正にあなた達はこれからです。

二年目に新たな命を得て、これからの日々が積み重ねられて行きます。

くじけないで。自信を持って歩くように。

母は庭を掃きながら、枯れ葉を並べて君の事を考えています。

 

あなた達のところへ飛んでいく日も近い事でしょう。

どんな顔をしてYちゃんにお礼を言いましよう。

名前が決まったら教えてね。その子の名を呼んでこう言いたいの。

「初めまして。仲良くしましょう!私がもう一人のバーバです」

                                         草々

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妻の一日・夫の一日

2010年11月06日 | 記事日記

 <ドサッ>

「お嬢ちゃん今帰ったよぉ。枝豆だよぉ」

裏庭から夫の声がします。

何と一抱えもある枝豆が置かれています。

最近あちらこちらで作られるようになった、丹波で名をはせた黒枝豆です。

ありがたいですね。野球のメンバーさんのお家で作られたものを、練習帰りに頂いて来たのです。

綺麗好きな夫が地べたに座って、下処理を始めました。

汚れたユニホームなら何でもやってのける夫です。

 

茹で上がりが早いように、両はじを少し落として、二時間以上掛けてザルいっぱいの枝豆を渡してくれました。

                

頂き上手な夫は皆さんから色んなものを頂戴する幸せ者です。

風呂に入ってさっぱりして、さぁこれから枝豆を食べながらお楽しみといった時に、電話のベルが鳴りました。

我が家はスピーカーにしていますので丸聞こえです。

「J君?息子がイカを釣って来てん。例のものにしてるから取りに来て」

「ほんまですか?ウレシイ!すぐ行きます!あれ好きですねん」

わたくしには江戸弁の夫も、友達にはど真ん中の関西弁です。

これまた野球の先輩からのお声掛けに、飛んで行きました。

そして持ち帰った“例のもの”がこちらです。

 

              タコ                            イカ

先輩のご子息は釣りが趣味でよく磯釣りに行かれるそうです。

ミリン・醤油・酒を煮きりしたものを持参し、釣れるとすぐそのだし汁に入れるそうです。丸っぽのものをわたくしが切りました。

そう。イカスミのまま頂くのです。

味は?この腕ではうまく説明出来ません しかし美味しいものです。

が!口の周りや口の中は真っ黒けで、とてもお見合いの席で食べるものではありません。

結婚生活も飽きるほど長くなって参りますと、お互いにこんな顔を見るのも刺激があっていいものです。

笑いころげながら、こんなにたくさんのものを夫が殆ど平らげました。

快晴を絵に描いたような秋晴れの今日。幸せ者ですJさんは。

 

わたくしは2~3日前から好天を利用して、掃除三昧の日を送っておりました。

今日あたり疲れが出て来て、午前中の園芸を終えた後、のびてしまいました。

それでもこんな落し物を拾いました。

庭のカクレミノの葉っぱです。

      

あまりに綺麗なので、手帳の栞に使うことにしました。

一生懸命頑張ったことへのご褒美に思うことにします。

少し疲れましたが、アロマの火を焚いて、リラックスしてこのブログに向き合っています。

それぞれ、バラバラの日を過ごしましたが、やるべきことに頑張れた日はハレの日です。

“何でもない日常を無事に終えることは奇跡に近いこと”と学んだことがあります。

年齢を重ねるとそのことの持つ意味が一層際立って来ます。

「ありがとう」そんな言葉で締めくくれた日に本当にありがとう。

                           

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