ちょいと
コワイ夢を
見た
正夢に
ならなければ
いいけれど
夢には
予知夢も
稀に
あるの
だろうけれど
たいていは
潜在意識から
心地よい夢を
見たいなら
目を見開く
このセカイで
できるだけ
自身を
解放して
あげないとね
万葉集の
和歌に
逢いたいヒトが
出てきたら
それは
相手も
あなたに
逢いたい
と
いうコトですよ
そんな
意味合いの
モノが
在るという
平安の人々は
なんと
ポジティブで
愛を信じて
いたコトか
夢は
まずは
見るモノ
叶えられれば
なおさら
だけれど
プロセスを
愉しめれば
きっと
結果は
ついてくるから
特急列車じゃなくて
鈍行列車の
旅の方が
周りの景色を
眺められて
いいのかもね
慌てて
築いたり
答えを
出すより
時に委ねて
みるのも
いいかもね
人の夢
と
書いて
儚い
と
読む程に
眠りについて
夢を見てる間も
人生は
過ぎている
ヒトは
成長している
夢の中でも
キミと
上手くいくように
と
ただ
ひたすらに
願っている
育んでいる
たかが
夢なんて
思えないから
夢すら
ヒントであり
チャンスだと
思いたいよね
夢が夢なら ~小沢 健二~
銀河を見上げる冬の小径
色とりどり擦れ違う
ダウン・ジャケット
ボートを漕ぎ出す波の上に
洗った様な月が光るね
ああ 夢が夢なら
それでも構わない
萌え立つ霧と密の
流れる波をたゆたう姿
口笛を吹こう今は4月
市場を通り目を閉じてみる
掠める気持ちはツバメのように
4月の空はダイヤモンド
岸辺に立つ緑若く5月
電車のガラスは
涼しげなスクリーン
真っ白に嵩張る雲の流れ
映し川を越えてく私鉄
七夕を越えて
幾つも night&day
波が寄せて返す夕暮れ
花やかな夏の酔いにまかせて
いっそ華火でも行きたいね
ああ 夢が夢なら
それでも構わない
萌え立つ霧と密の
流れる波をたゆたう姿
嵐のあとに散らばる楓
踏みよけながら駅まで急ぐ
坂道を下り降りてすぐに
汗をかいた額 打つ風
夏から秋へと空は高く
はっきりと今僕には判る
僕はあなたに逢えたことを
ずっと幸せに思うはず
ああ 君が居た頃のことを思わない
僕は一人で生きることを
学ぶさと思いながら
霜の降りた朝街を歩く
恰好つけずにいようと
ちょっと思う
木洩れ陽が織りを返す小径
その先に僅かに見えるね
ああ 夢の彼岸まで
高く架かる橋
萌え立つ霧と密の
流れる波をたゆたう姿
クリスマスが近づく場所で
元気に挨拶を交わしたい
爽やかな冬の酔いにまかせて
力強く時に悲しく
緩やかな円を描くように
僕らの息・吐息交差する
手をのばしそれをそっと握り
誰かと舟を進めてゆく
対岸の灯り眺めながら
往きつ戻りつ往く夜舟を