試験は過去問に学べ!
とばかりに、3級問題200問、2級問題100問の入力を完了。
ザクッと過去の出題傾向を見てました。
受験しない3級の方はおいといて。
2級の方で気がついたことを。
何でか知らんけど、2級の問題はやたらと「間違っているものを選びなさい」が多い。
たとえば、こんな感じ。
第二回2級 問40
明治時代末期に行われた神社合祀についての説明で
間違っているものを選んでください。
1.地方における神饌幣帛料供進の負担軽減と、
合併した神社を地方改良運動の場にしようという
目的があったともいわれている
2.合併の対象となった神社は村社や無格社といった
地域に密着した神社がほとんどだったので、
その賛否をめぐって大きな議論が引き起こされた
3.この神社合祀に反対し、反対運動を行ったことでも
有名なのが、博物学者として有名な南方熊楠である
4.神社合祀の結果、全国の神社数はそれまでの半分以下に減少した
答え、判ります?
なーんとなく、2と3は正しい(解答欄に書くべき番号ではない)のかなと思いますが。
1と4はどうなんだ?って悩む悩む。
特に、4の「半分以下に減少した」ってのが実にいやらしい数値。
半分以下に減少ってことは、元々の数値が1000って数であれば、
500~0になっちゃったってことですわ。
神社の数が全国で半分以下になったって?
それはいくらなんでもやりすぎじゃないかって常識的な判断をしがちだけど、
数値をあげて問うということは、結構シビアなんじゃないのかなあとか、
裏の裏まで考える始末。
(半分程度=1000→501にはなったけど、それは半分「以下」ではない、ってな具合)
で。
答えは4なんですけどね。
「4が間違い」=これが正解。
『第2回神社検定問題と解説』の解説では、
”神社合祀の結果、全国の神社数は60パーセントほどに減少しました。”
とありました。
「半数以下に減少した」って、問題文中(の選択肢)にあるのに、
何故「60パーセントほどに減少した」って書くのかなあ(ぶちぶち)。
元々数字が苦手&単位の異なる数字の比較がもっと苦手なわたくしとしては、
勝手に「60パーセント以下に減少した」って読み替えてしまって、
答えを見ても、解答に納得がいかなかったです。
(60%以下ってのは、半数以下を内包するのでは???とか勝手に思い込んで)
正しくは、60パーセントほど「に」減少した=6割ほど残ったってことで、
「全国の神社数はそれまでの半分以下に減少した」という文言とは異なるので、
これが間違いで正しいのだけど…。
私は最初、”60パーセントほど”減少した(「に」が抜けている)、
と読んでしまったので、そう思ったんだろうけど。
まあ、2級の問題は、実にこのパターンが多かった。
調べてみたら、
「正しいものを答えなさい」式の出題が68題、
「間違っているものを答えなさい」式の出題が32題ありました。
(数え間違い&勘違いがありましたら平にご容赦を)
神社検定2級の問題は、全問四択のマークシートですから、
答えは各設問につき、必ず一つ(一つにならない場合は出題ミスで全員加点だ!)
ということで、四つの中から一つ選べば、確率四分の一で正解するはずなんだけど、
私の場合は、裏の裏の裏まで読みまくって、間違えている最悪のパターン。
実にこの「間違っているものを選びなさい」ってのはホント曲者だっ!
奈良検定でも「間違っているものを選びなさい」という問題が無いわけではないけれど、
神社検定はその比じゃない。
何故か、出題の三分の一程度が「間違っているものを選びなさい」なんだな。
実際に解いてみるとこれ、なんだかとっても、キモチガワルイ。
「正しいものを選びなさい」ならば「正しいものを選んで」「それが正解」欄に書く番号なんだけど、
(マークシートだから、塗りつぶすか)
「間違っているものを選びなさい」の場合だと、
「Xが間違い」←これが正解、になって、『間違いが正解』っていう、
日本語として、実にキモチノワルイことになるので。
(こんなことにこだわっているのは私だけですかね)
しかし、イヤだのナンだのとぬかしていては合格ができない。
しかも問題の三分の一はこの形式で出るので「間違いが正解」「間違いが正解」
と唱えながら、間違い(正解)を探すのだけど、それが苦痛で苦痛で(ははは)
その上、あやふやな知識を元に推測するもんだから、
「全部の選択肢にある文言が正しく思える」んだな。
たとえば、こんな問題。
第2回 2級 問58で、
(前略)遷宮にかかわる諸祭・行事のなかで、最初に執り行われる祭儀が山口祭だ。
今回の遷宮では平成17年5月2日に行われ、その日時は、天皇陛下の御治定により決められた。
(中略)参進の列の中でひときわ目を引く年少の男子・女子は「物忌」と呼ばれる童男・童女だ。
~~~~~~~~~~~~~
下線部の「物忌」と呼ばれる童男・童女の説明として間違っているものを選んでください。
~~~~~~~~~~~~~~
ってな問題がありまして。
選択肢は以下のとおり。
1.神様に仕えるために心身を清浄に保った童男・童女のことである
2.古より神宮の重要な祭儀に奉仕してきた
3.古より旧神領民から1年前に選ばれ、1年間、精進潔斎をして祭りに臨む
4.童男は紫花模様の「半尻(はんじり)」と呼ばれる装束を、
童女は「袙(あこめ)」と呼ばれる装束を着けている
さて、正解(=間違い)はどれでしょう?
