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家族のイニシャルが4人ともKKです。今もたぶんこれからもずっと・・

ホスピタリティ:いやんばい:強いチームづくり

2012-09-07 | Weblog
阿吽の呼吸(あうんのこきゅう):夫婦でもかなり難しい日本古来からのおもてなし術、相手がして欲しいことを察して、さり気なく行う。

塩梅(あんばい):塩辛くなりすぎず、日持ちもする梅の漬け具合。相手にとって付かず離れず、思いやりのあるサービス。県南部の方言では、いい塩梅→「いやんばい」と日常的に使うが、近ごろは40代の私たちでもたまに耳にする程度。
「水はたれえさ、どのぐれいれんだい?」(水はたらいにどれくらい入れるのか)
『いやんばいでいいばい」(いい塩梅でいいから)つまり多すぎず少なすぎずの相手が納得するであろう程度。

 これがホスピタリティですね。マニュアルにあるお辞儀だけでは相手の心に響きません。近ごろはお金を払ったのだから100%満足させてもらえないとサービスではない、とかなり厳しい面もありますが、「してあげている」という傲慢な気持ちがある以上はそれが伝わってしまいます。
 私は礼儀正しさ(カーテシー)はホスピタリティに置き換えられると考えるようにしています。

 スポーツでも同じです。礼儀正しいチームを作ることと、阿吽の呼吸が選手間でわかるチームになることは同じ事。サインを出す野球のようなゲームでも、サッカーやバスケットのようなパスゲームでも、やっているのは選手です。強いチームは「いやんばい」が動きに出てきます。

 どうやって阿吽の呼吸やいやんばい(いい塩梅)がわかるのか。

 私は、「そうじ」「家の手伝い」「ボランティアなどの体験活動」だと思っています。一文の徳にも成らないボランティア、と思う人もいるのですが、いえいえ、やってみるとわかりますが、とてもいい気分になります。そこには阿吽の呼吸、いい塩梅の動きが必要とされます。1日終えたときみんな同じ笑顔でいい疲れ方をしています。またやろう、と言う気持ちがその後意外と早く生まれるものですよ。
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