乾物問屋の並ぶ台北迪化街に、三階建ての屋内市場、永楽市場がある。娘のチャイナドレスを仕立ててもらうために二階の布問屋でシルク生地を選び、一階の仕立て屋さんへ。
↓ところが同じ一階はこの通り普通の市場になっていて、午前中は大にぎわい。
↓買い物途中に立ち食い寿司を食べているおばさん。
そうそう、叔母が道を聞くために通りがかった年配の女性を日本語で『おばさん!」と呼び止めたので、エ〜何それ?通じるわけ?と思ったのだが、日本統治時代の名残りの一つで「おばさん」という言葉がしっかりと外来語として台湾では根付いているってことをあとで知った。他にも「おじさん」「運ちゃん」が普通に使われているそうだ。
↓こちらは中華おこわ、油飯の有名店「林合發油飯店」。新年中華のレッスンで作ったね。
長い列に並び、重さ、値段など好みの言い方で詰めてもらう。おこわの上に味付け椎茸が飾られ、希望で煮卵やチキンの脚も入る。
↓台湾では男の赤ちゃんが生まれたら、お嫁さん側の実家が油飯を内祝いとしてみんなに配るそうだ。このピクニックバスケットがそれ。私たちは帰国便の空弁として、しっかり折り詰めにしてもらった。機内で食べるにはちょっと勇気がいったけどね。
あ〜食べ物の話がありすぎて疲れてきたな〜。それだけ食べてたってことだけど。。朝食の話も書きたかったけど、ちょっとはしょって急ごう。
台北の北東にある宜蘭(ぎらん)という温泉地に連れて行ってもらった。そこに今予約が取れないというレストランがあるとかで、そこで宴席をもうけてくれた。でも正直言うと台北に比べると料理の演出が少し田舎臭かったな。最後に出されたチキンスープは、店の前にある大きな壷に炭を入れて8時間蒸し煮したものだそうで、濃厚なスープはとても美味しかった。
↓宜蘭からの帰り道、とても美味しい食堂に立ち寄った。従妹のダンナさんの実家のご近所さんだそうだ。
↓豚ミンチの湯葉巻き揚げ!新年中華レッスンで作った海苔巻き揚げみたいなものだけど、これは抜群においしかった。今思い出してもよだれが出る〜
↓そして出ました、魯肉飯(ルーローファン)!今月のレッスンで作りましたね。このように、小さいお椀で食します。左下の豚肉のあんかけスープはそのままか、ビーフンか中華麺にかけてもらえる。ああ、庶民の味がなんて美味しかったことか。
そしてこのピンクと緑の穴のあいたものは何かというと、割り箸のビニール袋が扇風機の風で飛んで行かないように差し込むのさ。この日もべったりの湿気で暑くて、扇風機の真ん前に座りながら汗をふきふき食べたよ。
台北で最後の宴席は、色々なコンテストで賞を取っている有名シェフの手によるヌーベル・タイワニーズ 尚月中華時尚料理 La Luna で。洗練された美しいプレゼンテーションに、味も同じくらい素晴らしかった。
↓これは珍しい、フレッシュなヤングコーンと落花生のせいろ蒸し。
↓トマトの上にはチョコがけのお餅。意外な美味しさだった。
まだまだ書きたかった台湾の食べ物はたくさんあるのだけれど、今回はこの辺にしておきます。皆様、読んで下さりご苦労様でした。台湾好吃!
↓そしてずっしりと重たかった、高さ10cmはあった空弁の油飯(煮卵は割り箸で割ったから汚くなってしまった・・)。四人でやっとこさ食べ切れた。
食べ続けた満腹旅行もこれにて終了〜!