PIKEなMINICAR

昔々デザインをしたパイクカーたちが主人公のブログです。
ちひさきものはみなうつくし。

受注生産

2008年05月31日 | PAO
1/1 PAOの専用オーディオを車外に持ち出すためのキャリングボックスです。純正オプションカタログにも掲載されていた激レアアイテム。さすがにこれは持っていません。皮製のハンドルがついたアルミトランクのようなもので、受注生産、納期3か月。モーターショー出品時のプロトタイプは上面に立体的なビードがついていました。価格は掲載されていませんが確か10万円くらいでした。画像は「パオとパオイストのための冒険シミュレーションブック」の掲載ページ。

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オーディオ

2008年05月29日 | PAO
1/1 PAOのオリジナルオーディオです。1/64 PAOが載せられます。当時の松下通信工業(現在のパナソニックモバイルコミュニケーションズ、いまは携帯電話が主力商品)とのいわゆるコラボです。メーターなどと同じ書体を使い、素材感を統一してあります。もちろんカセットテープを出し入れするフラップにはPAOのマークが刻印してあります。PAOにはキラキラのハイテクメカは似合いません。

シンプルなラジカセ機能だけですが(ラジカセって絶滅危惧商品ですね・・)、なんと取り外してスピーカー付の専用キャリングケースにセットすると本当にラジカセになってしまいます。右下にある「OUTDOOR」「INDOOR」の切り替えは高音と低音の切り替えスイッチで、PAOの中で聞くときは低音を強調するといいですよ・・というもの。CDのない時代のモノですからCDは聴けませんがiPod用のFMトランスミッターを使えば何の問題もありません。

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ドアハンドル

2008年05月27日 | PAO
1/1 PAOのドアハンドルです。最近このようなグリップ式のドアハンドルがふえています。その理由は、しっかり握ることができるという確実な操作感や安心感、万一の事故の際、車外から開けやすいという安全性、ネイルケアやネイルアートをする女性が増えているからなどだと思います。

ドアハンドルの多くはプレート式(フラップ式)という持ち上げ式のもので、Be-1はこのタイプです。ただし車体に直接爪があたらないように長楕円形の樹脂のエスカッションをつけました。プレート式はコストも安く、車体からあまり突出しないという利点があります。

PAOでは女性の指先をいちはやく意識してグリップ式を採用しました。当時高級車にはこのタイプが多かったのですがコストのかかる部品です。FIGAROでは専用部品を新設できましたが、PAOでは「日産シビリアン」のバックドアに縦に取り付けられていたものを流用しました。分かりやすくいうと幼稚園バスの後ろの観音開きのドアハンドルです。縦を横にしただけでPAOの雰囲気にぴったり納まりました。

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三角窓

2008年05月25日 | PAO
1/1 PAOの三角窓と1/64 コナミPAOです。PAOもBe-1と同様の特殊な限定生産車。何十万台、何百万台という単位の量販車とは違い、新しい部品ひとつ作るにも大きな予算の制約がありました。デザイン上不可欠な部品を作るため、可能な限り市販車の部品をうまく流用することもデザインの技術でした。

PAOの三角窓の部品は160系サファリの三角窓の部品を流用しています。もちろんガラスの形状や取り付け角度などは新規です。他にも譲れない部品がたくさんあったので採用・・。この三角窓は頻繁に使って手入れするとガラス面とゴムとの癒着や錆びの発生を防ぐことができます。

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ビード

2008年05月23日 | PAO
PAOの車体やPAOSIDE自転車のチェーンカバーには山型の補強ビードがついています。このビードは「パオとパオイストのための冒険シミュレーションブック」(納期がかかるので、これでとりあえず我慢してね・・という本。予約者専用・非売品。)にもモチーフとして使われています。

このシミュレーションブックは普通の本のように1ページづつめくるのではなく、PAOSIDEとPAOISTSIDE( VIDEO SIDE)の2面に分かれていてパラパラめくるようになっています。つまり裏表がありません。PAOSIDEはスチール写真や広告、小説などから構成、PAOISTSIDEはオリジナルビデオを再現。とても凝ったつくりになっています。画像はシミュレーションブックとケース、京商、コナミ、ダイヤペット、チョロQのアクアグレーPAO。
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おそろい

