例年2月に入ってからの旧正月が今年は少し早く、1月23日が元旦でした。父がまだ入院中のため、我家では珍しく何にもしない旧正月になってしまいました。寒波に見舞われている今年の春節祭、南京町の人出ももう一つのようです。今日は華僑幼稚園に通う甥の息子がカンフー・ステージに立つから良かったら見に来てあげてね、とママに声をかけられてたけど、あいにく先週終わらなかったキッチン工事が進行中で家から出られず。ちょうど午後に会う約束をしていた友人Mちゃんが南京町で買い物をしていたので、かわりに見てあげて、とメールしたら、「おじさんの頭の横の隙間からどうにか撮ったからへんてこだけど、みんなめちゃくちゃ可愛かったよ~!」とこんな写メを送ってきてくれました。ありがとう!
女の子達は、扇の舞いをしたんだって。この冬最低気温、氷点下だった今日の神戸、薄いチャイナ服だけでは寒かっただろうにね。29日の日曜日までイベントが盛りだくさん。旅行や航空券の当たるハズレなしのポチ袋くじ(1枚200円)がちょっと気になるな。それから、春節の休暇で中国人観光客も南京町界隈に溢れています。余計なお世話かもしれないけど、私なら日本から海外旅行に行ってわざわざジャパン・タウンには行きたくないなぁ。
春節なんだから中華でも食べよう、と昨日、食いしん坊連中と六甲道にある評判の店「アムアムホウ(Ngam Ngam Hou)」に行ってきました。裏メニューだった飲茶が評判良くて表メニューになったのだとか。ランチの定食につく飲茶三種は毎日異なり、昨日は香港シュウマイ、ふかひれ餃子、エノキ饅頭。何もつけずにおあがりください、とのこと。お醤油も辛子もテーブルに置いていない中華料理店って珍しいよね。
小龍包がすごく美味しいよ、と友人に聞いていたから期待大だったのに、この日はまだ作っていなくて口にできず。ランチはアラカルトも少なく、定食を人数分注文しないといけないと言われ、色々食べようと計画していた私達のもくろみは見事に外れてしまい、不完全燃焼気味に終わりました。店の人気メニュー、上の写真のよだれ鶏は四川風の辛いたれとピーナッツが良い相性だったけど、同じようなたれを使った担々麺は麺がべたついて美味しくなかったな。中華粥は上品な味で美味でした。こだわりの手作りスパイスとワインとのコラボがこの店の売りだそうなんで、今度はディナーをトライしてみよっと。
六甲道には美味しい中華料理店が結構あり、以前書いた「常村」も「エヴォルヴ」と名前を新たにして六甲から三宮に進出した口。その常村が今度はもっとカジュアルな店「チャイナ食堂つねむら」を阪急三宮駅のすぐ近くにオープンしました。ここは午前2時(週末は午前3時)までやっているそうで、飲食店関係者が仕事の後に行けるよう、絶対に彼らを視野に入れてニーズを読み込んだなと思います。近いうちに是非行ってみたいお店の一つです。
ところで六甲道には、中華だけなくここ数年美味しいイタリアンのお店も次々とオープンしていて、街がリトル・イタリア化しています。上の写真はアムアムホウの黒糖プリンと中華ドーナツですが、これを食べたというのに食後のコーヒーを求めてうまくイタリアン・デザートのお店「プルチーノ(Pulcino)」に行きつくことができ、そこでも栗が丸ごと一つ入った美味しいスフォリアテッレを食べ、雪の舞う中、上機嫌で帰路につきました。