バラの住人

花弁の中の小人を探す そんな小さな日記です
もしもあなたが見つけても どうぞ秘密にして下さい(笑)

心月

2011年08月31日 | 記事日記
 のそっと動きの悪いパソコンを抱えて、ブログともいよいよ心中だなぁと思っていましたら、あにはからんや月が先に行きそうです。

私感では昨年より過ごしやすい夏でした。

「さようなら八月」と去来するものを抱いていましたら、夫も思うところがあってか夏苗を切りました。
コロコロと実になり切れなかったトマトの残骸が言葉を発したようで、思わずカメラを取り出しました。

 

説明がいらないほど淋しいものを感じますが、無常を感謝で見送ろうと思います。
変化して行く中で求められる智慧とは何なのか。

八月は深く重く、丁寧に折りたたむ節目の月であるとわたくし自身は感じています。


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天の一撃

2011年08月30日 | 記事日記
 先日、品性、知性オールマイテイ、優しいH奥様からカボチャが日よけになるお話を聞いて、驚嘆したわたくしですが、今朝はこの新聞を見て、わぁっと歓声を上げてしまいました。

 

ビーチボールではありませんよね。スイカですよね。
空からスイカ?

カボチャがぶら下がるお話をHさんから聞いて、異様に喜んだわたくしでしたが、、それを追体験するような愉快な写真です。
こう言うお話が大好きです。

「Jさん。来年これを作って!」

蔓が伸びて今年70個の収穫があったと書いてあります。これなら広い土地も要らないわ。
空は自由ですもの。

「・・・」

Jはどうしていいのか分からないのだ。分からないと黙ります。

「Jさん。これは簡単よ。上に伸ばせばいいのよ」

「・・・」

「来年挑戦してね」

「・・・」


こりゃだめだ。
めまいを起しているのだなぁ。
Jは高い所が苦手なんだ。

通天閣の展望台で、ペリケンさんの足を捕まえて「恐い恐い」と泣いた男の恐怖は見上げるだけで、トラウマなんだ。

Jさん。分かった。もういいからね。
それにしても愉快です。

喜んでばかりいると天誅が下りそう。
真下にいるとスイカが落ちてきて気絶しそう。
Jより不運な女ですから。


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桃馬車に乗って

2011年08月29日 | 記事日記
 Jは左党で、長い結婚生活で、彼の特別好きな果物を気にする意識はわたくしの中にはありませんでした。

先日頂いた桃が想像以上の美味しさだったので、私が二個共頂いてしまいました。

「Jさん。今日Oさんから桃を頂いたの。美味しかったわぁ。あなたのは無いけれど、御礼を言ってね」

「何で!前のTさんの桃も君が食べてしまって、僕はお礼だけ言ったんだよ。どうして!どうしてそんな事をするの」

「Jさん。桃が好きなの?」

「僕はこの世で、桃が一番好きなんだ!」

「・・・」


言いたい事はあるけれど <それは私が悪かったわ>


「Jさん。桃のケーキ食べない?人気商品だから早く行かないと無くなるの」

「行くよ!もう開いてる?」

開店二分前に到着して、私のお気に入りの桃のケーキをゲットして来ました。

 

M先輩からこれはコンポートという作りなのだと教えて頂きました。

二人で暫く見つめていました。

「Jさん。これかぶりつかない?それが一番美味しい食べ方のように思うのだけれど」

「そうだね。そうしよう」

ものを知らない二人は、大きな桃を手に取って、エイッと同時にかぶりつきました。

わぁ。美味しい!