2008年05月21日 | Be-1
アクアグレーのPAOSIDE自転車です。Be-1にもおそろいの自転車がありました。ツノダ自転車製、45000円 イエローのみ。おそらくこれも絶滅商品。自転車はいろいろな既存部品を組み合わせて作るアッセンブリー商品です。専用部品を作るのはコストがかかるので難しいのですが、この2台は随分頑張っている方だと思います。

一部のマニアックな自転車や競技用自転車は別格として、一般的なシティサイクルは消耗品的な性格を持っています。しかし駅前の駐輪場や放置自転車を見るたびに、もっと耐久性のある魅力的な商品を作ることはできないものかと思ってしまいます。
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さび

2008年05月19日 | PAOSIDE自転車
PAOSIDE自転車のチェーンカバーです。この自転車には1/1 PAOの車体のような高性能な鋼板が使ってないのでメンテナンスが大変です。先日ついにフレームを全塗装しました。1/1 PAOにはBe-1にも使った「デュラスチール」という耐食性に優れた鋼板のほかに「新デュラスチール」という鋼板も使っています。20年前の「新」だから・・と思いきや、耐食性はなかなかのものです。ジンクロメタルの2倍、合金メッキ鋼板の5~6倍の性能です。長年使っていただくため、また中古車ユーザーの方にも使っていただくための目に見えない性能です。

簡単にいうと鋼板の裏表に亜鉛+ニッケル合金メッキを施し(デュラスチールは片面のみ)、裏側には有機皮膜、表側には全車フッ素樹脂塗装を施してあります。この鋼板はPAOの場合ドアアウター、シルアウター、バックドアアウター、リアホイールハウスアウター、リアエプロンに使っています。いずれも錆びやすい部位です。目には見えませんが思いっきり頑張った材料なので20年を経ても大丈夫です。
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リバースレバー

2008年05月17日 | PAOSIDE自転車
PAOSIDE自転車のハンドルです。ブレーキケーブルをハンドルのパイプに内蔵処理してリバースレバーを採用しています。たったこれだけの細工ですが普通のシティサイクルに比べ、ぐっと洗練された雰囲気になっています。後ろは1/1 PAOのドアミラーの取り付け部分。アイボリーの車体色とアルミダイキャストの取り合わせがなかなかいい雰囲気です。両車とも約20年の歳月を経て徐々に使い込まれた道具の域に達しつつあります。
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自転車

2008年05月15日 | PAOSIDE自転車
PAOSIDE自転車です。ツノダ自転車製・39800円。アクアグレーとアイボリーの2色がありました。画像は1/1 PAOとおそろいの希少なPAOSIDE自転車と1/64 コナミ PAO。車と同じ補強ビードをチェーンカバーに使ったり、シルバーの部品などを多用して雰囲気をそろえてあります。おそらく絶滅商品。すでにタイヤを5回くらい交換したので、タイヤチューブ交換、少し難易度の高い後輪の脱着、チェーン張りもできるようになりました。

この自転車はダイヤモンドフレームではなく、女性でも乗りやすいように上管(トップチューブ)を下げてあります。シティサイクルでは下管(ダウンチューブ)だけのものもありますが、強度が落ちるので下管が2本あるような構成になっています。そしてその間にPAOSIDEのエンブレムを取り付けました。
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タグ

2008年05月13日 | PAO
いろいろなバリエーションです。右上はフロントシートの肩のところにつけたタグ(織ネーム)。緑色の糸が見えるものはプロトタイプ用。Be-1のときは下の方に控えめにつけましたが、好評だったのでPAOでは少し目立つ位置にしました。ちょっとうれしい小さなアイテム。PAOSIDEのエンブレムはPAOSIDE自転車のかごにつけるエンブレム。PIKE FACTORYのバッジはアンテナショップ開店時のスタッフ用。Be-1のエンブレムのイメージを踏襲しています。
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エンブレム