1~3はそれらしいし、4は正しいと見せかけて、
装束の名称で細かいところが間違っているとかで、4かしらね…とか思っていたら、
正解(=間違い)は「3」だそうですよ。
「3」のドコが間違いかといえば、
物忌(ものいみ)は神宮の神職の子供から選ばれ、
前日から斎館で父とともにお籠りをして祭りに臨むんだそうです。
むーん。
よくよく考えてみれば、精進潔斎は子供といえどもするだろうけど、
一年も前からずっとはしないか…。
それより何より、旧神領民からではなく、神職の子供から選ばれるってことなので、
まずはそこでダメ(=間違っている)だし。
とまあ、こんな感じで、間違い探しは神経使う。
「正しいものを選べ」の場合は、間違っているものが三つで、
正解は一つだけなので、判らなくてもなんとなく選びやすいのだけど(気のせい?)
間違っているものを選べの場合は、どれも正しいような気がして、本当に選びづらい。
それこそさっきの問題でいえば、
”童男は紫花模様の「半尻(はんじり)」と呼ばれる装束を、
童女は「菖蒲(あやめ)」と呼ばれる装束を着けている”
~~~~~~
レベルの間違い探しな問題も実際にあって、神経衰弱並みに悩むんだな。
まあ、そんな細かいところところまで、完璧に覚えこんでいればいい「だけのこと」
なのかもしれませんが…記憶領域の少ないワタクシには難しい。
あー、そんなグチをいっている暇があったら、
少しでも”単語帳”作って用語だのなんだのを覚えた方がいいんだろうけど。
あと三週間がんばりますっ!
(遅いだろ、始めるのが)
とばかりに、3級問題200問、2級問題100問の入力を完了。
ザクッと過去の出題傾向を見てました。
受験しない3級の方はおいといて。
2級の方で気がついたことを。
何でか知らんけど、2級の問題はやたらと「間違っているものを選びなさい」が多い。
たとえば、こんな感じ。
第二回2級 問40
明治時代末期に行われた神社合祀についての説明で
間違っているものを選んでください。
1.地方における神饌幣帛料供進の負担軽減と、
合併した神社を地方改良運動の場にしようという
目的があったともいわれている
2.合併の対象となった神社は村社や無格社といった
地域に密着した神社がほとんどだったので、
その賛否をめぐって大きな議論が引き起こされた
3.この神社合祀に反対し、反対運動を行ったことでも
有名なのが、博物学者として有名な南方熊楠である
4.神社合祀の結果、全国の神社数はそれまでの半分以下に減少した
答え、判ります?
なーんとなく、2と3は正しい(解答欄に書くべき番号ではない)のかなと思いますが。
1と4はどうなんだ?って悩む悩む。
特に、4の「半分以下に減少した」ってのが実にいやらしい数値。
半分以下に減少ってことは、元々の数値が1000って数であれば、
500~0になっちゃったってことですわ。
神社の数が全国で半分以下になったって?
それはいくらなんでもやりすぎじゃないかって常識的な判断をしがちだけど、
数値をあげて問うということは、結構シビアなんじゃないのかなあとか、
裏の裏まで考える始末。
(半分程度=1000→501にはなったけど、それは半分「以下」ではない、ってな具合)
で。
答えは4なんですけどね。
「4が間違い」=これが正解。
『第2回神社検定問題と解説』の解説では、
”神社合祀の結果、全国の神社数は60パーセントほどに減少しました。”
とありました。
「半数以下に減少した」って、問題文中(の選択肢)にあるのに、
何故「60パーセントほどに減少した」って書くのかなあ(ぶちぶち)。
元々数字が苦手&単位の異なる数字の比較がもっと苦手なわたくしとしては、
勝手に「60パーセント以下に減少した」って読み替えてしまって、
答えを見ても、解答に納得がいかなかったです。
(60%以下ってのは、半数以下を内包するのでは???とか勝手に思い込んで)
正しくは、60パーセントほど「に」減少した=6割ほど残ったってことで、
「全国の神社数はそれまでの半分以下に減少した」という文言とは異なるので、
これが間違いで正しいのだけど…。
私は最初、”60パーセントほど”減少した(「に」が抜けている)、
と読んでしまったので、そう思ったんだろうけど。
まあ、2級の問題は、実にこのパターンが多かった。
調べてみたら、
「正しいものを答えなさい」式の出題が68題、
「間違っているものを答えなさい」式の出題が32題ありました。
(数え間違い&勘違いがありましたら平にご容赦を)
神社検定2級の問題は、全問四択のマークシートですから、
答えは各設問につき、必ず一つ(一つにならない場合は出題ミスで全員加点だ!)