わたくしは二度目ですが前より美味しい。

かぶりついたのが良かったのだわ。桃そのものの果汁が、口の中を回転し始めました。

ダイナミックよね。

「う~ん。美味しい。行けるよね○ちゃん」

Jは本当に桃好きなのだ。もっとはっきり言っていれば、可哀相なことはしなかったのに。

後牛乳をごくりと飲んで終了しました。

フォークで、ティーでなかったけれど、Jにはこれがお似合いだわ。

二人っきりで、遠慮がなくて、素のままが心地よいコンポードシンドロームの惜しまれる夏。


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田舎にて

2011年08月28日 | 記事日記
 

 「?」

今朝玄関を開けますと、入り口近くに袋が見えます。

どなただろう・・

Jの作る野菜等はいかにも素人で、見るとすぐ分かるのですが、今、目の前に見えるのはとても素人作とは見えない立派な物です。取れたてのようで、まだ土が付いています。

「Jさん。野菜のお届け物・・」

私は夫を呼びました。

「ほんとだ。どなただろう・・」


届け主が分からぬまま、ナスの胡麻味噌和えにして食卓に上げました。

 

柔らかそうなピーマンは明日にでも炒め物に使わせて頂こうと思います。

きっと私達が裏で、少し野菜を作っているのをご存知ない方のお届け物だと思います。

明日からのウォーキングできっと送り主が分かると思います。


道すがらには兼業農家の方の畑が多く、立派な作物を見ることが出来ます。
夫もこの作物を見ながら、刺激されての手慰めを始めました。

定年後、趣味で始められたと思われる方の畑も見ることが出来ます。
皆さんとても熱心で、早朝姿を見かけない事がないほどです。

ナスは特に肥料を好み、追肥がポイントのようですが、お小遣いもそれらに消えていくことでしょうにと要らぬ心配をしています。

もうすぐすると切り戻して、秋茄子の収穫につながりますね。
秋茄子はもっちりとして、やはり美味しいものです。
そういう楽しみが、作る側の生きがいになって、夫も含めやめれないと言うことなのですね。

今日はどなたにお礼を申し上げていいのか分からないまま、ありがたく頂戴しました。


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父親似

2011年08月27日 | 我が家の伝言板
 今日はパソコンの立ち上がりが悪くて、のそっとした感じで困っています。
Vistaとの過渡期に買ったXPで、使用年数五年ですが、もう寿命でしょうか?
このパソコンが壊れたらブログの世界ともお別れですが、ひとつ夢があるのに残念です。

自治会の回覧板を家族の誰かが作らなくてはならない時、困るだろうなぁと思ってパソコン教室に通いました。
そのカリキュラムの中で、ブログを立ち上げる勉強をしました。
教えて頂いた事しか出来ず、最初と何も変わっていません。

壊れればお手上げです。
息子や娘に助けて貰いたい時がありますが、それぞれが遠く叶いません。

突然消えましたら緒先輩方、お許し下さいませ。ご挨拶の出来なかった不甲斐なさをここでお詫び申し上げます。


「しゃぶしゃぶしゃぶ♪」こう鳴く蝉を何というのですか?
夏のしゃぶしゃぶ。いかにも熱い感じです。今、残季を惜しむよう傍らで鳴いています。

夏生まれの夏子がもう一人の夏子を産みました。
娘とわたくしは一週間の違いで、しゃぶしゃぶ蝉のシャワーを浴びました。

私の価値観を踏襲した娘は、何処かに行ったきり戻らなくなりました。多分今はソウルにいると思います。
仕事の邪魔をしてはと思い、携帯は鳴らしません。
疲れているだろうと思うと自宅の電話も遠慮をします。

私の価値観を踏襲しなかった息子は、時々の報告の出来る子供になりました。
Jが喜びます。

「これからの期待はHだ!」と孫の名を叫びますが、私はまだ二人の子供の可能性にエール心を抱いています。
お腹を痛めた後遺症でしょうか?

