長いゴールデンウィークが始まりました。春をすっ飛ばして突然夏に突入したようで、汗ばむ陽気です。随分と久しぶりの明石教室。前日に東京から帰ってきて大急ぎで食材調達に車を走らせたのですが、前もってレシピを準備していたからいつもより楽だったような。結局人間、どれだけ仕事を前もってこなしているかどうかなんですね。いつもなら前日までレシピに頭抱えてることもあるんだけどね。
- 豚肉の黄金揚げ
- 空心菜の新芽と新玉ねぎのサラダ
- あさりと春キャベツの蒸しもの
- 中華風たけのこごはん
- チーズタルト
春の食材の定番、たけのこ、あさり、新玉ねぎ、春キャベツを使い、キッチン・マーレのポリシー通り簡単で美味しい料理ができました。本当は空心菜の炒め物をしたかったのだけどまだ少し時期が早くて手に入らなかったので、かわりに空心菜の新芽を使ってサラダを作りました。新芽はさすがに茎はまだ空洞にはなってませんでした~。かいわれのような新芽は新玉ねぎとものすごく相性が良かったし、揚げもののサイドとしてもばっちりだったので、このメニューの方が結果的には良かったな。
黄金揚げは卵たっぷりの衣をつけると、黄色く揚がるからこういう呼び名になってます。身が縮まるのを防ぐために、2cm角の豚のヒレ肉を包丁の背で叩いて平らにし、衣をつけて揚げるとふんわりとしたとても口あたりの柔らかい揚げものに仕上がります。おしいことに肉を叩いている写真がない!叩き上がった写真しかなくて失礼します。。下味がついているのでそのままでも、あるいは酢醤油やケチャップをつけてもおいしいです。今回は前述の中華ドレッシングがばっちりあいました。この黄金揚げ、豚ヒレ以外にもささ身や白身魚でも応用してください。
あさりと春キャベツの蒸しもの。あさりの酒蒸しに近いけれど、中華スープと春キャベツをプラスして蒸し上げたことで、スープにもなります。春キャベツはあまり火を入れ過ぎないよう、早めに火を止めてくださいね。美味しさのポイントは油でニンニクとあさりを最初に炒めておくこと。春キャベツをたくさん食べれて、とっても旬な料理です。
究極のたけのこごはん。具材を炒め煮つけ、温かいごはんに混ぜるだけです。ちらし寿司のようなものね、と言われてそうか、って気づきました。具材だけ煮ておけば、咄嗟の時のお助けメニューになります。油気がある方がおいしいので、うす揚げかさつま揚げを加えるのがポイントです。
それから、今回は茹でたけのこを使いましたが、旬のたけのこを自分で茹でて使ってくれるとより美味しいと思います。次女はゴールデンウィーク中の画塾の宿題でタケノコを描かないといけないらしく、タケノコ買ってきて!というのだけど、すぐに調理して食べたい母は、いつ描くの?と聞いて確認してから買おうと思ってていまだに買っておりません。明日丹波篠山に行くので、そこで買おうかな。
チーズケーキを教えて、とずっとYさんに言われていました。何年も前に私が作ってお裾わけしたのが美味しかったとか。でも、そんなこと全然覚えてないし、レシピもないし。基本的に私はチーズケーキが嫌いで、作らないんだけど。。というか、チーズが大好きだから甘いチーズケーキは私にとっては邪道な食べ物で。。。そこで、普通のチーズケーキは生クリームを使うところをサワークリームにかえててちょっとさっぱり、酸味の強いチーズタルトを作ることにしました。底の生地はレアーチーズケーキによく使われるグラハムクラッカーとバターで作りました。あと、小麦粉よりもメレンゲをたっぷり使うのでスフレのような仕上がりになります。冷蔵庫で冷やしてから食べると焼き立てよりもずっと美味しいですよ。
ところで、グラハムクラッカーとはなんぞや?って思われたことありませんか?実はアメリカ、ニュージャージー州に住んでいた食餌法開拓者グラハム牧師が1820年代に作り出した小麦、小麦胚芽、ふすまからなるクラッカーのことなんです。健康食のはじまりですね。糖分は少なく、はちみつやシナモンで味つけしています。今日ではバターを加えてパイ生地の一種としてその名が知られています。
中華のテーブルに合うようにと、Fさんが自宅の庭からクリスマスローズを持ってきてくれました。ごめん、もっと下のアングルから撮るべきでした。レッスン後はまた何日も空家になるから、残念ながら持って帰られてしまった!
晴天の夕暮れ、ベランダの下をのぞくと、ちょうど漁船が明石港に戻っていくところでした。新しいカメラ、ちょっと青色が強すぎるな~