2008年05月11日 | PAO
1/1 PAOのアルミ製エンブレムです。厚さ4mmのアルミ板にコイニング後(コインを作るようなプレス加工)塗装し、凸部を拭取り加工した大変贅沢な作りです。羽のように見える模様はモンゴルの組立式家屋「ゲル」(中国語でパオ)の放射状の梁(オニまたはオニー)を上から見たところ。背景のシールは東京モーターショーに参考出品したときのプロトタイプに用いたマークで、オニのカタチがわかりやすくなっています。

初期のシールには「PRODUCED BY Be-1 DESIGN STAFF」、エンブレムには「PRODUCED BY Be-1 TEAM」の表示。その後、日産車体で全く別に開発されていた「S-CARGO」と同時発表されることになり、「PIKE FACTORY」という新しい概念が生まれました。生産車では「NISSAN」や「PRODUCED BY PIKE FACTORY」の表記が加わったため、変形させてバランスをとっています。
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めがね

2008年05月09日 | PAO
サングラスです。約20年前のPAOSIDE商品ですが今でも新鮮さを失っていません。アルミフレームのサングラス、メタルフレーム、コンビネーションフレームの6モデル・12種がラインナップされました。太いアルミフレームのものが一番PAOの雰囲気と合っています。

最近の眼鏡の加工技術や材料はとても進化していて、デザインも多種多様、従来の概念からは想像もつかないものが多数生み出されています。特にセレクトショップやアパレルショップなどで扱われるものにその傾向が見られます。

日本の眼鏡の96%は福井県鯖江市で生産され、世界シェアも約20%といわれています。世界の眼鏡の三大産地は鯖江・イタリア・中国ですが、近年中国をはじめとする東南アジアでの生産が非常に増えています。JAPAN MADEのものづくりの精神を大切にし、生産コスト一辺倒の勝負はしたくないものです。
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たけのこ

2008年05月07日 | PAO
たけのこ(孟宗竹)と1/64 コナミ PAOです。茶色いビロードのような毛が生えた皮に包まれたPIKE状態。「PAO」は漢字で書くと「包」、モンゴルの組立式家屋のゲルのこと。記号っぽいBe-1の次はBe-2だろうという大方の予想を裏切って、非日常的な世界や新しい冒険の世界をイメージして名づけました。

「PAO」は第12類の自動車の商標としては登録がなかったのでOKでしたが、衣類や雑貨など他の分類にはたくさん登録されていたため、PAOをとりまくいろいろな商品は「PAOSIDE」と名づけて商標登録しました。
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花園

2008年05月05日 | Be-1
アレンジフラワーです。左上はオー二ソガラム・ダビウム(大甘菜)、その下が薔薇。左下がアルストロメリア(百合水仙)、右下がブルースター(瑠璃唐綿)、右上はスターチス(花浜匙)。ちびっこチョロQがのっているのは八重ガーベラ(花車)。オランダのテラニグラ社のテラ・ジュピターという品種。不思議なネーミングですがいい雰囲気です。花のネーミングも大変ですね。
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たんぽぽ

2008年05月03日 | Be-1
セイヨウタンポポです。印刷色見本の「たんぽぽ色」に近い「ちびっこチョロQ Be-1」ですが、本物のタンポポと比べるとこのくらい違います。黄色には虫だけではなく子供たちも集まるようです。現在最も非人道的兵器(人道的な兵器があるとは思えませんが・・)といわれるクラスター爆弾は黄色やオレンジ色が多いそうです。投下後不発弾となった黄色い子爆弾は子供たちの興味をひきつけ、多くの犠牲者をだしています。こんな黄色は存在して欲しくありません。

クラスター爆弾は世界中に40億個、地雷状態の不発弾が3000万個あるといわれています。日本も大量のクラスター爆弾を保有しています。防衛省では抑止力という説明をしていますが、さて日本のクラスター爆弾は何色なのでしょうか?
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