晩節が良きものでありますように・・そのような母としての心境です。


蝉が鳴き止みました。
おや?パソコンも動きだしました。
今日を良しとし、自らもその晩節に向かい鍬を入れます。


「夏子さん頑張って」桃のケーキを買って、その日が来たら、娘の誕生を祝います。

「元気でいてね。おめでとう」の気持ちです。




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優しい桃

2011年08月26日 | 記事日記


「県警桃太郎」のお話をしていましたら、なんと大きな桃が届きました。
長野県産の自家菜園で取れたものという事で、呼び鈴を鳴らして下さった奥様の妹さんが、たった一本の木で収穫されたものだそうです。
大変な貴重品です。
ありがたく頂戴しました。

先日は山梨の桃、今日は長野の桃。故郷の土地土地の物をこうして味わわせて頂いて、何ほどのお返しも出来ていない自分を恥ずかしく思います。

生きていれば辛いこともありますが、思いがけず届けられるご好意は身に染みてありがたいものです。
ブログでも、お訪ねする度に拙記事へのコメントを送って下さる先輩方がいらっしゃいます。
ありがたいなぁと心から感謝しています。

おすそ分けを通して繋がって行くご近所のお付き合い。
コメントを通して繋がって行くブログの交流。

わたくしは「心」という不確かなもののようでいて、心が持ちうる「思いやり」というものの伝わりを深く信じています。
失敗や失態を重ねながらながらの細道ですが、死ぬまで勉強ですね。

個人の生活に置いては、息子家族との交流、めったに捕まらない娘との付き合い等を通して、心の置き所を学習して行きたいと思っています。

勿論Jとも。
敵も弱って来ました。
いつか捕まえて押し倒して「女桃太郎」になろうと思っています。


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カナは短く

2011年08月26日 | 記事日記


 カッコいい写真ですね。
プロの写真はどこか違います。

夫の野球チームでも息子のチームでもありません。
兵庫県警に誕生したおまわりさんのチームなのですよ。

屈強な体で、眼差しにも落ち着きを感じます。
昨日の朝刊で紹介されました。

警視庁に続き、二例目のチームになるそうです。
殆どが高校、大学の野球経験者で、今春発足しました。

勿論、非番、公休を利用しての練習になるようですが、強いチームになる予感がします。
日本野球連盟に加盟して、来春から公式戦出場を目指すようです。

名は「県警桃太郎」。
野球で培ったチームワークを現場で生かすことも鍛錬の一環のようです。


さてJに聞いてみました。

「Jさん。あなたがまだ若くて、県警に野球チームがあったら警察官募集に応募します?」

「・・僕は・・だめだね・・警察に捕まる・・品行方正じゃないから・・」

「・・・」

<そうよね。やっぱりだめだわ。あれでしょ・・これでしょ・・そっちもよね・・>

Jは自分をよく知っている。

もういいから還暦チームでがんばりなさい。


たそがれは以外と早くやって来て、人生短しのひぐらしの声。


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マジョリン先輩の投稿に寄せて。
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夏子の夏

2011年08月24日 | 記事日記
 遠雷があり、夕立が来るかもと不安がよぎりましたが、急いでいる用事があり、二階の窓は開放したまま外出しました。
五時半頃、地を打つ大雨です。
Jのほうが帰るに早いと思って連絡を入れ、窓が開いていることを告げました。
時(とき)すでに遅し。雨が部屋に入り、窓ガラスにも、激しく打ちつけた後が残っていました。
窓拭きはJの仕事で、二階ともなれば中々大変です。
少しの雨でも雨戸を閉め、用心して来ましたが、昨日は大失敗でした。

こんな事を挟みながら、失敗を学習しながらの生活者ですが、その割にほめられたところが無いのもどうかと思います。

気分買い、無駄買いの例は多く、頭を抱える事になりますが、そんな中、手を出しては引っ込めるものに入浴剤があります。
いじらしいですね。

あの柔らかい香りと、色に包まれて身を沈めたら、幸せだろうなぁと思いながら「いえいえ贅沢だから」と諦める事になります。
そんなわたくしに今期、この入浴剤のプレゼントがありました。
いろんな種類の詰め合わせで、数にして80個あります。
夏バージョンのサッパリ系のようで、とてもありがたい贈り物でした。

 

頂いて嬉しく思われた物などをお聞きして、これからお贈りすることの参考にさせて頂きたいところですがコメントの無い悲しさです。

夕立を何回か繰り返しながら、最後に天を裂く稲妻と爆音を発して、夏は去っていくのでしょうね。
律儀な夏はしっかりと挨拶をして、秋との交代を告げます。
サッパリとして、いい性格です。まるで入浴剤のよう・・こんなことを考えながら、この夏ひとつ歳をとったわたくしは、もっと賢くならなくてはと、また頭を抱えました。


