
あっという間の十一月
ふた月毎に捲るカレンダーも
早いモノで
あと一枚となった
それに相応しいコトバ
『諸行無常』
世の全てのモノは
移り変わり
また
生まれ変わり
消滅する運命
を
繰り返す
永遠に変わらぬモノは無く
人生は
儚く虚しいモノである
と
いう
意
愛犬の旅立ちを経験した
いま
尚更
噛み締めているコトバだ
大切なモノを送る時に
感じた痛みは
たしか
大切なモノを迎える時の
其れに似ていた
(喩えるなら出産かな。
愛犬を産んだわけじゃないけれど)
いまは
ツラいけれど
それを越えたら
きっと
感謝や充足感に
埋め尽くされる筈だと
向き合い
関わるコトを
選んだならば
避けて通れぬ痛みがあるのだと
覚悟や観念だけが
ヒトを次のステージへ
進ませる
いや
次のステージがあるからこそ
覚悟出来るのだろう
いまがいちばん。
そう想えるコトがシアワセ。
と
云いつつも
いま。
は
瞬間でしか無いから
瞬きのようにしか
噛み締められぬ
儚きシアワセよ
いつか
掻き集めて
固めて
動じぬ
岩のように
確固たるチカラとなれ
虚しさなど
粉々に
砕け散ってしまうくらいに