昨日の夜は仁鶴一門の勉強会「なにわばなし かみなり亭」へ。
第129回、ということなので、かなり続いている落語会。
あまり試験の前夜に行くものではないが、
珍しいネタが多いので覗いてみた。
トータルで30年近く大阪に住んでいるが、
谷六で降りるのは初めてかも知れない。
勿論「薬業年金会館」に足を踏み入れるのも。
良い雰囲気の和室で、
ざっと8割方埋まった感じ。
「子ほめ」(仁昇):△-
病気の後遺症か、
ところどころつっかえるところ、間が狂うところがあり、聞きづらい。
こなれてくるとそれが一つのリズムになるかも知れない。
科白も少し雑。
竹やんの家の上下はしっかり振っており、分かりやすい。
全体に若干深めだが、あまり違和感はなかった。
「明石飛脚」(仁嬌):△
相変わらず仁鶴っぽい。
あまり人物描写もせず淡々と進めていく。
「月日が立つのは早い」「かみなり弁当」の小咄を振って
「明石飛脚」他飛脚3題(これも小咄みたいなもの)。
「大阪から明石まで何里ある」と繰り返し聞くところを不自然に感じた。
根本的な部分での違和感だが。
「狸茶屋」(仁扇):△
「ねたのたね」には「仁智」と書いていたように思うのだが。
まあ良いが。
ネタそのものは、これも小咄のようなもの。
経験談やら入れ事やらがいろいろ入り、地噺みたい。
ネタに入る前に小咄などを入れるのは構わないが、
途中に「同級生が脱腸で」と入れていたのは雰囲気を損なっていた。
あと「タマタマ」と言うより「金玉」という方が好み。
「黄金の大黒」(仁福):△
この人、がさつな人なんだな。
特に人物分けもせず。まあ雰囲気があって悪くない。
羽織の件もそれなりに反応があった。
あまり強く押さない方がいいのだろう。
口上の「雨が降ってもかーりかり」でウケない、と
自己言及(こういう姿勢は好きではない)しているが、
特に面白いリズムで言わない限りは無理だろう。
ここは「こんにちは」の繰り返しで
ウケを大きくしていくしかないと思う。
後は叱ってやるところ、
寿司(ここは「崩れたから」よりも「落としたから」の方が分かりやすいと思う)、
コノワタ(仕草が分かりづらい)から
ハメを入れて「踏まえている2俵売りに行く」サゲまで。
コノワタのあたりで携帯が鳴ったのは少し気の毒。
その弄り方が拙かったところもあるが。
終演8時過ぎ。
内容も時間もあっさりした会だった。
第129回、ということなので、かなり続いている落語会。
あまり試験の前夜に行くものではないが、
珍しいネタが多いので覗いてみた。
トータルで30年近く大阪に住んでいるが、
谷六で降りるのは初めてかも知れない。
勿論「薬業年金会館」に足を踏み入れるのも。
良い雰囲気の和室で、
ざっと8割方埋まった感じ。
「子ほめ」(仁昇):△-
病気の後遺症か、
ところどころつっかえるところ、間が狂うところがあり、聞きづらい。
こなれてくるとそれが一つのリズムになるかも知れない。
科白も少し雑。
竹やんの家の上下はしっかり振っており、分かりやすい。
全体に若干深めだが、あまり違和感はなかった。
「明石飛脚」(仁嬌):△
相変わらず仁鶴っぽい。
あまり人物描写もせず淡々と進めていく。
「月日が立つのは早い」「かみなり弁当」の小咄を振って
「明石飛脚」他飛脚3題(これも小咄みたいなもの)。
「大阪から明石まで何里ある」と繰り返し聞くところを不自然に感じた。
根本的な部分での違和感だが。
「狸茶屋」(仁扇):△
「ねたのたね」には「仁智」と書いていたように思うのだが。
まあ良いが。
ネタそのものは、これも小咄のようなもの。
経験談やら入れ事やらがいろいろ入り、地噺みたい。
ネタに入る前に小咄などを入れるのは構わないが、
途中に「同級生が脱腸で」と入れていたのは雰囲気を損なっていた。
あと「タマタマ」と言うより「金玉」という方が好み。
「黄金の大黒」(仁福):△
この人、がさつな人なんだな。
特に人物分けもせず。まあ雰囲気があって悪くない。
羽織の件もそれなりに反応があった。
あまり強く押さない方がいいのだろう。
口上の「雨が降ってもかーりかり」でウケない、と
自己言及(こういう姿勢は好きではない)しているが、
特に面白いリズムで言わない限りは無理だろう。
ここは「こんにちは」の繰り返しで
ウケを大きくしていくしかないと思う。
後は叱ってやるところ、
寿司(ここは「崩れたから」よりも「落としたから」の方が分かりやすいと思う)、
コノワタ(仕草が分かりづらい)から
ハメを入れて「踏まえている2俵売りに行く」サゲまで。
コノワタのあたりで携帯が鳴ったのは少し気の毒。
その弄り方が拙かったところもあるが。
終演8時過ぎ。
内容も時間もあっさりした会だった。