好きな小説は何ですか?
そんなふうに
訊かれるコトも
滅多に無いけれど
たぶん
訊かれたなら
よしもとばななサン
の
ムーンライトシャドウ
です
そう
答えるだろう
最近
映画化されたコトを
SNSで識り
久しぶりに
読みたくなった
台風前夜
なんだか
スムーズに
導眠出来ず
布団の上で
ゴロゴロしながら
ページを捲った
あれれ⁈
こんな話しだったっけ⁈
いやいや
違う
ワタシの時代背景が
変わっているんだ
ヒト並みに
齢を重ね
その分
出逢い
も
送るコト
も
積んできたから
百年に一度の奇跡。
よりも
主人公と
今はもう逢えぬ
大切なヒトとの
日々の出来事。
の
描写
に
胸がいっぱい
に
なった
偶然
を
奇跡
と
想い込む
あどけなきキミ
よ
日常
こそ
振り返れば
とんでもない
幸福
なのだと
気付かされるコト
を
きっと
成長
と
いや
前進
と
呼ぶのだよ
そう
偉そうに
ココロの中で
主人公に諭す
自身に
少し笑った
出逢い。
そして
次のステップ
で
ある
関わり。
の
覚悟
を
手に入れたなら
もれなく
いつかは
別れ。
の
覚悟
も
付いてくるのが
人生
だ
いつか。
は
すぐ先なのか
うんと先なのか
は
自身で決めたり
時に委ねたり
定義はあいまい
だけれど
その時。
は
必ず
来る
畏れて
五感を
鈍らせるより
覚悟
を
決めて
研ぎ澄ます方
が
きっと
後悔は少ない筈だ
出逢ってくれて
関わってくれて
ありがとう。
そう
来たるべき
その時。
に
伝え合えぬのならば
きっと
関わってすら
いなかったのかもしれない
そう
自身を
納得させられる程にもなった
そういえば
昨日
仕事の訪問先で
ムスメほどの齢のコから
ーそういえばワタシふられたんですよ
ずっと付き合ってたカレからー
ーでもワタシをふるヒトなんだから
付き合っていくのも違うなぁと
妙に納得したんですー
そんな打ち明け話を聴き
達観してるなぁ〜と
感心してしまった
カノジョは
きっと
身を以て
誰かと関わるコトの真意を
既に知っていたんだろうな
人生
には
長さだけじゃ
計れない
感覚
や
掴めない
勘
が
あるんだよね
其れは
経験値
と
やら
其れは
大切なヒト
を
識る
熱量
と
やら