近江商人・小泉家住宅に古思う 滋賀・東近江、ゆかりの地巡る
滋賀県東近江市出身の近江商人小泉家ゆかりの地を巡るウオーキングが5日、同市五個荘山本町などで開かれた。参加者16人が歴史に思いをはせながら約7キロを歩いた。
市近江商人博物館(同市五個荘竜田町)で27日まで開かれている「小泉重助展」に合わせ同館が企画。小泉家は1716年に麻布商を始め現在も続くアパレルなどの小泉グループに成長した。
ウオーキングでは同館学芸員の案内で旧家が立ち並ぶ旧中山道沿いなどの町並みを散策。国の登録有形文化財「小泉家住宅」内部も特別に公開され、江戸末期から整備を重ねてきた趣ある座敷や土間を見学した。
小泉家が戦国大名佐々木氏にゆかりがあると伝わることから、同氏の城があった標高325メートルの箕作(みつくり)山の登山もあり、色づき始めた秋の里山の景色を楽しんだ。
京都新聞【 2016年11月06日 13時15分