チャオ・ダル・マーレ  CIAO dal MARE    (旧キッチン・マーレ)

Eat Well・Drink Well・Live Well
美味しく食べ、楽しく飲み、素敵に生きよう!

春節

2012-01-26 | グルメ色な日記

Shunnsetsusai_2012_001例年2月に入ってからの旧正月が今年は少し早く、1月23日が元旦でした。父がまだ入院中のため、我家では珍しく何にもしない旧正月になってしまいました。寒波に見舞われている今年の春節祭、南京町の人出ももう一つのようです。今日は華僑幼稚園に通う甥の息子がカンフー・ステージに立つから良かったら見に来てあげてね、とママに声をかけられてたけど、あいにく先週終わらなかったキッチン工事が進行中で家から出られず。ちょうど午後に会う約束をしていた友人Mちゃんが南京町で買い物をしていたので、かわりに見てあげて、とメールしたら、「おじさんの頭の横の隙間からどうにか撮ったからへんてこだけど、みんなめちゃくちゃ可愛かったよ~!」とこんな写メを送ってきてくれました。ありがとう!

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女の子達は、扇の舞いをしたんだって。この冬最低気温、氷点下だった今日の神戸、薄いチャイナ服だけでは寒かっただろうにね。29日の日曜日までイベントが盛りだくさん。旅行や航空券の当たるハズレなしのポチ袋くじ(1枚200円)がちょっと気になるな。それから、春節の休暇で中国人観光客も南京町界隈に溢れています。余計なお世話かもしれないけど、私なら日本から海外旅行に行ってわざわざジャパン・タウンには行きたくないなぁ。

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春節なんだから中華でも食べよう、と昨日、食いしん坊連中と六甲道にある評判の店「アムアムホウ(Ngam Ngam Hou)」に行ってきました。裏メニューだった飲茶が評判良くて表メニューになったのだとか。ランチの定食につく飲茶三種は毎日異なり、昨日は香港シュウマイ、ふかひれ餃子、エノキ饅頭。何もつけずにおあがりください、とのこと。お醤油も辛子もテーブルに置いていない中華料理店って珍しいよね。

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小龍包がすごく美味しいよ、と友人に聞いていたから期待大だったのに、この日はまだ作っていなくて口にできず。ランチはアラカルトも少なく、定食を人数分注文しないといけないと言われ、色々食べようと計画していた私達のもくろみは見事に外れてしまい、不完全燃焼気味に終わりました。店の人気メニュー、上の写真のよだれ鶏は四川風の辛いたれとピーナッツが良い相性だったけど、同じようなたれを使った担々麺は麺がべたついて美味しくなかったな。中華粥は上品な味で美味でした。こだわりの手作りスパイスとワインとのコラボがこの店の売りだそうなんで、今度はディナーをトライしてみよっと。

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六甲道には美味しい中華料理店が結構あり、以前書いた「常村」も「エヴォルヴ」と名前を新たにして六甲から三宮に進出した口。その常村が今度はもっとカジュアルな店「チャイナ食堂つねむら」を阪急三宮駅のすぐ近くにオープンしました。ここは午前2時(週末は午前3時)までやっているそうで、飲食店関係者が仕事の後に行けるよう、絶対に彼らを視野に入れてニーズを読み込んだなと思います。近いうちに是非行ってみたいお店の一つです。

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150x150_square_12892391_3ところで六甲道には、中華だけなくここ数年美味しいイタリアンのお店も次々とオープンしていて、街がリトル・イタリア化しています。上の写真はアムアムホウの黒糖プリンと中華ドーナツですが、これを食べたというのに食後のコーヒーを求めてうまくイタリアン・デザートのお店「プルチーノ(Pulcino)」に行きつくことができ、そこでも栗が丸ごと一つ入った美味しいスフォリアテッレを食べ、雪の舞う中、上機嫌で帰路につきました。


1、2月のレッスン

2012-01-19 | レッスン

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旧居留地に住んでいると、12月のルミナリエから 阪神淡路大震災1.17のつどいまでは一つの長い冬の追悼行事。17日が終わってやっとほっとするというのが実情です。17日はやはり今年も午前2時頃から目が覚めてしまい、5時前にははマイクの声やヘリコプターの音が耳に入ってきました。地震発生時間の午前5時46分には、分るかな、こんなに人が集まっていました。下の写真は前日、竹の灯ろうを準備しているところです。

