チャオ・ダル・マーレ  CIAO dal MARE    (旧キッチン・マーレ)

Eat Well・Drink Well・Live Well
美味しく食べ、楽しく飲み、素敵に生きよう!

イギリスつれづれ

2013-05-29 | グルメ色な日記

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やっと初夏のように暖かく晴れた!連休だったのでもちろん公園は人で一杯。このグループは「ウォーリーを探せ」がテーマなのかな?でも残念ながら晴れたのは二日だけ、今日からまた雨のち曇りで寒いよ。買って一年も経っていないのに、ニコンのレンズがまた壊れてしまった。半年で二回目ってどういうこと?というわけで、ここ最近の写真はiphoneで撮ったものなので、ちょっとピンボケ気味で失礼!

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日本語のガイドプックを全く持っていなかったから、『地球の歩き方』のロンドン版をHちゃんに送ってもらい、神戸から陣中見舞いに来てくれたMちゃんがイギリス版を持って来てくれた。ヘーとかフーンとか思いながら、新しい知識を増やしてる。何しろ、イギリスには何十回も来てるけど、住むのは初めて。休暇というか親戚訪問で来ていたのと住むのとでは大違いで、なんて住みにくい国かとゲンナリしている。もちろん日本は世界でもトップに入る住みやすい国なんだけど、イギリスに比べたらアメリカでさえも住みやすい国だと思う。アパートの賃貸契約からインターネット契約まで、問題だらけ、今だに解決できてない事柄もある。働く人の士気が低い、責任感、サービス精神は欠如していて、人種/宗教間の対立はアメリカよりずっと深刻だ。この国が衰退していっている理由が今になってようく分った。言いたいことはたくさんあるけど、この辺にしとこう。

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Mちゃんとロンドン観光に走り回った。バッキンガム宮殿の騎兵隊の交替から歩兵隊の交替まで走り、ウェストミンスター寺院やらロンドン塔やら、何を隠そう、初めて行った所もたくさんあった。
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オックスフォードにも初めて行った。40ものカレッジを総称してオックスフォード大学というわけだけど、13世紀頃からあるたくさんのカレッジやその付属教会の立派さには圧倒される。

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こちらの教会カフェの部屋も、1320年から使用されてるんだって。歴史の重みが凄いね。
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クライスト・チャーチの大ホールはハリー・ポッター映画の大食堂のモデルにもなった所とは知らなかった。実際に今でも学生達が昼ご飯を食べているので、11:30~14:30の間は見学できないというから周りの広大な敷地を散歩して2時時すぎに入ったら、もうこんなに奇麗にテーブル・セッティングがされていた。匂いはあれど食べ物は跡形もなく片付けられていてビックリだった。

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ルイス?キャロルはこの大学で数学を教えていたそうで、学長の娘、アリスのために『不思議の国のアリス』を書いたとか。遠足で来ていた中学校の先生が生徒達に説明しているのを盗み聞きして、物語のヒントがこの大ホールにも一杯詰まってることを知って、またへ~って。Mちゃんのおかげでイギリス豆知識が随分と増えたよ。来てくれてありがとう!

うちのアパート周辺があまりに便利で美味しいカフェ、レストランもたくさんあるので、Mちゃんは大いに気に入ってた。↓

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地下鉄の駅からアパートまでは30秒、その30秒の間にロンドンでも有名な名画座があり(すでに私は会員になってる)、その名画座の周りには素敵なカフェやレストランがあり、毎土曜日には小さいながらも有機野菜、チーズ、魚、ソーセージ、パンなどを売る市がたつ。

そいういえば日本語のガイドブックに「バラ・マーケット」って言葉が何度も登場するから、薔薇の花市場があるのかと思ったら、以前紹介したborough market のことだった。そりゃイギリス英語はかなりバラには近いけど、厳密に言いたいならバロだと思うんだけどな。。

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アパートの向かいには大きなスーパー、郵便局、ありとあらゆる店が徒歩数歩、まるでマンハッタンのようでいい。

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先日テレビのトークショーにオノ・ヨーコが出てた。今年80歳になったなんて信じられないぐらい若かった。まだまだコンサートに出演しているし、司会者を包帯でグルグル巻きにして彼女のアートを披露していておかしかった。

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なんだか話が脱線しまくった。うちの近所のレストラン情報は、次に続く、だな。


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2013-05-24 | グルメ色な日記

一体ロンドンはいつ暖かくなるんだろう。勘弁してよね、まだダウン着てても全然おかしくない。日本を発つ前にウルトラ・ライト・ダウン買ってきて正解、重宝してる。

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今日はスコットランド産サーモンがどれほど美味しいか、っていう話。アメリカではアラスカや大西洋産、日本では北海道やチリ産、イギリスやヨーロッパではノルウェーやスコットランド産が主流だが、スコットランド産は脂がほどよくのっていて、私は世界で一番美味しい鮭だと思う。ネットで検索してみたら、生食では世界一美味しい、という東京の一流シェフの談も出てた。ロンドンに来てからは、週に2、3回はこのサーモン食べてるな。夏前までがシーズンのようだから、今のうちに思い切り食べておこうと思って。

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今晩の我家のメニューは、松の実のかわりにアーモンドを使ったペストで和えたタリアッテレにポーチしたサーモンと野菜。これにフォートナム&メイソンF&Mで買ったハニー・マスタード・ドレッシングをかけてみた。

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マーケットで見つけたこのアーモンド・ペストは目下お気に入りの一つで、これをサーモンに塗って焼いても美味しい。

