ブログ読者のみなさん、御無沙汰してしまい申し訳ありませんでした。父は無事退院しましたが、今度は父と同居している兄嫁のお母さんが入院してしまい、家政婦さんやヘルパーさんを結集しても手が足らなくて大変です。父は誤えん性肺炎だったため今は刻みとろみ食になり、我家の愚犬マックスは要ダイエットなんで夕食を手作りにしたところ、私はあっちでもこっちでも野菜や肉を細かく切り刻んでいる毎日となってしまいました。全くトホホ、右も左も親の介護に走り回っている友人ばかりになってきました。医学が進歩して容易に延命ができ、ますます高齢化社会になっている今、老後を穏やかに過ごす‐長生きするには莫大なお金がいるという現実に直面して恐怖におののいている日々です。娘に、ママを姥捨て山におぶって行ってね、と言ったら重いから嫌だ、と言われたし。やれやれ。
- 冷菜: からすみ、腸詰、涼拌三絲
- 大根餅
- 肉団子と白菜の煮込み
- はちみつレモンケーキ
久しぶりの料理教室、私イライラしてました?すみませんね~疲れがたまってたかしら?レシピを渡してるのに毎回読まずに調理中に質問ばかりになるので、数か月前からまずみんなで声を出して読んでもらってます。なのに、粉と水を混ぜ合わせておき、炒めた大根にそれを混ぜ入れるのに、気がついたら炒める前の大根に粉がまぶしてあるんだもの。水で洗ったから美味しい大根の水分も流れてしまいました。大根も表面に粉がついてしまったから柔らかくならなくて、繊維の残った大根餅ができてしまいました。昨年同様私が前日に作ったものを当日は食べてもらい、作ったものをお土産に持って帰ってもらいましたが、味の方はどうだったのかな、大丈夫だった?
冷菜の代表クラゲの酢の物にみたてて、葛きりにきゅうり、人参、ハムを加えて三食の酢の物、涼拌三絲(リャンパンサンスウ)を作りました。人参のかわりに錦糸卵を加えてもいいですね。今回冷菜には珍しいものを食べてもらおうと、お土産にもらった台湾のからすみや腸詰を使ってみました。ぼらの卵のからすみは高級珍味として知られていますが、実際食べたことある人はあまりいないと思います。薄皮をはがし、白ネギを刷毛代わりにお酒を両面に塗りながら弱火で少し火を通します。大根の薄切りや葉ニンニクと食べます。
葉ニンニクのみじん切りは大根餅の薬味としても使います。葉ニンニクも初めて食べる人が多かったですね。南京町ではいつでも売っているのだけど、それ以外ではまず目にしませんよね。ところがこの日の夜、テレビを見ていたら、『秘密のケンミンショー』で葉ニンニクが取り上げられてるじゃないですか!
葉ニンニクはニンニクの若葉ですが、ニンニクほど臭みがなくマイルドな味です。どこかで見つけたら一度使ってみてくださいね。
本場の腸詰はとても甘く、八角の味が強くて好き嫌いがはっきり分かれます。この日使った南京町「堂記」の手作り腸詰はマイルドすぎてパンチに欠けてましたが、日本人には丁度良いかもしれませんね。「益生号」のがおいしいと聞いていたので買いに行ったのですが、年末から売り切れ状態。焼き豚作りのかたわら時間がある時にしか作らないらしく、旧正月にむけてもうすぐ作ります、と言っていたのでまた仕入れておきますね。腸詰も弱火でフライパンでころがしてあぶり、薄く切って白髪ねぎと食べます。そうそう、大根餅に豚肉の代わりに腸詰を使うこともあります。
温かいスープとして、白菜と肉団子の煮込みを選びました。缶詰のクワイを加えた豚ミンチはハンバーグのように大きな団子にして、両面焦げ目がつくまで焼きます。白菜も一度さっと炒めてから土鍋に移して肉団子の上下に敷き、水をはって煮込みます。味付けは塩だけなのに、肉団子の美味しいだしがしっかり出て白菜も山のように食べれます。
Tさんがずっと前に持ってきてくれていた北九州市、坂井養蜂場のはちみつが気になっていたので、砂糖を使わない贅沢なケーキを焼きました。レモン皮はおろすけれど、小麦粉もふるわずにボウル一つで出来るので超簡単です。しっとりとしたカステラのような食感は中華のデザートといわれても頷くでしょ。
それではみなさん、次回のレッスンは気持ちに余裕を持って臨みたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。