中華料理＠豊中＆明石

桜が終わり、ツツジの花がきれいに咲いています。1995年1月17日午前5:46、地震発生時間で止まってしまった神戸市役所南にあるマリーナ像の時計。

1年ぶりにキッチン?マーレの料理教室を再開しました。待っていてくださった皆様、どうもありがとうございます。歯抜けの月もあるでしょうが、しばらく日本にいれそうなので、ちょっと頑張って続けてみます。どうぞよろしくお願いいたします。

４月17日、豊中教室のメニュー：

• きゅうりと新生姜の炒めもの
• 海老とアスパラの炒めもの
• ヨダレ鶏
• 豚ミンチのレタス包み
• あさりと豆腐のスープ
• 中華風アーモンド?クッキー

私を含め、モモイさんとこのメガネで登場した豊中の皆さん、メガネ美人になってますますお元気そうで何よりでした。パースのお勤めを終えて帰国したウルミもおかえり～！ロンドンで食べ、飲み、遊んだ昨夏以来の再会でした。

夏の中華、簡単メニューにしました。新生姜が出回り始めたので、きゅうりと炒めて。沸騰した湯に油少々を加え、そこにさっと湯通しすることで青臭さが消え、青味が増して奇麗に仕上がります。彩りにキクラゲをプラスしましたが、これはお好みで。

旬のアスパラガスを使って海老料理。アスパラはきゅうりと同様さっと湯通し。そして海老は臭みを取り、プリプリに仕上げる下準備をご披露。

「ヨダレ鶏」って名前は全国区だと勘違いしていたのは私だけ？？神戸の中華料理店ではこの料理名は何年も前から普通にメニューにあるのに、豊中のみんなは何それ？初めて聞いたわ！って言うからこちらがビックリしました。ヨダレが出るほど美味しい、ということで、中国名は「口水鶏コウシュイジー」。唐辛子の効いたたれのかかった蒸し鶏です。

電子レンジで簡単に蒸し鶏を作る方法を教えるはずが、胸肉の１枚は分厚かったからかな～？？信じられないほど頑固に火が通るのを拒否してくれちゃって、鍋を使って調理した方が絶対に早かったね。ご苦労さまでした～！後日、Kちゃんが中華の具入りラー油をみんなのために注文したそうですね。おかげでリピート率がすでにかなり高いと聞き、とってもうれしいです。

旬のあさりを使ってあっさりスープ。セロリの千切りを加えると中華風に変身します。関西のあさりは今春、まひ性貝毒で出回っていないようで、市場に出回っているのはほとんど九州産です。

レタス包みの春雨の揚げ方に歓声を上げてくださってありがとう！冷凍できるから、まとめて作ってくださいね。XO醤を加えるとミンチ炒めも一味違うものになるから、トライしてみてください。

ラードの代わりにショートニングで作ったアーモンドクッキー。みんなが思うよりずっと簡単に美味しくできたから、たぶんこれもリピートしてくれるだろうな。

それ以外にもこの日はおやつがたくさんでした。あ、とらやの羊羹の写真がなかったわ。豊中のみなさん、ではまた５月にお会いしましょう！

4月25日、明石教室のメニュー：

• 新キャベツの甘酢漬け
• 海老ときゅうりの炒めもの
• 牛肉とアスパラの炒めもの
• あさりと豆腐のスープ
• 肉まん
• あんまん

久しぶりにみんながみんなに会いたかったのでしょう、突然のお知らせなのに11人も集まってくれました。そこかしこでおしゃべりに夢中になるの分かっていたから開始時間を30分早め、そして口だけでなく手も動かしてもらえるよう肉まん、あんまん作りをしてもらうことにしました。よく考えたでしょう。ハハハ！私も学んだわ。

油っこい中華料理の口直しにぴったりの一品。新キャベツと新生姜、人参を花椒入り甘酢に漬けました。タイプミスで分量間違いがあって混乱させてしまい、失礼しました！

豊中教室でも牛肉とアスパラの炒めものをしたかったのだけど、肉料理ばかりになるのであえてアスパラは海老と炒めました。それで海老は明石教室ではきゅうりと炒めることにしました。でも、どうやら選んだムキエビがすでに色々と添加物が入っていたようで、うまく下味の卵白と片栗粉がなじまなかったんだと思います。仕上がりが豊中教室とは段違いに悪かった。前日の買い出し日に娘が急病になってしまいドタバタの中、もっと良い海老を探しに行く時間がなかったのが失敗の元、反省です。。ゴメンナサイ！

