チャオ・ダル・マーレ  CIAO dal MARE    (旧キッチン・マーレ)

Eat Well・Drink Well・Live Well
美味しく食べ、楽しく飲み、素敵に生きよう!

X’masはすぐそこ

2013-12-20 | グルメ色な日記

ロンドンが真下に見えてきた。まだ午後4時前なのにこの暗さ?

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気温は今のところ10度前後であまり寒くはないが、日の出が8時、日の入りは3時50分!短い日中は全く太陽が出ない曇天、その上必ず雨が降り出すのでとっても気が滅入る。X’masがなかったら、この暗い冬を超すのは強い精神力が必要だな。

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到着して1週間、今日初めて太陽が出た。88番のバスの二階に乗って、中心街に行く間のショットをいくつか。ホースガードも赤いコートの冬服になってる。
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サンタのリキシャが急ぐ先は、近くにあるイギリス最大のおもちゃ店Hamley's だった。
街はX’masの買い物客でごった返している。欧米では家族、友人、なじみの郵便配達人まで、それこそみ~んなにプレゼントをあげるのでそりゃ準備が大変。

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通りや地区ごとにデコレーションやイルミネーションを統一しているので、とても奇麗だ。

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雨で濡れた道路にイルミネーションが光ると、こんなに効果があるんだね。

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東京でいえば銀座、リージェントストリートのデコレーションは、トナカイの角のようにも見えるけど、有名な’12 days of X’mas’の歌が絵のテーマ。

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欧米の冬の風物詩は、街のいたるところに現れるスケートリンク。自然史博物館の中庭にまで出現していた。もちろんもう一つの風物詩、メリーゴーランドも一緒に。

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今回はとりあえず食べ物ぬき、ってことで、美しいロンドンの街の景色をお届け。

ところで、今日はあんなに晴れて喜んでいたのに、やっぱり夕方から雷雨になってすっかり濡れてしまったよ。。。


和食ばんざい!

2013-12-11 | グルメ色な日記

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いよいよ明日ロンドンに戻る。日本滞在最後のブログは和食について書こうと決めていた。そしたら数日前、和食がユネスコの無形文化財に選ばれたという。そう、和食は日本の食材と日本人の知恵、美的感性が見事に融合した産物だと思う。

帰国中色々な料理を食べたが、欧米料理には以前ほど惹きつけられなかった。イタリアン、フレンチ、スパニッシュ、どこも同じようなものしか出さないから。今のロンドンには、レストランビジネスへの投資資金とともに、腕の良い優れたシェフも世界中から集まってきている。だから日本人の「イギリスはまずい!」という先入観とは裏腹に、あちらでセンスの光る美味しい料理をたくさん食べてきた(ま、いまだロンドン外ではまずいかもね)。そのせいなのか、日本の欧米料理は所詮モノマネの域を出ないから物足りない。そりゃ超高級店に行けば話は違うんだろうけど。

そういうわけで、滞在中の後半はほぼ和食三昧。その中でも特に気に入った神戸の和食店を二軒紹介しよう。どちらも夜しか営業していないが、美味しいので何度も通ってしまった。

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南京町のはずれにある鶴のひとこえは、食べログでいつも高得点を取っている。2年ほど前からずっと行きたかったのに予約がなかなか取れず、ようやく今回行くことができた。

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高級居酒屋というのか、居酒屋のイメージが変わる目新しいメニューがここには一杯ある。新鮮な魚介はもちろん、野菜料理も豊富だ。カウンターに座ると、調理法を一から見ることができる。ほとんど下準備をしていないようで、茄子と海老のあんかけを注文したら、まず茄子を切るところから始まった。↑この料理は予想外の姿で出て来た。揚げ茄子に海老のあんかけがかかってるものかと思ったら、とんでもない。ごはんにかけてもいいんじゃないかっていうような野菜たっぷりのあんかけ料理。

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↑穴子ともち米の茶巾蒸しなんて、見事なコラボ。↓温野菜の豆乳ソースかけも彩りが実にきれいだ。里芋とたこの煮物はびっくりするほど柔らかく、たこと海老のぬたも色々な野菜が入ってる。

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器も味があり、お酒がすすむ。大将のそっけなさをとても感じのいい女将のサービスがカバーしている店だ。

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北野坂のふもとの路地に佇む音音(ねね)はまさに隠れ家レストラン。ワインと和食がコンセプトの店だ。L字型カウンター席しかない店だが、その中の調理エリアは黒いおくどさん風に仕上げてある。

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店の外のガラス壁には水が流れているのだが、カウンターの上にも水を流していて、とても落ち着く。

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魚も肉も、何を食べても美味しい。アラカルトもいいが、色んなものが楽しめるコースがオススメ。

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吉兆出身のシェフがいるのかな?と思わせる正当派和食で攻めるだけでなく(聞いたら一人はそうだった)、蟹とカブラのスープや赤ヤガラなんていう珍魚を使った料理が洋風のプレゼンテーションで出て来たり、フォアグラの茶碗蒸しなんて絶品。わって驚くような料理を次々と出してくれる。

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ワインリストもヨーロッパとニューワールド(アメリカ、オーストラリア、南米、南アフリカ)を網羅していて、グラスで注文できる本日のワインの種類も8種類ぐらいはあり、ワイン好きを楽しませてくれる。

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豚肉のグリル↑と神戸牛のいちぼステーキ↓

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コースの〆には、今日の魚の漬け丼、烏骨鶏の卵かけ御飯、鯛茶漬けの中から一つ選ぶ。どれも捨てがたく、運良く三人だった時は3種類ともオーダーして回し食べしてしまった。どれも美味だったよ~。肩肘はらずにレベルの高い和食とワインが楽しめる音音。この秋一番のみっけものだった。また来年帰ってきたら、お邪魔します。ごちそうさま!

