何
も
喪うモノ
なんて
ナイ
気
が
する
何故なら
何
も
手
に
入れて
など
居ない
から
ヒト
は
守るモノ
が
在れば
強くなる
そう
云うけれど
ほんとう
に
まとも
な
ヒト
は
だれか
に
守ってもらおう
なんて
想っていない
し
ほんとう
に
大切
ならば
守るコト
より
信じるコト
を
優先
する
だろう
点
と
点
の
時間軸
の
中
を
彗星
みたい
に
だれか
の
人生
と
だれか
の
人生
が
行ったり来たり
ごく稀
に
交差
したり
横並び
に
なったり
ただ
それだけ
たった
それだけ
そのコト
に
気付けば
後
は
実
に
生き易い
この
小説
の
中
には
其れ
を
肯定してくれる
くだり
が
在る
だれか
の
日々
や
生き様
や
人となり
は
どんな
に
近くとも
どんな
に
いとしくとも
手
に
取る
コト
は
なく
ただ
感じたり
ただ
解釈したり
して
噛み砕く他ならない
自身
の
子供っぽさ
を
識るコト
で
成長
を
促進
させる
し
関わり尽すコト
で
添い遂げられないコト
を
確認
する
なにか
を
昇華させるコト
で
なにか
を
動き出させるコト
しか
出来ない
ヒト
と
云う
イキモノ
の
理不尽さ
よ
不甲斐無さ
よ
其れ
を
絶えず
明るく
照らす
この
セカイ
の
普遍性
よ
伴走者
で
在れ
常
に
程よく
何
か
を
手
に
入れた
と
驕るな
何
か
を
喪いそうだ
と
傲るな