幸福論

キミに

「シアワセですか？」

と 問われれば

迷うコトなく

「シアワセです」

と カタチのイイ

笑顔で にこり

応えるでしょう


小さな子どもの頃

「シアワセ」と

云う名の

手鞠のような

「ことだま」を

数え唄でも

唱えるように

ぽうんぽうんと

ヒトリ撞いていた


オトナになって

キミと出逢えて

ちょっぴり歪には

なってしまったけれど

ラグビーボールみたいな

「シアワセ」と

云う名の

「ことだま」を

勇敢な

ラガーマンたちのように

ぽうんぽうんと

イイリズムで

呼応させあえている


いつか

フタリの

「シアワセ」と

云う名の

「ことだま」が

どんどん

どんどん

膨らんで

ヒトツの

蒼い惑星に

なって

あらゆるモノを

ヒカリで

包むコトが

出来たなら


なんて

真ん丸な

キモチで

「シアワセ」と

唱える傍に

キミがいる

真ん丸な

日常の中の

ボクの

幸福論