させぼ moonlight serenade

自身の取扱説明書です
きっと

ロリポップ

2011-03-27 02:24:11 | 日々のこと

また好きな一冊に出逢った

桜庭一樹の

「砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」

 

ブルータスの切ない。特集で

紹介されていて

ずっと 読みたかったもの

 

慌ただしいけど

それに押し流されないように

敢えて 本を読む時間を 欲する

眠る前の入浴タイム

一日のしがらみから

解放されるひととき

 

「好きって・・・絶望だよね」

 

その切ない。一行に 惹かれ

飛び込んだ ロリポップワールドは

とても 不完全で 純粋で

子供を 砂糖菓子のように

優しくて はかなくて 

小さなモノだと 思い込みたい大人へ

自分たちも 無抵抗で無邪気な子供だったコトや

あの頃、日々、大小関係なく

何かと 向き合い戦っていたコトを

思い起こさせてくれた

 

誰もが気付いていないだけで持っているもの

ずっと持ち続けたいもの

それが

ロリポップワールド

 

甘過ぎて、はがゆくて

くせになるけど

それだけじゃダメなんだ

 

届くコトなんて

見い出すコトなんて

できないのだから

 

好きって・・・

ほんと

絶望的だな

コメント
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