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先週は、いろんな料理雑誌を買っては新しいレシピに挑戦している娘が、アスパラとそら豆、ペコリノ・チーズを使ったリゾット風ピラフにガーリック・バター風味のサーモンを作ってくれた。このピラフはヒットだったから、いつかキッチン・マーレでも作ろうと思ってる。

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そこそこ良いスーパーの魚売り場では、魚と好みのバターを選ぶと、レモンと一緒にアルミパックに入れて封をしてくれる。そのままオーブンで焼くと、こんなに簡単に魚料理が出来上がる!魚を触りたくない西洋人には大変便利、触るの気にならない私にも簡単、安い、美味しい、の三拍子揃いでお助け料理だ。

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海藻かと思った。サムファイアsamphire というこの食べ物、実は海岸の岩などに生えるセリ科の草だそう。元々フランスで食べられていたものだそうで、魚料理の付け合わせによく出てくる。

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レストランで食べたスモーク・サーモンも、とろけるように美味しかった。奥の白い物体は、ガーゼに包まれリボンで巻かれたお洒落なレモン。

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F&M のランチで出たサーモンとオレンジのサラダもジューシーで最高だった。

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ロンドン・バスの二階の一番前に座ると、手軽に市内観光ができる。絵になるハロッズの可愛い配達トラックが通りすぎた。素敵な中庭もよく見渡せる。

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藤の花が真っ盛り。日本では藤棚にするけれど、こちらでは家の外壁に這わせるんだね。こういうのも味があっていいなぁ。ノッティングヒルの家並み。

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イギリスでは家の外観も庭も、全部通行人に見せるため?とっても参考になる。

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今住んでいるアパート近辺の話をしようと思っているのだけど、天気が悪くてなかなか良い写真が撮れていない。すぐ近くに、クラッパム・コモンclapham common という大きな公園がある。こちらもバスの二階からのショット↓。

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ロンドン模様

2013-05-06 | グルメ色な日記

イギリス人の挨拶は天気の話から始まる、とは昔からよく言ったもので、本当にこちらの天気は七変化する。一日のうちに超快晴、曇り、雨、あられ、とコートを羽織ったり脱いだりで、全く忙しい。ここ数日は初夏のような陽気だったのに、また今日から寒い灰色の空。15度を超えると嬉しい!って感じ。日本も今年は例年よりはずっと寒い春だったようだね。
しばらくブログをご無沙汰してると、書くことが多すぎて何から書いていいやら。これからは溜まらないうちに書く努力をします。。インターネットの接続が悪いっていうのも弁解の一つだけどね。

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まずはデパートの話からいこうか。高級デパート、ハロッズHarrodsの食料品売り場はそりゃ楽しい。高級時計、宝石、化粧品売り場と同じ1階にあるのがなんとも不思議だけど、日本のデパ地下をモデルにしてると絶対思うね。ちなみに地階はワイン売り場で、シャンパンバーがある。向かいにあるハイドパークで日向ぼっこしてから行ったから、日本のデパ地下同様夕方は値下げ品が多くてそりゃ良かった。

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昨年のクリスマスに明石教室で作ったビーフ・ウェリントンも量り売りしてた。前菜で使ったナツメも、ほら、こんなに種類があるんだよ。2010年までハロッズのオーナーだったアラブ人の息子がダイアナ妃とデート中に二人ともが自動車事故で亡くなったのは記憶に新しい??今のオーナーもアラブ人だから、もちろん大富豪っぽい客が多いだけじゃなくて、アラブのフロアがあってそこにはアラビアン・カフェもあってそりゃビックリだった。さすがにそこで写真を撮るのは躊躇した。

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こちらは最近日本でも目にするようになったリバティー・プリント発祥のデパート、リバティーLiberty。てっぺんには、風見鶏ならぬ風見帆船だよ。

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吹き抜けの店内のデコも奇抜でいいよね。
街を歩いていたら、散髪が必要な電話ボックスがあった。

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もう一つ、今度はATMマシンと合体した電話ボックス!

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面白写真ついでにこのムール貝、可愛くない?

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昨夏一緒にバスクを旅したアムス在住の友人が、出張でロンドンに来た。お気に入りのテムズ河辺のレストランでディナーをし、久しぶりに日本語で喋りまくった。

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デザート、右はルバーブとジンジャークランブルののったパンナコッタ、左は塩キャラメルとピーナッツ、チョコレートのタルト。美味しくて食べ過ぎ、飲み過ぎた夜だった。イギリス料理はまずい、というのは昔の話で、今は美味しいものがたくさんある。もちろん和食に比べたらスタンダードは低いけどね。

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娘がバイトしいてた日本レストランに行くと、日本人が造ってるっていうベルギービールを出してくれた。すごいね、こんなんあるんだ。結構美味しかったけど、ラベルはもっとオシャレにした方がいいな。

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公園やガーデンがたくさんあるイギリスでは、少しでも太陽が出るとわっと公園に人が集まる。寒くなったら私は退散するけど、みんな全然寒くないのか?って思うぐらいノースリーブや短パン、水着で憩ってる。ハイドパークにはこのように、馬用に土の散歩道もある。

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プールPooleという南部の街に行った時に立ち寄ったガーデン。ここもお金持ちの個人が寄贈した素晴らしいガーデン。こんなに色とりどりなヒースがあるとは知らなかった↑。チューリップの種類も数えられないほどあった。このピンクのチューリップの名前、Hatsuzakura 初桜って書いてあった↓。

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