
伊坂幸太郎さん
の
『バイバイブラックバード』
読了後
太宰治
【社長。には
社長さん。と
云わない感覚で
さん付けしない】
の
『グッド・バイ』
を
読み返したり
買い求めたりするヒトは
一定数いるのだろう
ワタシも
其のヒトリ
少し
黄ばんでしまった
何回読んだかわからない
短編集
最初は
正直
なんのこっちゃ
と
突っ込みをいれてたっけ
でもね。
これまた
例に漏れず
読み返すたび
齢を重ねるほど
題名作のみならず
収められている短編たちが
戦争の語り部のように
童話作家のように
天才結婚詐欺師のように
ワタシを溶かす
『お願い。連れて行かないで。
いえ、連れて行って。』
伊坂幸太郎さん
が
謎解き王
ならば
やはり
太宰治
は
道連れ王
だ
頁を捲る指先が
熱いのか冷たいのか
わからなくなってくるんだもの
(語尾が急に転調)
情緒不安定
は
通知表ならば
問題事項だろうけれど
太宰だったら
『ふっ・・人間失格』
と
指先を
絡めてくれやしないだろうか
と
云ったカンジで
膨らませてくれるのが
ホンモノ。
なんだと
ワタシ
は
想っている
あはは
今のワタシ
の
お気に入り
は
此方
の
二篇
『メリイクリスマス』
と
『フォスフォレッセンス』
ダザイズム。
を
語るには
ワタシ
は
未だ
太宰
を
知らなさ過ぎる