限定生産 九谷焼・山中塗機械式腕時計 2011年モデルの風防。スケルトンタイプの時計はケースをくり抜いているので、それほど強度は高くありません。そのためにもモース硬度10のダイヤモンドにつぐ超硬素材である硬度9のサファイアクリスタルを強度部材として使います。
宝石のサファイアはサファイアクリスタルに不純物が入って発色します。腕時計に用いるものは人工的に結晶を育成したもので、約2000度の炎の中にアルミナの粉末を降らせることによって、約10cmくらいの原石をつくります。その後、熱処理を行い分子構造を再配列して、ダイヤモンドの刃でスライスして形を整えます。
サファイアクリスタルは腕時計部品の中で最も高価といわれる部品。地球上で二番目の硬さなのでほとんど傷がつくことはなく、熱や経年変化に対しても強いのです。見た目はミネラルガラス(無機ガラス)と区別がつきませんが、水をたらせばこのとおり。表面張力でぷるんっと水滴がころがります。無機ガラスは水滴がべちゃーと流れます。お試しを。ちなみに世界の高級時計用サファイアクリスタルで圧倒的なシェアを持っているのは日本企業です。
宝石のサファイアはサファイアクリスタルに不純物が入って発色します。腕時計に用いるものは人工的に結晶を育成したもので、約2000度の炎の中にアルミナの粉末を降らせることによって、約10cmくらいの原石をつくります。その後、熱処理を行い分子構造を再配列して、ダイヤモンドの刃でスライスして形を整えます。
サファイアクリスタルは腕時計部品の中で最も高価といわれる部品。地球上で二番目の硬さなのでほとんど傷がつくことはなく、熱や経年変化に対しても強いのです。見た目はミネラルガラス(無機ガラス)と区別がつきませんが、水をたらせばこのとおり。表面張力でぷるんっと水滴がころがります。無機ガラスは水滴がべちゃーと流れます。お試しを。ちなみに世界の高級時計用サファイアクリスタルで圧倒的なシェアを持っているのは日本企業です。
歴代の限定生産・九谷焼腕時計。右から2011年モデル、2010年モデル、2008年モデル。これまでのモデルの直径は40mmだったが今回は44mm。文字盤はすべて同じ直径の35mmなのだがこんなにも見え方が違う。
東洋人の腕は細めなので、直径38mmから40mmあたりが大きすぎず小さすぎずのベストサイズ。しかし問題なのはケースの底面から手首にかけてできる無意味な空間。この隙間が装着感の悪さや見た目の不安定さにつながる。
歴代モデルの共通点は、「かん部」といわれるベルトの取付部分が本体ケースに内蔵されたように見える構造。ケースからベルトが直接出ているように見える構造は、44mmという存在感のあるビッグサイズでも、手首へのフィット感を高めている。また、ミニマルな形状のペゼルは、色絵磁器の文字盤を引き立てるシンプルな額縁でもある。
東洋人の腕は細めなので、直径38mmから40mmあたりが大きすぎず小さすぎずのベストサイズ。しかし問題なのはケースの底面から手首にかけてできる無意味な空間。この隙間が装着感の悪さや見た目の不安定さにつながる。
歴代モデルの共通点は、「かん部」といわれるベルトの取付部分が本体ケースに内蔵されたように見える構造。ケースからベルトが直接出ているように見える構造は、44mmという存在感のあるビッグサイズでも、手首へのフィット感を高めている。また、ミニマルな形状のペゼルは、色絵磁器の文字盤を引き立てるシンプルな額縁でもある。
限定生産 九谷焼・山中塗機械式腕時計の初号機が完成。さまざまな制約のもとで制作しているので、いわゆる名機、超高級機とは比較しにくいスペックだが、コストパフォーマンスの高い一品に仕上がった。
手巻付きのオートマチックムーブメントはもちろん日本製。1970年代におきた時計業界における「クォーツ・ショック」に対する究極のアンチテーゼは、もはやひとつのジャンルを形成している。
手軽で正確なクォーツ式に比べれば、使わないと止まってしまう厄介物だが、部品と部品が噛み合って動く力学構造を目で味わえるのは機械式時計の醍醐味。バックガラスのサファイアクリスタルには、九谷焼開祖の家紋を裏面から透かしのように入れてみた。分かる人にしか分からない処理。
手巻付きのオートマチックムーブメントはもちろん日本製。1970年代におきた時計業界における「クォーツ・ショック」に対する究極のアンチテーゼは、もはやひとつのジャンルを形成している。
