チャオ・ダル・マーレ  CIAO dal MARE    (旧キッチン・マーレ)

Eat Well・Drink Well・Live Well
美味しく食べ、楽しく飲み、素敵に生きよう!

大盛り上がり!

2012-06-09 | 番外編

Dsc_0796_2
いろいろと立て込んでいてしばらくブログ更新できそうにないので、とりあえずこの動画をアップします。前回お知らせしたオクトーバ・フェスト、ドイツのビール祭は異常なぐらい盛り上がっています。認知度が低いのがもったいない!ドイツから楽団もやってきていて、彼らの音楽が私の頭の中で鳴りひびいている日々です。ここは本当に日本なの?ってぐらい毎晩最終回のライブは大盛り上がり。ベランダから見てるとなんてみんなハイで楽しそうなの!スーツ姿の男性二人が腕組んでくるくるダンスしてるし~!ルミナリエの鎮魂の鐘の音を聞くより、こっちの方がずっといいや、って思います。click↓

http://www.youtube.com/watch?v=AyPYjhZ9KNc&feature=youtu.be

11月末には東京で開催されるそうですが、そちらは会場がドームの中。絶対に緑に囲まれた神戸の方が楽しいと思うな。一番いいのは、入場無料の公園内だから別にビールやソーセージを買わなくても、楽しめるってこと。今日のプライベート英会話レッスンもいつもの喫茶店じゃなくてここでビールを飲みながらになっちゃいました~(私はお茶にするって言ったのに、生徒さんがまぁそう言わずに、とビール買ってくれたんだよ!と弁解...)でもとうとう今日から梅雨入り。途中から大降りの雨になり、肌寒くて大入りにはならなかった。あと2日で終わりだけれど、この盛り上がりをみていると、たぶん毎年恒例になりそうだね。


節電、エコ、開眼 ・・・

2011-06-23 | 番外編

Kobe_miyajima_kyoto_may2328_2011__2

昨日は夏至、一年で一番昼が長い日でしたが、真夏日でもありました。関電が関西地方の一般家庭や企業に夏場の15%節電を要請しているさなかの真夏日、我家は扇風機で頑張ったけれど、やはり暑かったですね。みんな日中は我慢をしていたのか、電力消費量は4時以降に急上昇したそうです。本番の夏が思いやられますね。

今頃になって節電、エコ、と大騒ぎしている日本は、海外生活が長かった私のような人間には、とても滑稽にみえます。日本に里帰りするたびに思っていたことは、なんて「もの」が溢れた国かということ。必要でないもの、言い返せば無駄なものを創り出して商品化し、消費者の購買意欲をくすぐる国、なんて過剰包装する国、なんて電力消費の多い国・・・

日本は、あらゆる分野の店で商品数が他国より圧倒的に多い、と言っても過言ではないと思います。日用品からはじまって、キャラクターグッズ、電化製品 etc.。アメリカの家電店を覗くと、冷蔵庫なんて数台しか置いてません。たぶん今でも携帯電話なんて黒かシルバー色しかなくて、選べるのは5種類ぐらいだろうし、ワンセグなんてついていないはず。そして、故障もしていないのに機種変更するなんて外国では考えられないこと!石原都知事が指摘する前から、自動販売機がこんなに多い国はない、って私も気づいてました。そして、自動切符販売機や自動改札機。NYで私の通勤駅に初めて自動切符販売機が設置された25年ほど前のこと。おっ、やったね、といそいそとお金を入れたら故障して切符が出てこない。窓口に言いに行くと、「なんで窓口で買わないんだ」、って反対に怒られた記憶が蘇ります。ややこしいことするからだ、みたいな顔されて。人間の方が確実ってことだったのか?

