キラキラ光るサンマが店頭に並び、カボチャやさつまいも、栗が美味しい秋になりました。二ヶ月ぶりのレッスン、今回は私が今食べたい!と思ったアジアンでまとめてみました。
- 茄子のナムル
- ベトナム風さんまの唐揚
- 海鮮と野菜のチヂミ
- シンガポール風焼きビーフン
- 鶏つくねのスープ
- パンプキン・プリン
茄子のナムルとチヂミは韓国料理と言いたいけれど、このナムルはニンニクは使わず、生姜、そして大葉を散らしたのでちょっと和風でもあるかな。いつもながら手がかからない料理法の一つ目は、竹串でスパスパ穴をあけた茄子をラップで包み、電子レンジでチンをして蒸す技。皮もむかず、手でさいていきます。
説明していなかったから丁寧に皮をむいてしまってたクラスもあり、失礼しました。「焼き茄子があるから日本人は皮をむくのよ」と言われてしまった。そう、和食は手間がとってもかかるのよね。
すりごまや酢、醬油を基本にした調味料に茄子がまだ温かいうちに投入、手のひらでよーくもみあわせてほら、もう出来上がり。
旬の食材を使う時は、前の年はそれで何を作ったけ、って思い出しては時の流れの早さに恐れおののくのです。昨年はシチリア料理の一品でサンマのパスタをしたな〜なんて思い出しながら、昨年よりも高めのサンマを買いに行きました。今年はやはり捕獲量が少ないのか、下手すると売り切れているんだよね。
サンマは骨のところまで包丁を入れて頭を切り落としながらひっぱると、内臓がすっと抜けます。筒状に切り、片栗粉をまぶしてカラッと固めに揚げると、尾の部分以外は骨ごと食べれちゃいます。
ベトナムの魚醤はヌクマム、タイの魚醤はナンプラー。どちらもカタクチイワシを発酵させたものだけど、ヌクマムの方が色も濃く香りもきつい。どちらを使ってもらってもよいので、手に入るもので。みんなのリクエストで教室ではナンプラーベースにしました。ま、南蛮漬けのようなものだけど、ニンニクのすりおろしも入ったこのピリ辛ドレッシングは病みつきになるのよね。
まだまだため息が出るほど野菜が高い!で、今回は水菜、みょうが、玉ねぎ、かいわれや空芯菜の新芽などを使いましたが、なんでもOKです。野菜の上に魚を載せると、思い切り野菜が食べれちゃいます。
チヂミの生地には小麦粉、卵だけでなくすりおろしたジャガイモも加えると、モチモチとして適度に柔らかく、とても美味しくなります。シーフードだけでなく人参、玉ねぎ、ニラも大量に入った栄養たっぷりのこのチヂミ、冷凍シーフードは先にゴマ油で炒めておくと臭みが取れ、味も良くなります。
タレが美味しい〜って感激して下さりありがとう。すりごま、ニンニク、長ネギが隠し味で入っているからね。
「シンガポール風焼きビーフン知っている人は〜?」。豊中のマキちゃんが知ってるって挙手したから、どこで食べた?どんなんだった?って聞いたら、「シンガポールの空港で。でもあんまり覚えてない・・」って。
実はカレー味なのです。そもそもシンガポール料理っていうものはないわけで、周りの国や移民、マレーシア、インド、中国、インドネシアの料理が混ざり合っています。一昔前のNYのように、人種のるつぼならぬ料理のるつぼですね。
で、このカレー味の焼きビーフンはアメリカの中華料理店のメニューには必ずあり、私はたまにとても食べたくなるのです。神戸でもメニューにあるお店が数軒。
ニンニク、生姜、唐辛子、カレー粉を油で炒めてから、順に食材を炒めていきます。カレー粉は夏前にレッスンで作ったカレー味のツナ・サンドイッチと同様、インド産のものを使って下さい。
さあ、これからは世界中の中華料理店で Singapore Rice Noodles とメニューにあったら、カレー味のビーフンだ!って分かるね。
ここ何年か我が家でハマっている美味しい鶏つくねのレシピをみんなとシェアしたいと思い、スープはこれを応用することに。ヘルシーで安い鶏の胸肉も、えのきを入れたらものすごく柔らかく、食感も少し軟骨っぽくなったりしてとても美味しくなります。もともとは和食のつくね鍋用のレシピですが、今回はみりんを抜いておろし生姜をたくさん加えてみました。大根と人参を加え、鶏ガラスープでシンプルな塩味にしました。寒くなってきたら、つくね鍋に是非応用してみてねー(逆応用ですが)。
すっかり日本にも定着してしまったハロウィーン。カボチャが主役になる季節です。手がかからない料理法第二弾は、カボチャを電子レンジで蒸すだけじゃなくて、カラメルソースも電子レンジでチンして作ります。お鍋が汚れないからこれは重宝しますよ。出来立てを熱湯少々でゆるめて型に流し入れるけれど、この時に火傷しないように注意して下さいね。
出来上がりが滑らかになるよう、カボチャをちゃんと裏ごしするのは面倒な人は、ミキサーを使ってね。
食通の友達が、自宅近く、垂水区霞ヶ丘にものすごく美味しいケーキ屋さんができたのよ、と先日話していました。それを一緒に聞いていたノブちゃんが、早速買ってきてくれました。
元イタリアンのシェフだったオーナーは、東京の有機野菜スイーツ店ポタジェにもいたそうで、野菜を使ったケーキが並んでいるそうです。屋号もフランス語で農業、という意味の「Agricole アグリコール」。中央奥のチョコケーキには確かにゴボウが入っていました。ウン、でも別にゴボウを入れる必要はないんじゃないか?と思ってしまいました。辛辣な批評で失礼。他のケーキは全部美味しかったですよ。
そして最強の豊中教室のおやつ!一体みんなどれだけ遊びに行ってたの??