チャオ・ダル・マーレ  CIAO dal MARE    (旧キッチン・マーレ)

Eat Well・Drink Well・Live Well
美味しく食べ、楽しく飲み、素敵に生きよう!

9月のレッスン

2011-08-31 | レッスン

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明日からもう9月。何歳になっても夏の終わりというのはちょっぴり寂しい気持ちになりますね。瀬戸内海に浮かぶアートの島、直島でテレビも新聞も見ずに数日過ごして神戸に戻ると雨模様。大型台風が接近中ってことも新首相が選ばれたことも全く知らなかった。ようやくレッスン日が決まりました。夏バテの頭を働かせてこれからメニューを練りますので、申し訳ありませんが少々お待ち下さい。

  • 7日(水)      英会話
  • 15日(木)    洋食
  • 22日(木)    英会話
  • 28日(水)    中華料理

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直島は安藤忠雄設計のいくつかの美術館や草間彌生のカボチャで有名だけど、ポップな銭湯やゴミ箱アートといったファンキーなものがひなびた村に混在してる不思議な島でした。

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芦屋のパン、六甲山

2011-08-27 | グルメ色な日記

サンドイッチのつづきでパンの話です。神戸にはもちろん美味しいパン屋が数えきれないくらいあるのだけど、芦屋のパン屋も捨てたもんじゃないって話。人気の「パンタイム」に行った、と1年前に芦屋に住む友人に言ったら、もっと美味しいところがあるよ、と教えてくれたのが同じ茶屋之町にある「ベッカライ・ビオブロート」と、阪神打出駅前の「ブーランジェリー・レ・ミュウ」でした。レ・ミュウの方は打出によく行くので何度か訪問してお勧めのペイストリー類を試していたのだけど、ビオブロートの方は全く行く機会もなく、すっかり忘れていました。ところが先日偶然に前を通りがかり、あっここだ!でも2週間という長~いお盆休みの最中でした。

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2011_august_078先週芦屋に行く機会があったのでめでたく再訪、山食とレーズンとクルミの入ったどっしりと重たいヴァルヌス・ウント・ロジーネン・ブロートというのを買いました。これが両方とも期待以上に美味しかったので、みんなにお店紹介しようと思ったわけです。ドイツで修行した御主人が、毎朝あちらで買ってきた石臼で玄麦を製粉。100%全粒粉を使っているだけでなく、麦も副材料も全て有機ものを使用しています。だからお値段も少々高めですが、麦のもつ甘さが噛めば噛むほど出てくる、まっとうなパンと言えます。ネットで調べてたら、仕込みに4日かけるクロワッサンが最高傑作らしい。ローフのパンしか置いていない店かと思っていたら、実はほとんど売り切れてただけなんだ~。そこで、次の週にまたまた芦屋に用事で出かけた時に再挑戦した。時間は午後5時。なんと、「本日は完売致しました。」と黒板に書いてあるじゃない・・・そうか、このパン屋は電話予約必須、午前中に行かないとダメな人気店なんだと分りました。火、水と週に2日も休み、ちまたではいっつも閉まっているパン屋、とも言われているようです。結局この日は連れが大好きだという「ローゲンマイヤー」のクロワッサンを買って帰ったのだけど、ここもバジルとハムチーズのクロワッサンなど他店にはないクロワッサンが何種類もあって悪くなかったけれど、ビオブロートのクロワッサンが早く食べたいよ~

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110818_145717芦屋に「イル・ヴィーコロ」という隠れ家的レストランがあります。ここにも先日初めて行き、その居心地の良さがすっかり気に入りました。イタリア語で路地という意味のヴィーコロ。閑静な住宅街に立つ一軒家の地下にあります。地下といっても高低差のある土地に立っているので窓から光が入る明るい空間。小さなキッチンでおじいさんが一人で調理し、サーバーの女の子が一人いるだけ。ランチはトマトとバジルのブルスケッタに、8種類のパスタから一つ選び、そしてコーヒーとケーキがついて1300円。パスタは全てリングイーネを使用、一人で調理するからそのへんで手間を省かないとね。しらすとブロッコリーアンチョビ風味、小いわしパスタといった珍しいものも。ディナーもやっているようなんだけど、そちらはどんなメニューだか興味津津です。

