暖かく短い秋があっという間に通り過ぎて冬になり、日本海側や北海道は異常な降雪量に見舞われている。それにひきかえ、関東は11月末から40日以上も雨が降らず、先週1日だけ雷雨だったが、引き続き真っ青な空を楽しめている。
巳年の2025年、新年あけましておめでとうございます!
この春で、鎌倉に移り住んで丸5年になる。早かったなような、ゆっくりだったような。。
コロナ禍の人気のない静かな鎌倉を体験し、今ではほぼ毎日インバウンドはもちろん、すごい数の観光客がひしめき合っているのだが、材木座は観光客が押し寄せる場所ではないので変わらずにとてもゆったりとした時間が流れていてる。というわけで、私はこんな鎌倉(材木座エリア)がますます好きになってきている。
毎年正月二日には、材木座海岸で「舟おろし」という漁師たちの新年の船出の儀式がある。大漁旗に飾られた漁船が港に勢ぞろいし(といっても小さな漁港だが)、これから一年間大漁続きであるように、事故もなく安全に働けるように、「船霊(ふなだま)様」という船を守る神様に祈る。
それぞれの船の上から船主たちがミカンや駄菓子、五円玉、十円玉を集まった人だかりに向かって投げる。日ごろお世話になっている海にお礼の心をささげているそうだが、子供たちは大きなザルや袋の口を広げて、それらをキャッチするのを楽しんでいる。ミカンが美しい黄金色であることからその黄金がまた1年間の漁によって返ってくるようにとの願いもあるそうだ。
そして今日11日は材木座海岸で「どんど焼き」、関西では左義長と呼ばれる、正月飾りを燃やして年神様を見送る伝統行事の日だった。
青空の下、雪帽子をかぶった富士山もくっきりと美しい。神楽や神事が延々と続き、人混みが嫌いな愛犬ガブロが帰ろ!帰ろ!とひっばるので残念ながら肝心の火がつけられるまでは見学できなかった。
今日は消防団のメンバーも海岸で勤務兼、園児達を消防車に乗せたりのボランティア。友人の40代の友達は紅一点の女性団員。婚活目的で入団したのに、妻帯者しかいないとずっとぼやいている。
ところが最近、女性団員がもう一人入ったよ!と嬉しそうに言っていた。よく聞いたら、こもも丸の船長さんだった。
↑こちら、可愛い船長さんでしょ?時々ガブロの散歩中に魚介類買います。昨秋ハマグリを買った時のショット。パスタにしてめちゃくちゃ美味しかった〜
数年前にもタコを買った時の記事を書いたけど、昨年はタコが絶滅したのか?と思うぐらい釣れなかったそうだ。
二人で婚活ガンバレ!だけど、独身男はどこにいるんだ?
そして、今日海岸で初めて出会ったガブロにそっくりな4ヶ月のミックス犬のクマ。いや〜可愛かった↑
で、本日のガブロはこちら↓
いまだにビビりだけど、見た目はたくましくなったものだ。
横浜の中華街で買い物があったので、正月の賑わいが怖かったけれど意を決して先週行ってきた。
神戸の中華街・南京町の何十倍もある大きな中華街。鎌倉に住み始めてから何度か訪れたが、いまだに地図が頭に入らない。
「関帝廟かんていびょう」は三国志の代表的英雄(関羽かんう)を祀っている。神戸生まれの台湾華僑だった私の家では、小さい頃からお正月には必ず家族で楠公さん・湊川神社に初詣に行き、そのあとは関帝廟にお参りに行っていた。
神戸の関帝廟は南京町から離れた山手にあるが、横浜では中華街の中にある中華学校の隣に建っており、その絢爛豪華さにはびっくりする↑
横浜の華僑の数と寄付金の多さが如実に現れている、というのかな。
↓横浜中華街に、神戸物産が経営している業務スーパーがある。珍しいものを売っていて面白いので、毎回中華街に来ると店内をぶらぶらする。カルフォルニア産米のカルローズは以前から売っていたが、今回は、今まで見たことなかったオーストラリア米、台湾米まで並んでいた、昨年の日本米不足のせいかな??
小腹が空いたので、5年前に地元の友人が連れて行ってくれた、いつも行列のできている水餃子で有名な山東料理のお店で軽食。
おすすめメニューを見て笑った。その数日前に私がお正月料理として友人達にふるまった「真珠丸子・チンツーワンツー」が、「パールだんご」としてメニューにあるじゃない!日本ではそう呼ばれているのかな〜?料理教室に来てくれていた生徒の皆さん、懐かしくない?
真珠団子を「もち米シュウマイ」と名付けている店もどこかで見かけたけれど、それはちょっと違うよな、と思っていたので、なんだか嬉しかった。
↓こちらの店のもち米シューマイの方が、中身は正統派だと思う。
こちらが、お正月に作った我が家の真珠丸子↑
美味しい話をもっと書きたいので、今日は短めでやめておきます。
皆様のご健康とご多幸をお祈りしつつ、今年もよろしくお願いいたします。
そして明日は、初めて金継ぎに挑戦してきます!