・・・庭には「毬(まり・鞠)状」になった「紫陽花」が咲いた・・・去年よりは見応えがあるが・・・あのネのネッ・・・アアアアアッ、「アジ・サ・イ」です・・・「紫陽花(あじさい・あぢさゐ)=ハイドランジア=アナベル」は元々が「日本が原産地のハナ」らしく・・・「ガク-アジサイ(額-紫陽花)」・・・どうして「額(ひたい)=客(宀各)+頁」+「紫陽花」なんだか?・・・「客(キャク・客人)は頁(ページ・一ツ目のヒト・大貝=おおがい→鷗外?)」 or 「ウは夂(おくれる・後から行く・降りる・チ・シュウ・夅=夂+ヰ=降)」or 「ウは夊(スイ・すいにょう・ゆき・ゆっくり・忍び足でゆく・引きずりながらゆく)」・・・
「額田の王(おほきみ=於補記視)」・・・
「天武天皇の愛人(采女・巫女・十市皇女の母)」、
「天智天皇の妾」・・・
「宣化天皇-火焔皇子-阿方王-額田鏡王-額田女王」?・・・
「藤原鎌足の室となった鏡王女の妹」?・・・
「鏡王の娘(額田王)」?・・・
「額田(女)王の娘、
十市皇女は弘文天皇(大友皇子・天智天皇の息子)の妃」・・・
↓↑
「額(ひたい・ぬか・ガク)・金銭上の数値(金額・定額)・壁、門などに掲げる書き物、看板、額字・物の量」・・・
「牌字・額字 寺院の山号,寺号, 室号,軒号など諸堂に掲げる額字を大書したもの」・・・
「扁額(ヘンガク)・建物の内外や門、鳥居などの高い位置に掲出される額(ガク)、看板 であり、書かれている文字はその建物や寺社名、あるいは名言」・・・
↓↑
茜指す紫野行き
標野行き
野守は見ずや
君が袖振る
(巻1・20・額田王)
紫の匂へる妹を憎くあらば
人妻ゆゑに我恋ひめやも
(巻1・21・大海人皇子)
君待つとわが恋ひをれば
わが屋戸のすだれ動かし秋の風吹く
(万葉集 巻4・488・額田王)
熟田津(にきたつ)に船乗りせむと月待てば
潮もかなひぬ今は漕(こ)ぎ出でな
(万葉集 巻1・8・額田王)
↓↑
ここで「紫陽花のガク」は本来は「萼(ガク・萼・calyx)=花冠(花弁、またはその集まり)の外側の部分・萼の個々の部分を萼片(ガクヘン・ sepal)・花弁(花びら)の付け根(最外側)」のコトだろう・・・
紫陽花は「中心に集まっている小さな蕾(つぼみ・蔀・莟)のようなものが花びらで、その外側にはガク(葉っぱが変化した花を守る部分)が大きな花びら(四枚)のようについている・花序の周辺には4~5枚の花びら(萼片)からなる装飾花」・・・
「ガク-アジサイ(額-紫陽花)は、
ユキノシタ(虎耳草=コジソウ・雪の下・雪の舌)科
アジサイ属に分類される落葉性の低木
アジサイの原種の1つで
日本の本州以南の海岸沿いに自生し、
樹高は1~2mほどに生長
実は蒴果(サクカ=熟すると下部が裂け、
種子が散布される果実・裂開果)」
「蒴果(サクカ)=雌蕊の中が放射状に複数の仕切りで
分けられ、果実が成熟した時は
それぞれの部屋ごとに
縦に割れ目を生じ
芯皮の数だけの割れ目ができる
スミレなど
孔開蒴果=成熟すると、果実の決まった場所に穴が開く
蓋果=果実の上の部分が蓋のように外れる
オオバコなど」・・・
花言葉は
「ホン-アジサイ」は「移り気・浮気・高慢」で、
「ガク-アジサイ」は「謙虚」?・・・
「あじさい=阿字作意」?・・・
『万葉集』では
「味狭藍(あぢさゐ)」、
「安治佐為(あぢさゐ)」、
平安時代の辞典
『和名類聚抄』では
「阿豆佐為(あぢさゐ)」
の字をあてる・・・
花の色がよく変わることから「七変化」「八仙花」とも・・・
「花言葉」は
「辛抱強い愛情・一家団欒・家族の結びつき」
語源は
「藍色が集まったもの」を意味する
「あづさい(集真藍)」がナマったものとする説・・・もあるらしい・・・
「毒性・・・青酸配糖体の量や種類には品種による差があり
食べて
吐き気・めまい・嘔吐・顔面紅潮
といった症状が現れ、
2~3日で症状が治まる」
「薬効・・・アジサイの品種から、
フェブリフジンが単離
嘔吐の副作用を克服する誘導体として
ハロフジノンが
マラリア治療薬として認可
自己免疫疾患など他の治療薬としても効く」
↓↑
漢字表記の「紫陽花」は、
唐の詩人
白居易が
「ライラック(Red Lilac)」・・・和名が
ムラサキハシドイ(紫丁香花)
ハナハシドイ(花丁香花)
に付けた名で
平安時代の
源順(みなもと したがおう)が
この「あじさい」に
「紫陽花」の漢字をあてところから、
誤まったまま広まった・・・
草冠(艸・艹)の下に
「便」を置いた字があるらしく・・・検索で発見した字は
↓↑ 「箯=竹+便=担架」
↓↑ 罪人運搬用の「駕籠・駕篭」?