それでは、次回は冬のロンドンからのお便りということで。お騒がせし、お世話になった皆さん、どうもありがとう。いってきまーす!


もみじ~美しい日本

2013-12-03 | グルメ色な日記

ブログが全然アップされてないやん!って声が耳に突き刺さりまくってる。帰国後三ヶ月、遊びほうけた。ノースリーブに始まりダウンへと、猛暑、台風、短い秋、冬、とめまぐるしい季節の変化を楽しむことができた。こんなに四季に恵まれた国はないね。そして言葉、しきたり、文化、芸術、感性、食べ物、季節、といった色々な日本美を再認識した滞在だった。
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11月末、NYに住む友人A子ちゃんが神戸に遊びに来た。いつもskypeで話しているから、まさか6年も会っていなかったとは思わなかった。六甲山まで行く時間がなかったので、知人の勧めで布引からロープウェイに乗ってハーブ園に行ってみた。こんなに街から至近距離で美しい景色を楽しめるんだ。紅葉のきれいだったこと。
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富山出身のA子ちゃんと米国人のダンナKenは大阪のたこ焼きは食べたことはあるけど、だしにつける明石焼、別名玉子焼きは食べたことがないっていうから、おやつはこれにした。私も1年ぶりぐらいかな。いつ食べても美味しいね。そして夕食は焼鳥屋。東京よりずっと美味しい、って言ってもらえてよかった。
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Img_3528 翌日二人は京都に行くというので、建仁寺の雲龍と双龍を見に行けば?と勧めた。というのも先月いつものメンバーで京都一泊旅行に行った時、ちょうど閉館時間で入れなくて私が行きそびれたから。で、食べるの大好きな二人はこれまた私のオススメ通りに夕方祇園の豆水楼でお豆腐懐石を食べたあと、帰り道に大阪駅構内でだるまに串カツを食べに寄った強者。そして最終日は、新幹線で食べるためにいすずベーカリーでしこたまパンを買いこみ、一貫楼で豚まん(玉ねぎが多くなってて味がおちてた)、南京町で北京ダックサンドも買い、そして後悔しそうだから、とお好み焼きを食べて帰って行った。えいこちゃんは42歳でデルタ航空のCAになったのだけど、(私には40過ぎでCAになった在米日本人の友人が二人もいる!)、五十肩と戦いながらよく頑張ってるよ。今回もNY-成田便勤務の合間の関西旅行だった。

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そして先週末、ようやく私も建仁寺に行くことができた。ここは京都最古の禅寺だそうで、石庭は龍安寺よりも簡素だが、なかなか良い。襖絵の雲龍図は桃山時代のものを高精細デジタル複製したものだが、天井画の双龍は創建800年を記念して2002年に描かれたものだとは知らなかった。いずれにしろ、素晴らしい絵だった。

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Img_3560 口から南無阿弥陀仏の仏六体が出ている空也上人像(娘や友人によると教科書に出ているらしいが、日本史が大嫌いだった私は覚えてもいない)を見に六波羅蜜寺に行き、紅葉客で大混雑している高台寺近くの甘味処、洛匠でめちゃくちゃ美味しいクリームあんみつを食べた。シロップたっぷり、白玉嫌いの私も納得した白玉、寒天もあずきも絶妙だった。ここには小さいながらとても素敵な日本庭園があり、池にはバカでかい、という言葉がピッタリの80cmはゆうにある錦鯉が泳いでいる。洛匠の草わらび餅は絶品で、伊勢丹とかでも買えるから是非一度お試しあれ。

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京都ならではの湯葉のおうどん。こちらも高台寺のあたりで先月食べたんだった。

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Tちゃんは比叡山坂本に住んでいる。近くの日吉大社の紅葉のライトアップが素晴らしいから是非おいでよ、ともう何年も前から誘われていた。ロンドンに戻る前にやりたい事全部やっちゃお!と、京都の帰りに坂本にまで足をのばした。ポーランド人のご主人、アダムは何度かキッチン・マーレでゲスト講師をしてくれた人物。以前教えてくれた郷土料理ビゴスを作ってくれ、食後は彼の案内でライトアップの穴場へと。

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そうそう、彼らの愛犬ラッキーが紋付袴の凛々しい姿をみせてくれた。大嫌いな服を着せたTちゃんのこと、めちゃ怒って無視してたけどね。
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日本人よりも日本に詳しいアダムのガイドで、穴場めぐり。まずは西教寺のライトアップを見に行く。そして、「ここからのショットがオススメがやねん」、という彼の構図通りにシャッターを押した。門のむこうにはびわ湖の夜景。なんとも美しいじゃないの。

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消灯する前に大急ぎで日吉大社にまわる。翌日がライトアップ最終日だったのもうなづける。西教寺のよりちょっと色があせてたけど、境内は杉林もあり気持ちのいい散策ができる。で、ここの鳥居は三角の屋根が上にのっている山王鳥居と呼ばれるもので、神仏習合を表しているんだって。これもアダムが教えてくれた。

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さてさて、またまた神戸にルミナリエの季節がやってきた。今年は5日~16日まで開催。昨晩10分間の試験点灯時にちょうどタイミングよく道を歩いていた。人もまばらな大通りを光を見上げながら歩けたなんて、なんてラッキーだったんだろ。

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