過剰包装については何度か環境を考える会などで海外事情として話をさせてもらったこともあるけれど、こんなにゴミが出る国はないと思います。特に食材がなんでもかんでもパックに入れられ、野菜はトレーにのせた上ラップをして、なんて売り方は他のどの国探してもないね。日本も今回のエコ開眼で、野菜を量り売りにしていく方向に、そう昔の日本に戻ればいいのに、と思います。

アメリカのスキー場で、アメリカ人が使っているスキー板やウェアの古さ、だささにびっくりしたのも思い出します。そしてその時、スキー板のモデルチェンジを毎年しているのは日本ぐらいだと知りました。日本では、新しいものを出すと売れるからだそうです。同じようにパソコン、デジカメ、家電、なんでもかんでも季節ごとに新モデルを出すのはもうやめたらどうでしょう。

先月我家に逗留していたアメリカ人の友人Katy も、日本ってなんでこんなに車種が多いの?とびっくりしていました。同じトヨタでも、アメリカじゃ車種は日本の半分以下だと思います。新しいものを出すとすぐに飛びつく日本人。必要かどうか、という基準で購買を判断する力を、これからは私達が子供達に教えていく番だと思います。日本にいるとなんにも気づかないわけだから、若者はどんどんと外に出て他の国と日本を比較する目、力を養っていってほしいと思います。

ところで、外国人が日本に来て必ず驚嘆するものの一つが、ウォシュレットです。温水洗浄だけでなく、暖かい便座、流水音が出る音姫に大感激して、必ず皆自宅に欲しいと言います。Katy とお姉さんのBarb も御多分に洩れず、行く先々のトイレで感激しては、やっぱり音姫付きがいいわ、なんて大受けしていました。昔は日本から買って帰った人もいたけれど、今では海外でも購入することができるようです。ウォシュレットこそ、どうしても必要とはいえない機能満載で電気の無駄使いなんだけど、なんとなく特別なサービスを受けてる気がするのだろうね。私は3年前に日本に戻ってきて新しいマンションに住むまではウォシュレットを使ったことがなくて、遅いデビュー。まだよく機能を把握してなくて、面倒くさくて温水洗浄以外は電源を切ったままです。

ついでに照明の話ですが、日本の家は照明が明るすぎ。アジア人は一般的に明るいのがお好きだけど、欧米人と同じく私も明るい照明と蛍光色はどうも落ち着きません。でもキッチンだけは明るくないと嫌な質で、シアトルでも他の部屋に比べてキッチンの照明は明るくしていました。遊びに来たシェフ友達が、「こんなに明るくて頭痛くならないの?」って言ったのだけど、それでも日本の普通の家のキッチンよりは暗かったんだけどな。。。

June_2011_017_2

さて、何を書きたかったのか。

夜、三宮から諏訪山方面を見ると、ライトアップされた市章、錨が見えます。1907年(明治40年)に神戸港築港起工式を記念して、市章と錨をかたどって松の木が植樹されたのが始まりだそうで、それぞれ市章山、錨山、といいます。市章は1967年の神戸港開港100周年記念の年から、錨は1981年のポートピア博覧会以来、ライトアップされています。

June_2011_019

June_2011_025_2 その東に帆掛け船のイルミネーションもあるのですが、問題はこの船。毎晩リピングの窓から何気なく見ていたけど、気にも留めなかった。KOBE2011 の文字とかわりばんこにライトアップされていることは気づいていたけど、この船の帆が時間によって正面、左、右、と変化しているなんて知らなかった!これに気づいたのが、毎晩ワインを飲みながら夜景を見ていたBarb でした。それを聞いて、えっウソ?注意して観察すると、20分おきに変るじゃないですか。知らなかったの?と彼女は得意顔。今じゃ来客があると私が自慢気に教えています。

錨マークは普段は白色ですが、特別な日は青色になるそうです。ライトアップは毎日日没30分前から23時まで。さて、節電で、これも時間短縮になるのかな。

人間、見ているようで見えてないことって多いですよね。ということで、は~い今日のテーマは「眼を大きく開けよう!」にうまいこと落ち着きました。

June_2011_024


hang in there

2011-04-17 | 番外編

日本語のがんばる、がんばろう、がんばってね、は英語にはありません。昔から英訳するたびに考えてしまう言葉の一つで、ちょっと無責任な言葉だなと思ったりします。今回の地震で「がんばろう日本」なんて、なんなんだろう、と思う日々です。思い切り力を出すことは try your best だけど、元気出して!はcheer up、闘病中や困難に直面した人にあきらめるな、っていいたい時は hang on  とか hang in there 、あんまり無理しないでのんびりとね、っていう時は take it easy だし。。。

