水曜の落語会2つ目。
「動楽亭」の後、夜は「文華の勉強会」へ。
鶴橋に早く着いたので、1時間程軽く飲んで「雀のおやど」。
ざっと40人くらいの入り。
同じ掛け持ちを考える人はいるらしく、
「動楽亭」でも見かけたお客さんがちらほら。
「天狗さし」(文華):○
元々口の動かし方にクセがある人なのだが(昔の病気のせいかも知れないが)
特にマクラで、以前よりも動きが大きくなっている気がする。
ちょっと心配。
マクラは吉本の大喜利、品川花月の話など。
割と好き放題喋っているが、よく考えられており面白い。
このネタは元々あまり好きではないのだが、面白く聞けた。
最初の「それをあんたに相談に来た」の繰り返し、
それを受ける男の辟易しているところがきっちり描写されている。
これが(今日の演り方の場合)サゲにつながってくる訳なので、
大事になってくるだろう。
天狗(と思って)捕まえるあたり、
けっこう仕草も大きく面白かった。
サゲは「それをあんたに相談に来た」。
まあ、このサゲで良いと思う。
「一人酒盛」(文華):△+
マクラは周りの酒飲み話。
「アルハラ」に対する文句は良いが、
「タバコが嫌がられる」話までいくと、少し本筋につなげづらくなる感じ。
同感ではあるけど。
このネタ、難しいなあ。
次第に酔っていくところ、使い方に遠慮がなくなっていくところは
きっちり描写されているのだが、
この酔っ払いにもっと「華」や「陽気さ」、
ある種の「クサさ」がないと、
ネタ全体が陰気になり、大きなウケにつながらない感じがする。
「何睨んどんねん」という科白が多いのだが、
これも何か他の形容で相手の男をイメージさせておいて、
最後の決め手みたいな位置付けで入れるのが良いかな、と思う。
相手の男にしても、最初はウジウジしていて、
途中で酒を飲んでいる男に対して怒りを向けるようになる、
という感情の流れにするのが良いと思うし。
丁寧に酔いを進めていくところは流石。
この人の「らくだ」を聞いてみたいな。
「狸茶屋」(文華):△+
「茶屋」と言っているが、このネタはもっと下衆な遊びだろう。
廓のやり手婆や女郎の熟れた感じが、
もう少し出た方が良いと思った。
そのあたりは、先日見た仁扇の方が雰囲気が出ていたかな。
途中で「もう少しでサゲ」とか言うのは
あまり好きになれない。
トントンとサゲまでいってしまって、
客を唖然とさせる類のネタだと思う。
最後の抽選会は当たらず。
腹ごしらえは済んでいたので、まっすぐ帰宅。
「動楽亭」の後、夜は「文華の勉強会」へ。
鶴橋に早く着いたので、1時間程軽く飲んで「雀のおやど」。
ざっと40人くらいの入り。
同じ掛け持ちを考える人はいるらしく、
「動楽亭」でも見かけたお客さんがちらほら。
「天狗さし」(文華):○
元々口の動かし方にクセがある人なのだが(昔の病気のせいかも知れないが)
特にマクラで、以前よりも動きが大きくなっている気がする。
ちょっと心配。
マクラは吉本の大喜利、品川花月の話など。
割と好き放題喋っているが、よく考えられており面白い。
このネタは元々あまり好きではないのだが、面白く聞けた。
最初の「それをあんたに相談に来た」の繰り返し、
それを受ける男の辟易しているところがきっちり描写されている。
これが(今日の演り方の場合)サゲにつながってくる訳なので、
大事になってくるだろう。
天狗(と思って)捕まえるあたり、
けっこう仕草も大きく面白かった。
サゲは「それをあんたに相談に来た」。
まあ、このサゲで良いと思う。
「一人酒盛」(文華):△+
マクラは周りの酒飲み話。
「アルハラ」に対する文句は良いが、
「タバコが嫌がられる」話までいくと、少し本筋につなげづらくなる感じ。
同感ではあるけど。
このネタ、難しいなあ。
次第に酔っていくところ、使い方に遠慮がなくなっていくところは
きっちり描写されているのだが、
この酔っ払いにもっと「華」や「陽気さ」、
ある種の「クサさ」がないと、
ネタ全体が陰気になり、大きなウケにつながらない感じがする。
「何睨んどんねん」という科白が多いのだが、
これも何か他の形容で相手の男をイメージさせておいて、
最後の決め手みたいな位置付けで入れるのが良いかな、と思う。
相手の男にしても、最初はウジウジしていて、
途中で酒を飲んでいる男に対して怒りを向けるようになる、
という感情の流れにするのが良いと思うし。
丁寧に酔いを進めていくところは流石。
この人の「らくだ」を聞いてみたいな。
「狸茶屋」(文華):△+
「茶屋」と言っているが、このネタはもっと下衆な遊びだろう。
廓のやり手婆や女郎の熟れた感じが、
もう少し出た方が良いと思った。
そのあたりは、先日見た仁扇の方が雰囲気が出ていたかな。
途中で「もう少しでサゲ」とか言うのは
あまり好きになれない。
トントンとサゲまでいってしまって、
客を唖然とさせる類のネタだと思う。
最後の抽選会は当たらず。
腹ごしらえは済んでいたので、まっすぐ帰宅。