新しいNISSANのロゴはこのような部品にも表示されていきました。特に純正部品への表示は東南アジアなどでの海賊版製品との識別上も重要。現在ではドアミラーはあたりまえの装備ですが、これは当時の運輸省認可第1号、国産初のドアミラー。採用は1982年4月発売の日産パルサーEXA(N12型)からでしたが、実はこのドアミラーはS12型シルビアをベースにつくられました。
それはシルビアが当時の日産車のなかで一番フロントウインドウの傾斜角がきつく、最も難しい条件の車だったからです。シルビアでクリアすれば全ての車に適用できるということです。その後車体への取付部分(ミラーベース)や表面処理を変えて全車種に適用されていきました。
当時はまだCAD導入の初期段階で全て手描きの図面。いろいろな体格の人がいろいろなシートポジションで鏡を通して車体の隅々を、また後方の物体を見るという複雑なシュミレーションを車体全体、室内全体の巨大な図面を広げて検討しました。完成したものは小さいですが、車の膨大な情報が詰まっている部品です。そういう意味でドアミラーの図面が描ければ一人前といわれました。
今ではドアミラーもずいぶん進化しましたが、当時の電動ミラー用のモーターはそんなにコンパクトではなく、このサイズや形状が限界でした。画像は国産初ドアミラーとその1/1モック(ミラーから出ているのは前後可倒機構)。モデルはタミヤ 1/24 フェアレディZ(Z31型)。本来ならS12シルビアを登場させるべきなのでしょうが、ドアミラーの形状を忠実に再現できているのはこのモデル。さすがタミヤです。
それはシルビアが当時の日産車のなかで一番フロントウインドウの傾斜角がきつく、最も難しい条件の車だったからです。シルビアでクリアすれば全ての車に適用できるということです。その後車体への取付部分(ミラーベース)や表面処理を変えて全車種に適用されていきました。
当時はまだCAD導入の初期段階で全て手描きの図面。いろいろな体格の人がいろいろなシートポジションで鏡を通して車体の隅々を、また後方の物体を見るという複雑なシュミレーションを車体全体、室内全体の巨大な図面を広げて検討しました。完成したものは小さいですが、車の膨大な情報が詰まっている部品です。そういう意味でドアミラーの図面が描ければ一人前といわれました。
今ではドアミラーもずいぶん進化しましたが、当時の電動ミラー用のモーターはそんなにコンパクトではなく、このサイズや形状が限界でした。画像は国産初ドアミラーとその1/1モック(ミラーから出ているのは前後可倒機構)。モデルはタミヤ 1/24 フェアレディZ(Z31型)。本来ならS12シルビアを登場させるべきなのでしょうが、ドアミラーの形状を忠実に再現できているのはこのモデル。さすがタミヤです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます