優しさ
は
強く
儚さ
は
逞しく
穏やかさ
は
激しく
陰影
は
際立たせるが
故
向き合う
あらゆる
事象
は
相反
ではなく
相対
真の眼。
で
見ようとする
なれば
新潟
の
従兄から
柿
が
届いた
と
母から
連絡をもらい
滅多に
顔を出さぬ
実家
へ
出向いた
従兄
と
前述
の
従姉
は
姉弟で
叔母である
ワタシの母を
好いていてくれるから
スライド式に
ムスメである
ワタシにも
幼少期から
うんと優しい
たぶん
各々
が
人格者
だから
きっと
関わる人々には
みんなに
うんと優しいのだろうな
いまは亡き
ご両親も
そうだったから
それに比べて
ワタシの母
は
さっぱり優しい
かわいい。
とか
だいすき。
とか
云われた記憶は
あまり無いけれど
何かを決めたり
成し遂げたら
かならず
『真由美はすごいわね。』
そう
讃えてくれた
其れくらいの優しさ。
が
ワタシは
好み。
だから
ヨシとしてる
猫可愛がりをする人物
は
自身に酔い痴れてるだけだろ
と
つい
警戒してしまうほど
だ
ただ
母が作る
料理とかを通しては
うんと
愛情を注いでもらった
と
想う
コトバじゃ
無くて
行いだもんねぇ
ヒト
は
この頃は
逢う度に
『どうして真由美は
そんなに太ってしまったんだろうねぇ』
と
近所の噂話でもするように
本人に向かって
呟くのが
しんどいけれど
本当だから
致し方ない
(此れもあまり実家に行かぬ理由。
痩せたら行こう。と想うから
なかなか行けない(笑))
まんま。
な
表現こそ
悪意では無く
愛情だと
母
が
持たせてくれた
蓮根の煮物
と
剥いた柿
を
頬張り
ワタシ
は
常々
ひんやりとした
心地好い
温もり
に
守られているんだなぁ
と
自身
の
ダブついた
お腹を摩っている