ということで、四つの中から一つ選べば、確率四分の一で正解するはずなんだけど、
私の場合は、裏の裏の裏まで読みまくって、間違えている最悪のパターン。
実にこの「間違っているものを選びなさい」ってのはホント曲者だっ!
奈良検定でも「間違っているものを選びなさい」という問題が無いわけではないけれど、
神社検定はその比じゃない。
何故か、出題の三分の一程度が「間違っているものを選びなさい」なんだな。
実際に解いてみるとこれ、なんだかとっても、キモチガワルイ。
「正しいものを選びなさい」ならば「正しいものを選んで」「それが正解」欄に書く番号なんだけど、
(マークシートだから、塗りつぶすか)
「間違っているものを選びなさい」の場合だと、
「Xが間違い」←これが正解、になって、『間違いが正解』っていう、
日本語として、実にキモチノワルイことになるので。
(こんなことにこだわっているのは私だけですかね)
しかし、イヤだのナンだのとぬかしていては合格ができない。
しかも問題の三分の一はこの形式で出るので「間違いが正解」「間違いが正解」
と唱えながら、間違い(正解)を探すのだけど、それが苦痛で苦痛で(ははは)
その上、あやふやな知識を元に推測するもんだから、
「全部の選択肢にある文言が正しく思える」んだな。
たとえば、こんな問題。
第2回 2級 問58で、
(前略)遷宮にかかわる諸祭・行事のなかで、最初に執り行われる祭儀が山口祭だ。
今回の遷宮では平成17年5月2日に行われ、その日時は、天皇陛下の御治定により決められた。
(中略)参進の列の中でひときわ目を引く年少の男子・女子は「物忌」と呼ばれる童男・童女だ。
~~~~~~~~~~~~~
下線部の「物忌」と呼ばれる童男・童女の説明として間違っているものを選んでください。
~~~~~~~~~~~~~~
ってな問題がありまして。
選択肢は以下のとおり。
1.神様に仕えるために心身を清浄に保った童男・童女のことである
2.古より神宮の重要な祭儀に奉仕してきた
3.古より旧神領民から1年前に選ばれ、1年間、精進潔斎をして祭りに臨む
4.童男は紫花模様の「半尻(はんじり)」と呼ばれる装束を、
童女は「袙(あこめ)」と呼ばれる装束を着けている
さて、正解(=間違い)はどれでしょう?
1~3はそれらしいし、4は正しいと見せかけて、
装束の名称で細かいところが間違っているとかで、4かしらね…とか思っていたら、
正解(=間違い)は「3」だそうですよ。
「3」のドコが間違いかといえば、
物忌(ものいみ)は神宮の神職の子供から選ばれ、
前日から斎館で父とともにお籠りをして祭りに臨むんだそうです。
むーん。
よくよく考えてみれば、精進潔斎は子供といえどもするだろうけど、
一年も前からずっとはしないか…。
それより何より、旧神領民からではなく、神職の子供から選ばれるってことなので、
まずはそこでダメ(=間違っている)だし。
とまあ、こんな感じで、間違い探しは神経使う。
「正しいものを選べ」の場合は、間違っているものが三つで、
正解は一つだけなので、判らなくてもなんとなく選びやすいのだけど(気のせい?)
間違っているものを選べの場合は、どれも正しいような気がして、本当に選びづらい。
それこそさっきの問題でいえば、
”童男は紫花模様の「半尻(はんじり)」と呼ばれる装束を、
童女は「菖蒲(あやめ)」と呼ばれる装束を着けている”
~~~~~~
レベルの間違い探しな問題も実際にあって、神経衰弱並みに悩むんだな。
まあ、そんな細かいところところまで、完璧に覚えこんでいればいい「だけのこと」
なのかもしれませんが…記憶領域の少ないワタクシには難しい。
あー、そんなグチをいっている暇があったら、
少しでも”単語帳”作って用語だのなんだのを覚えた方がいいんだろうけど。
あと三週間がんばりますっ!
(遅いだろ、始めるのが)