牛肉はいちぼを使ったから美味しかったですね。アスパラ、赤パプリカと一緒に炒めると彩りも鮮やかになります。せっかく用意したキクラゲを入れ忘れてしまったのは残念！かわりにキクラゲはスープに入りました。

肉まん作りは皮の発酵に時間はかかるけれど、100％手作り肉まんが意外と簡単に、そしてとっても美味しくできたと思いませんか？タケノコ、椎茸を食感が残るように大きめに刻み、赤みそを加えたことがポイントかな。みんな5～６個も包むと１個目よりもどんどんと上手になってたよ～　私は肉まんを買って中身が少ないととっても不満なので、手作りだと思い切り餡を入れることができるので嬉しいのです。この肉まん、フリマででも売ると大評判になるとなると思うわ。

デザート用のあんまんは、こしあんにラード代わりにごま油少々、そして砕いたクルミを入れてみました。

この日もお菓子をたくさん頂きました。金沢の千歳、岡山のびわゼリー。ごちそうさまでした！

そしてユリちゃんが、最近見つけたという巻き寿司とおはぎのお店にレッスン後買い出しに行ってくれました。夕食を作る気ゼロのみんなが巻き寿司を注文し、普通の巻き寿司は数が足りなくて海老サラダ巻きやらアボカド＆サーモン巻き、海老や穴子の入った特選巻きを抱えてユリちゃんとキミちゃん帰ってきました。これで夕食ができたから、みんな腹が据わってゆっくりご帰還。お腹一杯なのにいつまでもおやつをつまんでコーヒーを飲んで、再会を楽しみました。

久しぶりの淡路島と明石大橋の景色。心が洗われます。釣り好きの友人が先週、「明石で今メバルが大量に釣れるんだよ」と言ってた。ユリちゃんにそれを言うと、「今の季節、それってタケノコ?メバルって言うんですよ』と教えてくれました。へ～さすが！よく知ってるね～。

５月のレッスン日です：

• 21日（水）　三宮教室
• 22日（木）　豊中教室
• 30日（金）　明石教室

石垣島

石垣島に行ってきた。関空から直行便で２時間半と意外に近い。霞の中、明石大橋が見えた。マリンパレスのマンションも見えたよ。

沖縄好きの私だが石垣は初めてだったのですごく期待していた。でも、離島行きフェリー乗り場、という中継地点にとどまってしまったさびれ気味の島には、ちょっとがっかりだったな。

空港からレンタカーに乗り、島を一周。雨予報だったがなんとか天気がもってくれ、うれしいぐらい蒸し暑い。沖縄本島の北部、ヤンバルの森エリアに比べて開発が随分と遅れているんだろうけど、かといって昔ながらの集落があるってわけでもないんだな～、でも信号が全くないから爽快なドライブはできる。

畑の中の食堂で昼食を食べることにした。八重山そばは豚の肩ロースの煮込みとさつま揚げの千切りが入っているシンプルなそば。店のおばあが「うちはやぎ汁が名物なんですよ」って言うから、「じゃあそれも」、と頼んでしまったけど、その臭さに注文したことを大後悔した。臭み取りにヨモギと生姜をたくさん入れるのだが、肉は脂っこいラムって感じでまだ食べることができたが、スープの臭さはとても飲み干せなかった。高校野球の決勝戦を見ながらダラダラと頑張ったけど無理！おばあ、ごめんなさい！見ていない時に、外の溝に半分捨ててしまった私を許して下さい。。。

あとで島の人に、よくまあやぎ汁なんて食べたね～と感心されてしまった。やぎ汁が好きな人は早死するそうな。コレステロールがすごいんだって。

市の中心街に入っても、全体に寂しい。二階建てビルの小さな公設市場には那覇の牧志市場のような賑わいもなく、観光客向けの精肉店が数軒、そして物産店があるだけ。地元の人は一体どこで魚を買うの？刺身屋という魚店が町中にはあるが、そこでも魚を丸ごと売っているわけではないようだ。大手スーパー、マックスバリューが何軒かあり、地元民はそこで買物する様子。

島らっきょうの根っこの処理をしていたおばあが唯一風情あった。

島唄に誘われて入ったのは、ライブをやっている居酒屋「うさぎや」。観光向けなんだろうけど、料理は全部美味しかった。

旬の島らっちょうを酢みそ、天ぷら両方でいただく。島豆腐のチャンプルーもうまい。石垣牛の握り寿司、マグロと海ぶどうの軍艦巻きは島の料理店での定番のようだ。

石垣島の牛も魚も、一口に言うと柔らかくてヌメ～っとしている。気候も海水も暖かいから、しまりがないのかな～。でもタコは柔らかくて気に入った。普段明石の噛みごたえありすぎのタコを食べつけているからそう感じたんだろうな。