手軽で正確なクォーツ式に比べれば、使わないと止まってしまう厄介物だが、部品と部品が噛み合って動く力学構造を目で味わえるのは機械式時計の醍醐味。バックガラスのサファイアクリスタルには、九谷焼開祖の家紋を裏面から透かしのように入れてみた。分かる人にしか分からない処理。
腕時計のベゼル。前作はシャープな形状でしたが今回はとろっとした丸みのある形状。FIGAROのメーターリングのような感じ。簡単に言うと風防ガラスの周囲にあるリングのこと。必ずしもダイバーウォッチのように回転するものとは限りません。今回は見返し面に12等分の目盛りを入れるのですが加工の制約があって苦戦中です。まとまるだろうか・・。
http://www.kagacable.ne.jp/~kagakutani/index.html
http://www.kagacable.ne.jp/~kagakutani/index.html
今回は腕時計のケースに生活防水の表示をいれるのですが、「atm」と「bar」のどちらの単位を使うかとても迷う。どちらも一般的に使われている・・。日本の製品には「bar」が多いような気もします。
「atm」は「atmosphere(大気)」の略で「アトム」。1気圧=1atm=1.01325bar。
「bar」は以前天気予報などで使われていた「バール」。今は「hPa(ヘクトパスカル)」。1bar=1000hPa=1000000Pa。
という訳で「1気圧=1atm」という考え方がシンプルなのでアトムの勝ち。それにしても圧力の単位ってたくさんあります。「Pa(パスカル)」「bar(バール)」「at(工学気圧)」「atm(気圧)」「Torr(トル)」「psi」・・こんなにいるのかな?
http://www.kagacable.ne.jp/~kagakutani/index.html
「atm」は「atmosphere(大気)」の略で「アトム」。1気圧=1atm=1.01325bar。
「bar」は以前天気予報などで使われていた「バール」。今は「hPa(ヘクトパスカル)」。1bar=1000hPa=1000000Pa。
という訳で「1気圧=1atm」という考え方がシンプルなのでアトムの勝ち。それにしても圧力の単位ってたくさんあります。「Pa(パスカル)」「bar(バール)」「at(工学気圧)」「atm(気圧)」「Torr(トル)」「psi」・・こんなにいるのかな?
http://www.kagacable.ne.jp/~kagakutani/index.html
ただいま九谷焼腕時計の第三弾を試作中。今度は機械式スケルトン。サファイアガラスの風防が球面なのでムーブメントがないと虫眼鏡状態です。完成まであと二か月・・。
http://www.kagacable.ne.jp/~kagakutani/index.html
http://www.kagacable.ne.jp/~kagakutani/index.html
ただいま限定生産・九谷焼山中塗腕時計を金沢21世紀美術館で展示しています。
前回大賞を貰ってしまったし、第2弾というのはインパクトが薄いかなあ・・。
http://www.kanazawa21.jp/
前回大賞を貰ってしまったし、第2弾というのはインパクトが薄いかなあ・・。
http://www.kanazawa21.jp/
羽田空港国際線ターミナルの免税店で展示販売を始めた「限定生産 九谷焼・山中塗腕時計」の展示状態。一流ブランドと同じエリアで少し気恥ずかしい・・。いつもの1/64 PAOはどこに?
http://www.kagacable.ne.jp/~kagakutani/index.html
http://www.kagacable.ne.jp/~kagakutani/index.html
羽田空港国際線ターミナルの免税店で展示販売を始めた「限定生産 九谷焼・山中塗腕時計」のPOP。文字盤がやきものでできていることを海外の方に分かりやすく伝えるため、「色絵山水人物文九角大皿 古九谷(17世紀・大英博物館所蔵)」や「吉田屋 草花図手付鉢(1824-31)」を使い、シルクロードやセラミックロードを重ね合わせて日本の工芸の源流を解説。
http://www.kagacable.ne.jp/~kagakutani/index.html
http://www.kagacable.ne.jp/~kagakutani/index.html