PIKEなMINICAR

昔々デザインをしたパイクカーたちが主人公のブログです。
ちひさきものはみなうつくし。

スキャンカットでパオのペーパークラフトを切る & パイクカー検定Q144

2020年10月22日 | ペーパークラフト
ブラザー製スキャンカットCM300を使ったペーパークラフトの切り抜き作業。
ハンドカットと比べると格段の早さ。

しかしよく見ると不具合だらけ。
コーナー部を小さなRで切っていくため、シャープな角がでません。
そのためバッテリーやウォッシャータンクなど小さな部品を作る際は、角をナイフで再加工しなければなりません。
小さな直方体や円筒がもっさりした仕上がりになってしまいます。
画像は粗いカットに我慢できなくてハンドカットで作ったエンジン。

スキャン性能の問題か、部分的に幅の狭い余白部もできます。
その反対側の部分は食い込んでカットされます。
さらに、輪郭部分を認識するため図版の中にある余白まで切ることはできません。

ボンネットの先端に細い余白が残っています。
一見綺麗に切れていますが、この程度でも組み立てていくと誤差が積み重なって全体の寸法が狂います。

というわけで、
シャープな仕上がりにしたいときは、ハンドカットの方が格段に奇麗に仕上がります。
インテリア組み込みとか、リアクォーターパネルの角度を補正するなどの改造にも向きません。
型紙の試作や、手早く作るときには便利な機械ですが、総合するとハンドカットの勝ち。

それではパイクカー検定144問め。

Q144 Be-1とPAOの無料配布カタログは変形サイズの一枚もので、それまでにないカタログの常識を破ったものでした。しかしFIGAROでは一転して普通のカタログになりました。さて何ページだったでしょうか。

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