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旧友

2011年08月23日 | 記事日記
 ブログ以外の実生活の中で、新しいお友達を作るという事は段々難しくなって来ました。
趣味のサークルに入るなり、ボランティアに参加すれば、容易なことなのかも知れませんが、諸条件で中々困難である事も否めません。

そんな中、忘れずに付き合ってくれるのが、古い友人です。
昨日も小学校で出会って、五十年をゆうに越えた友だちから電話がありました。

「○ちゃん、元気ぃ?」 私より元気いっぱいの彼女の声が聞こえます。

「元気よぉ。ブログで近況分かってくれているよねぇ」

「分かってるよぉ」


Jが出掛けて留守でしたので、遅い昼食にインスタントラーメンを作ったところでした。

「外国行ったぁ?」

「行ったよぉ。イタリアの近くの国。綺麗な所だったわ」

もう行く所が無いほどに出国している彼女から聞いた名前は、旧ユーゴスラビアが分裂したひとつの国でした。


「思い出アルバムがまた膨らんだわね。素晴しいわTちゃん」

「○ちゃんだって、Jさんと楽しくやってるじゃない」

「レベルが違うわ。こちらは民宿よ」

キャッキャキャッキャ笑いながら、彼女には見えないラーメンを何度もかき回し、孫の話、おばあちゃんの話、わたくしの母の話等でラーメンはすっかり伸び切り、すでにお椀には一滴のお汁も無くなっていました。

「お互いにリタイアした主人がいると出にくくない?」と言いながら、「またお茶くらいしましょう」と言い合ってお終いにしました。


友よありがとう。 そんな心境です。


ドボン。
夜、風呂につかりながら思いっきり腕を伸ばしてノビをしました。
成長過程の自分だけれど「ダメでいいよね」と素直に言えて「いいよそれで」と答えてくれる友がいる。

七歳からの私を知って・・・いてくれる。

 


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旅人

2011年08月21日 | 記事日記
 まだこれくらいでは夏は行かないとは思いますが、畑は確実にその様相を示しています。

 
 

我が家の家計の一助を担ってくれた野菜達です。
もう暫くで、孫にも送ったトマトともお別れです。
終わりに近づくと、作ってくれた夫にも、感謝の気持ちが深くなって来ます。


行く夏と交錯するように、ぶどうが出回って来ました。

 

住まいの裏山はぶどう園で、友人の奥様が手広く出荷されています。
わたくしも毎年決まった所に発送をお願いしています。
「藤稔」と言う品種の大粒形で、この品種の後にピオーネが収穫されます。
どちらも少し持ち味の違う、美味しいぶどうです。

Jがお支払いに行くと、「藤稔ではありませんが・・」と言ってまた頂いて来ました。
はち切れそうな瑞々しさです。


次々と、旬が移り変わり、季節は流れ行くものを実感します。

行き交う人もまた旅人・・
一粒の実を見つめながら、道とは孤独と愛がその全てではないかと確信します。


ただ頂いたぶどうですのに、口の中ではじけ飛ぶ新鮮さが、私の琴線を打ち鳴らしました。
ぶどう恐るべし。秋の近しの紫色の知らせ。


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パンに書いたラブレター

2011年08月16日 | 記事日記


 「○さん。死ぬのを待っているのよ」

「まぁ。そうですか」

こんなやり取りをして、Jの母は旅立ちました。
九十六歳の春のことでした。

初盆の今年の行事も終え、最愛の息子が、頂いた供物をお配りするため出掛けました。

末っ子とおばあちゃんは、深い愛情で繋がっていたと思いますのに、表面はサラリとした関係でした。

Jを信頼し切っていたのだと思います。


「ご苦労だったね。○ちゃん」

ここのところ夫の朝の日課になったコーヒーを入れながらJは言いました。

 

