海山の創作ノート

工房T 海山の書、印、絵、版画、工作、etc.日々の暮らしの中で出来た作品を紹介します。 さて、今日は何を作るかな。

No.1214 陶印改刻「山一人」

2018-06-14 | 


陶印改刻「山一人」

ずっと前、二十数年前の陶印で、まだ手付かずのものや途中で止めてしまったもの、印としては使えないと判断したものなど、素焼きや本焼きまでのものが、実はまだまだあるのです。

たいがい、フクロウの形をしていますから、形の良いものは置き物の様にちょっと置いています。

昨日ふと手を取ったのがこれで、まだ押印した痕もありませんでした。

ちょっと押してみたら、案外使えるか、と思い、刻り直すことにしました。

しかし、硬い!

なんといっても、1200度の温度で焼いたものです。なかなか刃がたちません。

それでも何とか印刀を使って刻しました。
(少し刃が欠けたかな。)

こんな風に何年も経ってから出来上がるということもあるのです。

(長い方が約3cmの楕円形、織部釉)