チャオ・ダル・マーレ  CIAO dal MARE    (旧キッチン・マーレ)

Eat Well・Drink Well・Live Well
美味しく食べ、楽しく飲み、素敵に生きよう!

契約農家になって〜

2015-06-20 | グルメ色な日記

梅雨の晴れ間、久方ぶりに明石の友人宅(写真左手がおうちの玄関↑)に行ったら、畑がとうもろこし、きゅうり、茄子、トマト、いんげん、とすっかり夏野菜になっていた。

ご主人のご両親の代までは農家さんだったのだけれど、放置していた畑を数年前からは農作業が好きな男性(アダ名は’先生’)にお願いして色々な野菜を植えてもらっている。そして私の要望でイタリアンパセリとバジルはいつも↓。明石は農家や地主さんが多くて、奥の家一連も違う友人のご両親の所有物件↑。

↓あらま、カボチャももうできてたよ。子供たちが小さい頃はここでイチゴ狩りをさせてもらったなんとも贅沢な思い出があるな〜

そして今年は初めてズッキーニがうまく育ち、私はその花がついているのを見て大いに興奮した!これで、スペイン料理タパスの定番、ズッキーニの花のリコッタチーズ詰めができるじゃん!

ズッキーニの実が大きくなる前、5cmぐらいの長さの時にもぎり、苦いおしべは取って蕾にリコッタチーズにミントの葉、塩コショウを混ぜ込んだものを詰め(好みで唐辛子も)、衣をつけて揚げる。最近オクラの花も前菜で何回か食べたけれど、もっとhearty つまりボリュームあり、食べごたえのある一品だ。

もらって帰ったけれど残念ながらうちにはリコッタチーズはなくて、まだそれに近いクリームチーズがあったから、ミントやバジルの葉を切り刻んで混ぜ込み、塩コショウ、レモン汁も加えて揚げた。小麦粉をエール(ビール)で溶いた衣に塩コショウして。この衣はイギリスのフィッシュ&チップスの衣と同じようなものね。美味しかったんだけど、やっぱりクリームチーズはちょっと重かったな。お店によって花の部分だけの場合や、5cmぐらいの小さなズッキーニつきだったり。zucchini flowers, zucchini blossoms,イギリス英語では deep flied courgette floweres stuffted with ricotta & herbs と呼び方も色々。

玉ねぎとメークインまでもらって帰りました↓。葉ものばかり作っているような思い違いをしていたけれど、冬は大根人参といった根野菜も作っていたよね。

そしてバジルたちの、「早くペストソースにして〜!」って声が聞こえてきています。はいはい、少々お待ち下さい。おいし〜いジェノベーゼにするからね。

ノブちゃん、契約しましょ!

 


5月のイタリア料理

2015-06-05 | 料理教室顛末記

電子レンジで簡単に失敗なしのホワイトソースが作れます。新しい生徒さん達にはまだ教えていなかったので要望もあり、暑くてオーブン料理が嫌になる前にホワイトソースのメニューと夏野菜満載のイタリアンなメニューを揃えました。

  • シンプル・ミネストローネ
  • 真だこと夏野菜のグリル
  • トマト、アボカド、玉ねぎのサラダ
  • ラザーニャ・ボロネーズ
  • 新玉ねぎのグラタン
  • レア・チーズケーキ
 

日本ではホワイトソースといいますが、欧米ではベシャメルソース Bechamel Sauce といいます。バターと小麦粉を電子レンジで数分温めてから牛乳を加えてよくかき混ぜ、加熱していきます。途中何度か取り出してはかき混ぜると、ダマができることも焦げることもなく完璧なホワイトソースの出来上がり!それを使ったラザーニャとグラタンが今回のメインです。

ラザーニャのミートソース、正式名ボロネーズも、今回は本場イタリア風に白ワインと牛乳を入れて煮込んでみると、とても軽く、でもコクのあるソースに仕上がりました。ベシャメル、ボロネーズ、チーズ、パスタ、と層にしていくのに、人間の数が多く関わっているとそれに比例して混乱が起きる、ということが実証されたレッスンでしたね。特に豊中教室ではまぁなんと恐ろしく手間取ったこと!