「どう?」

「美味しいですよ」

「○ちゃんもう一枚トースト食べない?」

「・・後半分なら」


「ハイ。お待たせ」 <なにコレ> 「僕の気持ち」

「Jさん。一本多い」

「それはね。愛情が多いって言うこと」

 

Jは淋しいんだ。
折に触れておばあちゃんを思い出すんだなぁ
これは彼岸に帰った、九十六歳のおばあちゃんへの送り状だと思いました。

M先輩がJは「天真爛漫」と評して下さっていますが、ちょっと変わった爛漫息子ともう少し付き合いますからと、わたくしはエイッとトーストにかぶりつきました。


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エンドレス

2011年08月15日 | 我が家の伝言板
 嫁のYちゃんも一生懸命子育てをしています。

久方振りに出会ったわたくしの姪のAちゃんも、一生懸命幼子二人の子育て中です。

物静かな、おとなしい姪ですが、会う度に綺麗になって、「頑張るのよ」と心でエールを送っている自分がいます。

手を焼く時もあると思いますが、特に弟にはお兄ちゃんを立てるように配慮をして、小さい時から絆を深める努力をして下さい。

上の子は背負うものが多くあります。

お兄ちゃんだからではなく「いつもありがとう」の親の思いが必ずよい方向に働くと思います。

失敗を多く重ねたわたくしが、今ならそうしただろうと思うことがたくさんあります。

兄を立てながらも、平衡の愛を惜しみなく与え続けて下さい。

命を生み出すと同時に、難しい子育てに挑戦して行くことになりますが、お母さんは偉大です。

大いにマザコンを育てて、父を愛する子供にして欲しいと願います。

伯母もまだまだ、未成熟の子育て中です。

Aちゃんに抜かれるかもしれない。

いつもいつでも教えて欲しいと思っています。

 


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居酒屋「ぎっちょん」

2011年08月14日 | 記事日記
 わたくしだけかも知れませんが、家庭で難しいのが焼き鳥だと思っています。
決して酒飲みではありませんが、炭焼き鳥が食べたいなぁという時があります。

今日はお盆だし、私のスペシャルディーだと言われているし、少しはり込みましょうか(関西弁で、贅沢しましょうかと言う意味です)と言うことで、専門店で、炭焼きの串を頼んで、家で食べる事にしました。

ビールなら、ガンガンに冷えたのがあります。外よりうんと安く済みますので、居酒屋気分で結構美味しく、満足しました。

 

スッパ! 
500ミリ缶が音を立てて開きます。
何でこんなに大きな缶を開けるのですか?
私なら、350を半分でいいのですよ。

「美味しいね。君。飲まないの?どうして?君の為に開けたのに・・」

「・・・」


 ~間~


「貰っていい?(ビール) 焼き鳥、美味しいよね」


 ~間~


「ごちそうさま」私は席を立ちました。

「どうして・・もういいの?こんなに美味しいのに」

スッパ! スッパ!

「?」

 ~間~


「○ちゃん。美味しかったね。こんな事、時々したいよね」


Jは焼き鳥とビールのどちらを言ったのだろう。
焼かれた鳥が、クククと笑ったような。
真夏の夜の騙され上手。


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小さな夏休み

2011年08月14日 | 記事日記
 「肉じゃがが食べた~い」
食べたい攻撃で始まった、Jの夏休みです。

煮物と豆腐があればおとなしくなりますので、糸コンも買いに走ることもなく、鍋にいっぱいの肉じゃがを作りましたら、的中、おとなしくなりました。

 

仏様になったおばあちゃんの前で、チビリチビリ焼酎を飲みながら、高校野球を観戦しています。

わたくしは、闘魂の二文字を背中に負ったJが、愛棒にアルコールをすり込んで、バッターボックスに立っているのではないかと疑念を抱いていますが、
真のノン兵衛は、それは惜しくて出来ないでしょうから、わたくしの炎天の妄想かも知れません。

