朝寝-昼酒-夜遊

日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

なにわばなし かみなり亭

2009年11月15日 18時22分34秒 | 落語・講談・お笑い
昨日の夜は仁鶴一門の勉強会「なにわばなし かみなり亭」へ。
第129回、ということなので、かなり続いている落語会。
あまり試験の前夜に行くものではないが、
珍しいネタが多いので覗いてみた。

トータルで30年近く大阪に住んでいるが、
谷六で降りるのは初めてかも知れない。
勿論「薬業年金会館」に足を踏み入れるのも。
良い雰囲気の和室で、
ざっと8割方埋まった感じ。


「子ほめ」(仁昇):△-

病気の後遺症か、
ところどころつっかえるところ、間が狂うところがあり、聞きづらい。
こなれてくるとそれが一つのリズムになるかも知れない。
科白も少し雑。

竹やんの家の上下はしっかり振っており、分かりやすい。
全体に若干深めだが、あまり違和感はなかった。


「明石飛脚」(仁嬌):△

相変わらず仁鶴っぽい。
あまり人物描写もせず淡々と進めていく。
「月日が立つのは早い」「かみなり弁当」の小咄を振って
「明石飛脚」他飛脚3題(これも小咄みたいなもの)。

「大阪から明石まで何里ある」と繰り返し聞くところを不自然に感じた。
根本的な部分での違和感だが。


「狸茶屋」(仁扇):△

「ねたのたね」には「仁智」と書いていたように思うのだが。
まあ良いが。

ネタそのものは、これも小咄のようなもの。
経験談やら入れ事やらがいろいろ入り、地噺みたい。
ネタに入る前に小咄などを入れるのは構わないが、
途中に「同級生が脱腸で」と入れていたのは雰囲気を損なっていた。
あと「タマタマ」と言うより「金玉」という方が好み。


「黄金の大黒」(仁福):△

この人、がさつな人なんだな。
特に人物分けもせず。まあ雰囲気があって悪くない。

羽織の件もそれなりに反応があった。
あまり強く押さない方がいいのだろう。

口上の「雨が降ってもかーりかり」でウケない、と
自己言及(こういう姿勢は好きではない)しているが、
特に面白いリズムで言わない限りは無理だろう。
ここは「こんにちは」の繰り返しで
ウケを大きくしていくしかないと思う。

後は叱ってやるところ、
寿司(ここは「崩れたから」よりも「落としたから」の方が分かりやすいと思う)、
コノワタ(仕草が分かりづらい)から
ハメを入れて「踏まえている2俵売りに行く」サゲまで。
コノワタのあたりで携帯が鳴ったのは少し気の毒。
その弄り方が拙かったところもあるが。


終演8時過ぎ。
内容も時間もあっさりした会だった。
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11月14日(土)のつぶやき

2009年11月15日 00時17分28秒 | つぶやき
08:31 from web
2012年終末論。何で終末論って流行るんだろう。オウムもそう言ってサリンを撒いて、予言を実現しようとしていたなあ。http://bit.ly/3Pjpnc
21:12 from web
簿記検定過去問。2回分と、あと1回は仕訳問題のみ。人事を尽くしたとは言い難いが、ケアレスミスさえなければどうにかなるだろう。特殊商品の仕訳と、念のため差異分析だけ目を通しておくこと。
21:22 from web
図書館で予約して借りた「わが落語鑑賞」(安藤鶴夫)目次見て読む気をなくす。ネタは彼の好きな文楽・三木助に偏っているし、ネタの速記が大部分。時間かけて見るに価せず、と判断。
by kkmaru on Twitter
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