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来客が多かったこの夏、観光もかねて4回も六甲山と摩耶山に行きました。自己最多記録ですね。上の写真は晴れた日の摩耶山掬星台からの眺め。ここにあるレストラン「マヤテラス」は、夜になるとフレンチのディナーを食べるカップルの最強デートコースになります。今回ランチに行って、意外にもカレーやうどんがメニューにあってびっくりしました。ついでに紹介すると、六甲山頂にあるガーデンテラス内の「グラニット・カフェ」も素晴らしい眺望つきの私のお勧めレストランです。こちらはまだディナーにお邪魔したことはないので、一度行ってみたいと思っています。

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数か月前から毎週、北野にあるインド人の友人の家で、気功の先生に来てもらってレッスンしているのですが、六甲山頂にあるその先生の家で気分を変えてレッスンしよう、と数日前みんなで押しかけました。20年前にあばらやだった家を自分の手で設計・建て替えたそうで、真鍮の蛇口やタオルかけやシンク、重厚なドアなど海外で調達した調度品があふれていました。切り立った崖の上に立っている家の下は谷。大きな窓からの素晴らしい景色に言葉を忘れてしまった。夏場は霧がひどくて湿気がすごいのよ、と言っていた通り、この日も一体は霧。少し晴れ間が出ると、かなたに関空が見える絶景。下が小雨でも上は土砂降り。強風が吹いて本当に家が揺れたのでびっくりでした。「不便だし、ここは住む所じゃないよね~」って先生は言うけれど、町に住む私達は「いいな~素敵~」と溜息ばかり出ていました。

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真夏の饗宴、狂宴?

2011-08-21 | グルメ色な日記

千客万来というと響きは良いけれど、とにかく泊り客の多い夏でした。やっぱり夏はバカンスに出かけて日本にいない方が楽かも、って思ってしまうほど、次から次に予定外の客人も遊びに来て、家がまるで国際交流センターのようでした。

みなと神戸海上花火大会の日に海外から我家に来ていた客人達は、ラッキーにも30階にあるマンションのゲスト・ルームから花火観賞をすることができました。25倍の競争率を勝ち抜いてゲスト・ルームをゲットできたものの、パーティーを主催する気力は私にはなかったのでインターナショナル・スクール時代の友人達が代わりに仕切ってくれることになり、ピーク時には40人が入って飲めや食えやの真夏の饗宴となりました。今年は東北4県からの一尺玉40発も加わり、1万発の花火がまるで私達だけのために上がっているかのような錯覚に陥るほど、ベランダからの眺めは最高でした。

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昨年ヨーロッパを一緒に旅したグルメな挑戦者、M子も東京から遊びに来ました。相変わらず食い気しかない彼女は、午前8時半に神戸空港に到着した途端「腹減った~中華粥食べに連れてって~」とうるさい。そんなに朝早くから開いてる店ないからと、うちで残り物の餃子やらを食べさせてだまらせる。でもすぐに、ランチには神戸の老舗喫茶店に行きたいと、うちにあった情報誌をめくりながらリサーチ。彼女のおかげでホットケーキで有名な元町の「サントス」、サンドイッチで有名な「カフェ・バールこうべっこ」など、行ったことのない店に行けて良かったけれどね。「こうべっこ」は高野山に行く朝にモーニングをしに行ったのだけど、500円で飲み物とハーフサンドイッチを食べることができます。笑顔の素敵なおじいさんが35年前の創業時から、毎日自分で食パンをスライスしながら作っているというサンドイッチは種類もびっくりするほど多い。卵サンドはとろとろで野菜も新鮮、ハム&チーズ・サンドはトーストして出してくれ、手間暇かけた愛情の感じられる美味しさでした。もちろん私達はハーフじゃ足りなくて珍しいコンビーフ・サンドのフルサイズも追加注文。そしてこの店は私のお気に入りに追加、これからも通いたいお店の一つになりました。