二日目は竹富島に渡り、レンタサイクルをしてな～んにもないけど石垣に囲まれた沖縄の伝統家屋が残る小島を回った。天気もよく、有名な星砂のビーチでエメラルド色の海をカメラにおさめることができた。向こうに見えるのは小浜島。

砂とは呼ばれているが、星砂は実は有孔虫の殻が堆積したものなんだとか。浜辺にはもう星砂はほとんどなくて、お土産用の星砂は沖から船でさらってくるなんて、夢のない話を土産物屋のお姉さんが聞かせてくれた。

沖縄のアイスクリーム、Blue Seal ブルーシールを使った「大人のパフェ」は、サトウキビとバニラのアイス、そしてコーヒーゼリーの入ったパフェ。

石垣島に戻り、島で一番美味しいと評判の魚料理店「ひとし」に行った。絶対数が少なくて口コミで広がると観光客が事前に予約するからか、石垣の評判店は数ヶ月先まで予約で一杯になるそうだ。ここも夕方電話をし、席が空き次第電話をくれるということで、８時半にやっと呼ばれた。マグロ専門店ではあるが、沖縄料理はほぼ網羅しており、ここで初めてのシャコ貝を食べた。

シャコ貝は殻の合わせ目が波形をしている二枚貝で、２mぐらいの大きい物もあるそうだ。食用には20cmぐらいまでの小さいものが美味しいらしい。刺身を食べたが、海苔の味が口一杯に広がる。それは、シャコ貝には褐虫藻（かっちゅうそう）という藻が共生していて、栄養分をすべてこの藻からもらっているからなんだって。な～るほど。

実はこんな話ややぎ汁の話は全部、三日目に丸一日一緒に原生林の中を歩いて木いちごを摘み、潮のひいたマングローブで生態観察、西表島と石垣島にだけあるヤシの群生林、珊瑚や貝がたくさん打ち上げられている無人のビーチなどに連れて行ってくれたネイチャー?ガイドの佐伯さんに教えてもらった。

佐伯さんは、昼食になかなか美味しいソーキそばを食べにも連れて行ってくれた。沖縄本島のソーキは豚のあばら骨を煮込んだものだが、石垣島では軟骨を煮込んだもの、っていう違いも教えてくれた。

そして、ブルーシールより人気のあるジェラートも食べに連れて行ってくれた。石垣島ではいまやブルーシールではなく、いもり牧場が経営しているミルミル本舗というジェラートの方が人気で、空港や離島フェリー?ターミナルにも出店している。本店は海を臨む崖にあり、広～い土地を独り占めし、夕日を見ながらジェラートを楽しめる。サトウキビ、ちんすこう、フーチバー（よもぎ）、シークワーサーといった沖縄ならではの味がたくさん。

ついでに、こちらは↓コンビニで見つけたちんすこうアイス。オレオクッキー入りアイスがあるわけだから、これもありかな。美味しかったたよ。でコンビニはというと、石垣にはCoco！しか進出していなかった。

石垣島を含む八重山は牛の生産が盛んで、子牛は全国に出荷されて各地の銘柄牛になる。八重山で生まれ、JAおきなわの配合飼料で24ヶ月育てたものが石垣牛と呼ばれるそうで、その頭数は年500頭ぐらいだとか。これも佐伯さんからの豆知識。ネイチャーよりフードを学んだかもね。

島で一番コスパの良い石垣ステーキ店「きたうち牧場」がハンバーガー店をオープンしたというので、最後にこれを食べてから空港に向かうことにした。

1000円というなかなかの値段。ケチャップのかわりにラタトゥイユがかかっていたり、ポテトピューレがパンに塗ってあったり。パテが十分美味しいのに、余計なものを入れて損しちゃってる。もっとシンプルにして値段下げればいいのに～って思ってしまった。

花冷えの今日、神戸は曇り空で春は一体どこやら。でも、国際会館に来る石垣島出身のBEGINのコンサートに行くからウキウキ。さぁてと、今からコンサートで寒さをふっとばしてくるから、なんくるないさぁ～

そうそう、うさぎやには↓泡盛古酒の入った三線型BEGINの記念ボトルが飾ってあった。

なぜなんだろ。私にとって沖縄は、帰ってきてすぐにまた行きたくなるところ。