この夫に「大酒院棍棒(こんぼう)居士」の戒名を生前贈与していますが、夫はいたく喜んで吹聴していますので、果たしてつける薬がありません。


それでも朝のひと時は楚々とした爽やかさもあります。
吊り忍ぶにも新芽が付いて可愛い風情で喜ばせてくれます。

  

お盆の中日(なかび)。

「日頃の感謝を込めて今日は君の日にするからね。。僕は一滴も飲まないよ。何処に行きたい?
このコースはどうだろう。×△○◎。・・そう気に入らない?
じゃこれは? ◎●▲×・・これもだめ?
よく考えておきなさいよ」

 

行く気満々のJは私の愛車を洗い始めました。
と言うことは帰りは助手席で、夢心地なんだわ。
「ゴメン飲んでしまった
お決まりのセリフも聞こえます。

一番会いたいのは孫のHだけれど、少し遠い。
映画館も人でいっぱい。

ひとつだけあった!あそこにしょう。
思い切ってこのパソコンを閉じることに致します。


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半期終了

2011年08月12日 | 我が家の伝言板
 村の渡しの船頭さんは 今年六十のお爺さん♪
と言う唱歌が小さい時から印象的で、六十歳はお爺さんなのだとずっと長く思い込んで来ました。

Jを見ると、それが感じられません。
早朝六時四十分、野球のユニホームに身を包んだ夫は、大きなスポーツバックに愛用品を詰め込んで、お迎えの車に乗り込んで行きました。
昨日の試合は遠征です。

「行って来るよぉ」わたくしが返事をするまで、同じ事を言っています。
メンドクサイので、返事をしないでいますが、ウルサイので「ハイ」と言うと出て行きます。
昨日は最高気温が出たのではありませんか?
全て今年六十をゆうに越えたお爺さんばかりですよ。どうして皆さんそんなに元気なのですか?


「ただいま!○ちゃん。○ちゃん」

<えっ。早っ>

「なんですか

「頂いたよ。ホラ」

「わっ。ホントだ

 

お盆に合わせて、下さる方があります。Jは幸せ者です。


明けて今日、朝の果物に良く冷えたリンゴを出して来ました。
いつもよりちょっと上等の綺麗なリンゴでした。

リンゴちゃん。

 

私はニューヨークにおられるあの可愛いリンゴちゃんを衝撃的に思いました。
昨日買ったこのリンゴ。今朝見ると一層可愛い。
マジョリンさんが愛してやまないお孫さんのセカンドネームです。お会いになりたいだろうなぁ。

わたくしも六十を越えたお婆さんになって、一人の孫を頂きました。
万人の方が言われる孫の可愛さを感じています。
段々少女らしくなって行かれるリンゴちゃんへの思いは、空を飛び(笑)、海を越え、摩天楼の頂きからそのお姿を求めるほどに大きいものだろうと想像します。
スパッと切って頂きましたが、上等のリンゴはいつもよりはるかに美味しく、しばし勝るものはありません。


ピンポン~♪
余韻も覚めやらず涙ぐんでいる時、呼ばれるベルに駆け出しますと、今度は驚くほどの大きなゴーヤと対面しました。

 

「おはようございます。こんなに大きな物が取れたのですか!」

いつもいつもさりげなく、長い長い年月、良くして下さるHさんが、割り箸より長い取れ取れをお届け下さいました。
花も野菜もお料理も、Hさんにかなうものが何もないわたくしは、今回もこの立派さに驚嘆してしまいました。

ゴーヤの日よけの効果、カボチャも日よけに上に這わせることが出来る事など教えて頂きました。

「ガボチャがぶら下がるのですか?」
「そうよ。結構大きのが五個くらい取れたわよ」

楽しいお話に私が引き止めてしまいました。


伝統地場産業のある三木市は、明日からお盆休暇に入る事業所が多くあります。
ご近所も帰省ラッシュに賑やかになります。
Jの野球もお休みです。
さて、リンゴちゃんを遠くに思われる先輩同様、我が家のシッポもつかめない娘は帰るのでしょうか?
これを見てたら連絡下さい(笑)


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