新玉ねぎがとっても美味しい季節。小ぶりのものをくり抜き、ベーコン、マッシュルーム、そしてくり抜いておいた部分もみじん切りにして炒めて詰め、ホワイトソースとチーズをかけたグラタン。とても甘くて、玉ねぎの食感もとろけずに残っている、今の季節だけのお楽しみ一品。

真だこと夏野菜のグリルは、先日淡路のリゾレッタで食べたものをヒントにしました。あちらの味付けはとてもシンプルだったのだけど、レッスンではアンチョビと紫玉ねぎををオリーブオイルで炒めたソースを上にかけました。新ジャガ、ズッキーニ、モロッコいんげんと普通のいんげん、パプリカなどの夏野菜はすべてソテーしただけで味付けはなし。アンチョビソースで十分でしょ。

茹でだこは塩コショウ、オリーブオイルでマリネしてからグリルパンで焼くと、臭みが飛んでいい香りに。

この黄色い野菜↑は、UFOズッキーニという名前で売っていました。あんまり可愛いから黃パプリカのかわりに使ってみることに。横からの写真がなくて残念。本当にUFOの形だったんだから。さて、それをどう切るかな?形を活かしてこのように↓。

洋梨みたいにも見えるね。

さて前菜紹介があとになってしまいました。

サラダは、旬のトマト、アボカド、玉ねぎのシンプルな食材で。素材の良さとバジルをきかせた赤ワインビネガードレッシングが決め手になります。このドレッシングはなかなかイケるでしょ。

そしてとてもシンプルなミネストローネ・スープ。もともとイタリアのミネストローネはあり合わせの野菜を使ったスープなので、絶対っていう決まりはなくて、トマトベースであったりなかったり。ただ、パスタ、米、じゃがいも、豆、といった炭水化物が必ず入っています。今回はベーコンも使わずに野菜だけのミネストローネ。玉ねぎ、人参、ズッキーニ、ミックスビーンズだけというシンプルなものにしたけれど、野菜の甘みがスープに凝縮されて美味しいものになりました。パルメザンチーズを削ってかけると味がまた変わり、二度楽しめます。

毎回どんなにお腹が一杯でも、必ず皆さんがたいらげてくれるのがデザート。本当にデザートは別腹なんだな〜って思うよ。

レアチーズケーキという呼び方は日本だけで、欧米では rareレア(生)って言葉は使わず、non-bake cheesecake ノンベイク(焼いていない)といいます。手軽な材料ながらケーキ屋の味がする美味しいケーキ。控えめな甘さがとても上品だと思いませんか?マーマレード以外のジャムなんでもOKだからね。

今回も豊中教室のお土産はすごかったね〜。ハワイ帰りのミキちゃんからは、4種類のチョコがコーティングされているカハラホテルのマカデミアンナッツ。両手を使ってナッツにチョコを絡めている様子がホテル内の売り場では見られるそう。

2年前にウィンブルドンのチケットをなんとかゲットしてあげたマキちゃんは、今回は自力で全仏オープンのチケットを手に入れ、錦織圭の第二戦を観戦して帰ってきたばかり。カプチーノとシャンピニオンの形をしたチョコと、ハンドクリームetc.のお土産、孫がいる人達にはフランス製のオシリふきという洒落たものまで用意してくれていました。

スペインの赤いチェリー飴や軽井沢や新潟のクッキー。そして予約しないと買えないという源吉兆庵のどら焼き。毎回毎回気を使ってくださり、順子さんありがとうございます。

おっと忘れちゃいけない神戸教室の久美子さん、有田と波佐見の陶器市からの素敵なお土産をみんなにありがとうね!

それにしても皆さん、私も脱帽するぐらい国内外を旅してるね〜。

大丸神戸店の玄関口に、3日間だけBONSAI x SAKE BAR が設けられていた。白鹿の日本酒数種類が一杯たった100円!粋なスタンディング・バー、ずっとやってほしかったな。。

6月のレッスン:

  • 19日(金):中華@神戸
  • 21日(日):ワイン教室@梅林寺
  • 24日(水):中華@神戸教室
  • 7月3日(金):中華@豊中教室