させぼ moonlight serenade

自身の取扱説明書です
きっと

逢沢りく

2017-05-11 07:31:50 | 日々のこと



ようやく

読む機会を

与えられた




ほしよりこサン



逢沢りく




貸してくれたのは

逢沢りく。

みたいな

美少女




逢沢りく。



美少女フォルム



纏った

思春期。

そのもの





自身が

どんな役回り



望まれているのか

察し

痛々しいまでに

その役



完遂する

一方

ホントの自身



ホントの喜怒哀楽

なんて

誰にも分かりっこないから

誰にも見せやしない



ましてや

誰かの闇を

覗き込むなんて

恐ろし過ぎるから

無関心を装うに

徹する





みんな

多感なあの頃。



置いてきた筈



苦々しく

甘酸っぱい

果実のような

感情



読みながら

齧らされているコト



気付いていく

だろう





また

すっかり

オトナになった

いまでも




〜完璧を目指しているヒトって

たいてい不器用なのよ〜




そんな台詞にも

言い表わされているように

理想



幻想

なんてモノ



下手に

懐くから

ちっとも

辿り着けやしないのよ

なりたかったオトナ。



なんて



しょげてしまう




物語の後半

逢沢りく



カノジョ



特別なモノ

として

遠巻きにしか

見ない

クラスメイト



ガラスで出来た

調度品のようにしか

扱えない

オシャレで

ハイセンスな

両親



離れ



上品とか

デリカシーとは

程遠いけれど

カノジョを

理解したフリではなく

ただ

小鳥を可愛がるように

ただ

自分たちの大切な家族のひとり

として

接してくれる

ハートウォーミングな

多少ウザい

環境に

身を置くコト



ようやく

殻を脱ぎ捨て

裸の自身を

鏡に映すまで



成長する



それと

同時に

両親の真の愛情



ヒトとしての弱さ

にも

気付くコトが

出来る



哀しい余韻のまま

確実に与えられし

ハッピーエンド



想わず

ホッとして

しまった





鉛筆画



モノクローム



頼りない線



繰り広げられるセカイ



読み終わるころには

奥行き



壮大なスケール感



感じられずには

いられない



恐るべし

ほしよりこワールド!




そして

逢沢りく。



貸してくれた

逢沢りくよりも

体温が2度くらい

高そうな

美少女



ありがとう





・・・カノジョ



人知れず

泣くのかな





・・・泣けたら

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