御霊神社(ごりょうじんじゃ / 鎌倉・長谷)の五分咲き桜↓
NY時代の友人makikoが中目黒から江ノ島に引っ越して2年。先週東京に行ったついでに、遊びに寄った。鎌倉から少し離れるだけで、いつ行ってもこの辺りは田舎臭さが残っていて本当にのどか。
↓学校の購買部に入っているというレトロなパン屋さん。
↓江ノ島のそばにある片瀬漁港では、毎朝直売所で誰でも魚を買える。
↓江ノ島の裏側まで行ってくれる連絡船べんてん丸に乗って、歩くのをはしょった。
↓灯台のそびえる景色しかテレビなんかで目にしないけれど、江ノ島の裏側は釣り人が楽しむこんな岩場。
散歩のあとは、リクエストの大根もち作りをした。神戸から米粉を持って行ったけれど、まさかスライサーもないキッチンとは。makiko は食べ過ぎで昼寝しちゃったから(朝から正午までに私は2回、彼女は3回も食事をしてたからな〜)、一人で悪戦苦闘していたら、もう一人のNY時代の友達、joju君が突然遊びにきてくれた。飛んで火に入る夏の虫、で、彼に手伝わせた。
↓マンションからの景色は最高。晴れた日には富士山も見える。サクラはまだ咲き始めで、ベランダではスギナ茶作り。
鎌倉の大仏のすぐ近く、長谷の山の斜面↓を果樹園、菜園用にmakiko が買って早9年。まだ未開の地だった時から何度か遊びに行かせてもらっているが、開墾しながら寝泊まりできる小屋も作り、階段も作り、最初は子供達の格好の遊び場だった山の斜面が、彼らが大きくなって興味が失せてしまった今では、どんどんと大人の遊び基地としてワークショップを開催したりして活用されている。
翌日は、前日の3人で、堆肥用の炭焼きと燻製をしに朝から畑へ。お天気もよくて、まるでお花見気分。
↓枝を探してきてはどんどんと火に投げ入れ、炭作り。
↓塩をもみこんで3週間置いた豚バラ、塩鮭を燻製に。チップの代わりに、畑に生えている月桂樹とローズマリーの葉を使って。
↓出来上がった燻製鮭と、これまたそこに生えているパクチーを思い切りはさんでサンドイッチに。サイコ〜!
↓炭焼きが落ち着き、熾火になったところでBBQ開始。ふるさと納税にハマっているmakikoの家には食材がゴロゴロ。こちらは鳥取、大山の骨付鳥。トンビにさらわれないよう、上にも網をかぶせる。以前、トンビに網ごと肉をさらわれたとか。でもあまりの重さとたぶん熱さにバランスを崩し、途中で落としていったらしい。
岩塩だけなのに素晴らしく美味しかったよ。
出来上がったベーコンはお土産に持って帰るはずだったのに、もらい忘れたので、後日クール宅急便で神戸まで送ってくれた。チビチビ楽しみます。ありがとう!
’80年代にNYで出会った3人。それぞれ5年、10年、20年ほどコスモポリタンな大都会にに住んでいたのだが、幼馴染のような気楽さがあってホッとする。まさか30年後に鎌倉の山でこんなことしてるなんて誰が思っただろうね〜って笑いながら、あの頃が私は人生で一番貧乏だった、いや、俺は今が一番貧乏だわ、とか変な自慢をした。生まれたてのウグイスが「ほーっほほっけっきょ」ってまだ下手くそな鳴き方をしていて、なんとものどかな山の時間が流れていた。
そして私は煙臭い身体のまま、夜の便で神戸へ戻った。藤沢発、羽田空港行きリムジンの乗客は私一人だったという、これまた最後までのどかな小旅行だった。