「新聞があぶない」(黒薮哲哉)読了。
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「押し紙」問題やそれに関わる新聞社の動きが描かれている。
例えば「押し紙」をする代わりに新聞社から販売店に支給する補助金、
日本ABC協会が新聞社寄りであることや
自治体広告が新聞社への税金バラマキになっている実態、
専売店にすることで販売店を新聞社の言いなりにしようとする動き、
日販協の政界への献金・政治工作など。
最近ではABC部数が実態を反映していない、という声が上がりつつあるが、
それでも語られることは少ないように思う。
まあ、新聞社も所詮は利益団体であり、
自らに都合の悪いことは記事にしない訳で。
他にも、記者クラブが場所代などで、
国や自治体からどれだけの優遇措置を受けてきているのか?とか。
ただ、情報を受け取る側としては、
自らを優遇する者や生存の基盤を提供する者に対して
強いことは言いづらいだろう、と想像し、
下手に叩くと利益を損なう、と恐れている構造を考慮に入れて、
書かれた内容を割り引いて読むべきだろう。
また、存在しても全く書かれないこともあるだろうから、
アンテナを張っていく必要がある。
その程度にしか、新聞なんて信頼できない、と思わないと、
新聞社を通して情報統制を受け、
判断できないまま敗戦に至らざるを得なかった戦前と
同じ過ちを繰り返しかねない。
自分のことは自分で守らなければ。
どうせ、彼らはまた掌を返すだろうし。
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「押し紙」問題やそれに関わる新聞社の動きが描かれている。
例えば「押し紙」をする代わりに新聞社から販売店に支給する補助金、
日本ABC協会が新聞社寄りであることや
自治体広告が新聞社への税金バラマキになっている実態、
専売店にすることで販売店を新聞社の言いなりにしようとする動き、
日販協の政界への献金・政治工作など。
最近ではABC部数が実態を反映していない、という声が上がりつつあるが、
それでも語られることは少ないように思う。
まあ、新聞社も所詮は利益団体であり、
自らに都合の悪いことは記事にしない訳で。
他にも、記者クラブが場所代などで、
国や自治体からどれだけの優遇措置を受けてきているのか?とか。
ただ、情報を受け取る側としては、
自らを優遇する者や生存の基盤を提供する者に対して
強いことは言いづらいだろう、と想像し、
下手に叩くと利益を損なう、と恐れている構造を考慮に入れて、
書かれた内容を割り引いて読むべきだろう。
また、存在しても全く書かれないこともあるだろうから、
アンテナを張っていく必要がある。
その程度にしか、新聞なんて信頼できない、と思わないと、
新聞社を通して情報統制を受け、
判断できないまま敗戦に至らざるを得なかった戦前と
同じ過ちを繰り返しかねない。
自分のことは自分で守らなければ。
どうせ、彼らはまた掌を返すだろうし。