私個人としては、今被災者にかける言葉は hang in there かなと思ってます。もうちょっと我慢してね、そのうち良くなるからね、ってことでしょうか。これまた無責任か。。

放射性物質の拡散が大変!とどれだけ叫んだところで、島国の日本、ヨーロッパやアフリカのように歩いて隣国に逃げれるわけじゃなし、大半の日本国民はどうしようもないじゃない、って開き直るしかないんですよね。その辺のところを今度は海外の人に分かってもらう番のように感じます。

昨日ちょっとびっくり、かつ嬉しいニュースを耳にしました。日本文学者でありコロンビア大名誉教授のドナルド・キーン氏(88歳)が日本国籍を取得するそうです。それ誰?っていう人が多いでしょうが、私が80年代にニューヨークに住んでいた頃、日本についての識者ということで彼は既に一目おかれており、新聞に彼の論説が載ると仕事柄参考にしたものです。今回の震災で多くの外国人が日本を離れるのを悲しく思い、大好きな日本に移住する決意が固まったそうです。私自身は19歳の時に華僑一世の親が悩みぬいた結果家族で日本国籍を取得したのですが、政治的や経済的理由以外で、自分の意志で他の国籍を取得しようなんてとんでもなく大きな決断ですよね。そんなに日本が好きなんですね、キーンさんは→

037

中山手カトリック教会の桜


原発 つづき 2

2011-04-07 | 番外編

ソフトバンク社長の孫正義氏個人が義援金として100億円と、今月から引退するまでの役員報酬を全額寄付するというニュースにはびっくりしました。国難だから、とあっさり言えるなんて凄い人ですね。

孫正義を語らせると熱くなってしまう関東在住の友人がいます。彼女はシアトル駐在から帰国後の2000年以来、へそくりでインターネット株取り引きを始め、ソフトバンク株がいかに優良かを株に全く興味のない私に力説していました。その彼女に地震後安否確認をして以来、何年かぶりにちょくちょくおしゃべりしています。彼女に聞くと、在日韓国人二世の孫さんは佐賀県鳥栖市の出身、家はガードレールの下だったので本籍には番地が無く無番地と表記されてるそうです。物心がつくまでは、おばあちゃんと一緒にリヤカーを引いて行商に行っていたそうです。16歳で高校中退後渡米。カリフォルニア大バークレー校在学中に自動翻訳機を発明し、それを日本のシャープに売って得た1億円を資金に会社を設立。まさにみかん箱一つから起業した人物だそうです。

孫さんが海外のニュースを読めと言ってるよ、と前にも原発コラムで書きましたが、今回は孫さんの必見動画サイトをこの友人が紹介してくれました。4月3日にユーストリームやニコニコ生放送で生中継された「孫正義 x 田原総一朗対談~東日本大震災について」です。今週になってようやく原発の危機的状況が日本国内でも表だって報道されはじめました。この対談には福島原発の元設計技師二人も参加しており、生々しい本音トークを聞くことができます。長いのですが、最初の24分はソフトバンクの支援やボランティア事業内容なのでスキップしても良いかもです。↓

http://www.ustream.tv/recorded/13747656

見るのが面倒な人は、抜粋記事をどうぞ。↓

http://www.pjnews.net/news/794/20110404_4

カリスマ的指導者のいない今の日本、孫さんが総理大臣になればいいのに、と思ったりもします。


原発 つづき

2011-03-28 | 番外編

どんどんと海外から情報が入ってきます。オランダに住む友人は、あちらと日本とでは報道内容があまりに違うから何が真実なのか分からなくなってきたと言います。彼女の関東出身の友人はオランダに家族を呼び寄せようとしているのに、当の日本の家族は原発事故問題を全然真剣に受け取っていないようだ、と嘆いているそうです。

在米の兄は、ソフトバンクの孫さんがイギリスやドイツのニュースを見るべしと言ってるよと書いてよこし、新たなサイトを教えてくれました。ドイツのこの放射性物質拡散予測サイトをみると、もうすぐ関西にも放射性物質が風に吹かれて到達しそうですよ。どうします??分りやすい絵図なので、見てみてください↓

http://bit.ly/fTiCeC