『新撰字鏡』にはみられ、
「安知佐井(あぢさゐ)」
「止毛久佐(あぢさゐ
↓↑ トモクサ)」・・・訳妄句作?
↓↑ ケとめ、比差示句、たすける?
の字があてられている
アジサイの葉が排便後の尻拭きに使われ
止毛久佐(トモクサ・シモクサ)とも読む・・・?
アヂサヰ(あぢさゐ)の別名として
「またぶりぐさ(言塵集)」があるらしい・・・?
↓↑
「シーボルト」・・・・・・・・・・・施福多
は
この品種を「H. otaksa」と命名・・・おたくさ
植物学者の
「ツッカリニ」・・・・・・・・・・・椄通化理似?
と共著で
『日本植物誌』を著した際に
アジサイ属 14 種を新種記載・・・
シーボルトはアジサイ属の新種に
自分の日本人妻
「おタキさん=愛妾の楠本滝(お滝さん)」
の名をとって
「Hydrangea otaksa」と命名したが、
「Hydrangea macrophylla」と同種であった
・・・後、二人の間の娘、「失本イネ」は改名を指示され、
「楠本伊篤(くすもと いとく)」と改名・・・
↓↑
言問はぬ木すら味狭藍
諸弟(もろと)らが
練の村戸(むらと)に
あざむかえけり
(大伴家持 巻4 773)
↓↑
紫陽花の
八重咲く如
やつ代にを・・・にを?
にをいませ・・・にをい?
わが背子
見つつ
思はむ(しのはむ)?
(橘諸兄 巻20 4448)
↓↑
「言問はぬ木すら
味狭藍(あぢさゐ)
諸弟(もろと)らが
練の村戸(むらと)に・・・練の村戸?
あざむかえけり
(大伴家持 巻4 773)」
訳
「ものを言わない木でさえ
あじさいの(色)のように
移り変わりやすい
諸弟たちの
巧みな言葉に
だまされてしまった」?
・・・「手管に長けた村戸に
心変りが早い諸弟らが
欺かれてしまった」?
↓↑
「安治佐為(あぢさゐ)の
八重咲くごとく
八つ代(にを)・・・に、を?
(にをい)ませ・・・匂い眞施
・・・にほひ=美しい色あい・色つや
我が背子
見つつ偲ばむ
(巻第二十 4448番 橘諸兄)」
↓↑
「紫陽花の
八重咲く如
やつ代
に・・・・匂い
を・・・・於意眞施
い・・・・老いませ・負いませ・追いませ?
ませ・・・増せ・益せ?
わが背子
見つつ思はむ(しのはむ)
(橘諸兄 巻20 4448)」
訳
「あじさいが
幾重にも重なって咲くように
いつまでも
健(すこやか)やかで?
いてほしい
この花(orわが背子?)
を見ながら
あなたを偲ぼう」?
↓↑
我が背子=親しい男性を呼ぶ語
女性が夫・恋人を呼ぶ語
母から子
姉から弟
男性から男性に用いることもある・・・
ーーーーー
痾(ア)=疒+阿=やまい・こじれた病気・ア
旧痾・宿痾・沈痾
沉痾=重い病気
宿痾=長い間患っている病気
「屙屎送尿(アシソウニョウ)」=「大小便」
「着衣喫飯(チャクエキッパン)」=「衣食飲」
「疲れ(困じ)来れば即ち臥す」
「愚人は我を笑わん、智は乃ち焉を知る」
↓↑
遖(ア)=辶+南=あっぱれ・賛美する辞(国字)
すばらしい・みごとである
↓↑
朙(ア)=囧+月=メイ・ミョウ・ミン
あかり・あかあるい・あかあるむ・あかり・あかるい
あかるむ・あからむ・あきらか・あける・あくる
あかす
↓↑
誒(ア)=感嘆詞(訝って人に呼びかける時の)おい・やい・やあ
「誒=嘆聲」=大聲狂笑的
↓↑
譆(ア)=嘻=言+喜=うめき・キ・イ・ああ
譩譆=イキ=足の太陽膀胱経45番目の経穴
「譩」=痛いときに発する声
胸がつかえて出るため息
譆(ア)=ああ~と、 嘆き、恐れ、嬉しさなどを発する声
↓↑
閼(ア)=とどめる・ふさぐ・塞ぐ (アツ)・終わる
匈奴の王妃 (エン)、閼氏
アチ・エン・アツ・ア
閼与(山西省-和順県)
↓↑
擭(ア)=手+隻=ああげる・ああがる・あげる・あがる
キョ・ワク
臘 虎 膃 肭 獣 猟 獲 取 締 法
(らっこ おっとせい りょうかくとりしまりほう
明治45年法律第21号)
↓↑
唉(ア)=ああ・ああおお・いやいやこたえる・溜め息
カイ・キ・アイ
「アイヤー」・・・「唉呀!我的媽呀!」
ーーーーー
・・・???・・・紫陽花(シヨウカ)・・・