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高野山は下界より5度は温度が低く、良い気が流れていて心身ともにリフレッシュできました。弘法大師空海が眠る奥の院には歴史上の人物の墓も多いのだけれど、山門の辺りには殉職した社員のために企業が建立したびっくりするほどモダンな慰霊碑がたくさん並んでいます。笑ったのが、「しろあり、やすらかにねむれ」と刻まれた日本しろあり対策協議会の慰霊碑。他にも福助坊ややらアポロ・ロケットのある慰霊碑やら、なんでもありなん?ってびっくりしたなぁ。

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写真は、昼食に入った店の麩田楽定食。大豆ごはんもごま豆腐も美味しかった。さて、宿坊といっても昨今は旅館と変わらず、食事が精進料理なだけです。部屋や料理のランクで値段が異なり、5千円~4万円ぐらいと色々あるようです。今回は坊主友達のネットワークで良いお部屋を安くに提供してもらえました。21才の修行僧がお部屋係だったのだけど、君は関西のお笑いタレントか、と突っ込みたくなるぐらい話術にたけていて話はおもしろいし、お酌はしてくれるしで、もしかしてここは趣向の変わったホストクラブなのかしら、ってぐらい楽しませてもらいました。写真は夕食に出された懐石の一の膳と朝食、そして泊った宿坊のお庭です。高野豆腐に絹ごしがあるって、知っていましたか?初めて食べたこれがまたなめらかで美味しかったな。

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話は飛びますが、M子が着いた日の夕食は、今神戸で一番予約が取れない中華料理店と言われている「チャイナ・ビストロ・エヴォルヴChina Bistro Evolve」に行きました。以前六甲にあったチャイナ・ビストロ常村が三宮に移転しグレードアップしたそうです。私は以前の店を知らないのでどう進化 - evolve したかは分らないのだけれど、創作四川、広東料理はなかなか面白かったし勉強にもなり、味も申し分なかった。8人という大人数で行ったので思い切り私の好みで料理を沢山選ばせてもらったのだけど、特に写真の「淡路産鱧のフリット、スパイシーココナッツ風味」は食べたことのない料理で美味でした。

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2011_july_aug_011_3 「神戸牛と夏野菜の黒胡椒炒め」は牛一頭から数キロしか取れないイチボという稀少部位を使っていてこれも中華らしくなく、でも素直に美味しかった。そして最後に出てきた担麺の味には魅了されました。もっと食べたかったのにお腹が一杯過ぎて食べれなかったのが今でも悔しい。。ビールを飲むとお腹が一杯になって食べれなくなるから飲まない!と宣言したM子、あなたは正しかった!残念ながら私はまだ酒を断ちきることはできないです。。。

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他にもオマール海老の広東風生姜炒め、帆立貝柱と蟹肉グラタンマカオ風、埼玉県産合鴨の北京ダック、冬瓜と海の幸のおこげなどなど、目も舌も楽しませてもらいました。唯一がっかりだったのは、イタリアのソースヴィンコットを使った黒酢スブタかな。何時間も蒸して作るというので期待大だったのだけれど、酸味が強く、肉も少ししつこかった。単純に野菜入りの酢豚を想像していたところ肉だけだったというのも、気がついたら野菜料理を注文していなかった私達の胃にはこたえました。

3泊4日の神戸滞在最終日、M子は「キャー!なんで1日目にはいてたパンツが入らないの~!」と雄たけびをあげ、体重計に乗っては「なんで4キロも増えてるの~!」と叫んでた。精進料理食べてたって、要は量でしょ。あれだけ食べたらそりゃ太るだろ。なのに飛行機に乗る前には美味しいパンが食べたい!と言うのでフロインドリーブ・カフェに連れて行ってランチをした。ローストビーフ・サンドとハム&チーズ・サンドをしっかり食べてから、カフェにしか置いていないケーキに目がいく。二人でモンブランを分けてそのおいしさにまた感激。横浜出身の彼女の初神戸の感想は、「横浜に似てるけど、神戸の方が食べ物が美味しいね。食った食った、大満足!」でした。それにしても、どこのサンドイッチの写真も撮っていなかったのは不覚でした。もう一度食べに行って撮ってこよっと。

                          つづく