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Dscn2497_46500人あまりの犠牲者のネームプレートが貼られた地下の慰霊モニュメントに初めて足を踏み入れました。透明パネルの屋根は普段は滝水が落ちる小さな水場ですが、この日は菊の花がたくさん浮かんでいました。地下から見るとこんな感じ(右写真)。東北大震災の犠牲者数の1/3、ずっと少なくはあるけれど、被災地域の狭さを考えるとすごい犠牲者数ですよね。Dscn2496

さて、2012年は新しいプロジェクトに挑戦したいので、キッチン・マーレ明石の料理教室は月1回に減らします。その代り、自宅のキッチンを少し拡張するので(やれやれ、やっとこさ明日工事です)三宮の自宅教室と、以前からリクエストのあった大学時代の友人が多く住む豊中で不定期に教室を開くことにしました。三宮と豊中では今までのメニューをリピートしながらやっていくことになると思います。興味のある方は kitchenmare@gmail.com までお問い合わせください。豊中の皆さん、これからよろしくお願いしますね。お手柔らかに~!英会話は子供たちの受験、娘さんの出産などなど、みんなが落ち着いてから再開しようと思います。

  • 1月28日(土) 豊中K邸: フィッシュ・スープ、ロースト・ポーク など
  • 2月3日(金)  明石: 新年の中華、手巻き春巻き~潤餅(ルンピン)パーティー

網干(あぼし)の近く、たつの市室津まで牡蠣を食べに行く遠足を考えています。ものすごく美味しかったよ~という話を聞いて、もう口の中は oyster で一杯!2月の第 2,3週あたりに行こうと考えています。参加者募集中~みんなで行こうね!名田忠山荘、チェックしてみて下さい→ http://www.nadachu.com/


謹賀新年

2012-01-10 | グルメ色な日記

新年あけましておめでとうございます。

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数日前、曹洞宗のお寺に嫁いだ友人宅に遊びに行くと、素敵な鏡餅がお玄関に飾ってありました。そしてもっと大きいお鏡が仏様の前にも。

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暖かいお正月でしたね。元旦の日、何年かぶりに神戸に一つしかない中国のお寺、関帝廟(かんていびょう)に初詣に行きました。大学時代、ここの三男坊の家庭教師をしていたことを思い出しました。お寺を継ぐ予定だったお兄ちゃん達二人は、当時比叡山高校の寮に住みながら修行していて、関帝廟には甘えん坊の中学生の三男坊だけが両親と住んでいました。そして休みに神戸に戻ってきたお兄ちゃん達二人はバイクに相乗りしていて、ヘルメットをかぶっていなかったため事故にあって二人共即死したのでした。120101_140757

こんな小説のような思い出が走馬灯のように頭の中を駆け巡ってしまいました。また、子供時代このお寺にお盆のお参りに来ては、地獄に堕ちて釜ゆでにされたり、えんま大王に舌を抜かれたりする地獄絵を見せられて、ものすごく怖かったことも思い出しました。そういえば、父方の祖父母のお葬式もここでした。

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120101_140548_2中国の寺院では「紙銭」を燃やします。紙銭とは模造紙幣です。ご先祖様や鬼(死霊)を祭ったり、仏様に祈願したり、個人の日常の願いごとをする時に、紙銭を大量に燃やします。紙銭は煙となり、冥界にお金が送金されるわけです。地獄の沙汰も金次第?ではないけれど、中国の家庭では生活に根付いたものです。法事のたびに庭の一斗缶に火を炊き、紙銭を一枚ずつ折って火に放り込むのが私達子供の使命で、分厚い札束なもんだからいちいち折りたたむのにものすごく時間がかかって嫌だったなぁ。なんで折らなきゃいけないのか誰も教えてくれなかったけど、燃えやすいからかな。何度、束まま火にくべたかったことか。それを今回は自分の子供や甥、姪達に説明しながら燃やしているのだから、歳を取ったものだわ。

120101_113428_2 今年も第一楼のおせちに、自家製の日本風おせちを持ち寄って詰めました。甥のお嫁さんは手先が器用で、こんなに可愛い角松も入りました。

世界的な金融危機が続く中、マヤ暦では世界滅亡の年、そして数年前から始まってしまったようですが以前からアセンション(次元上昇)の年といわれている2012年、波乱に満ちそうですが良い年にしたいと思います。今年もどうぞよろしくお願い致します。