鍋蓋で椅子
昨日は、屋外での工作にもってこいの良い天気の秋の日でした。
蚊もいなくなったようだし、暑くも寒くもない絶好の木工日和、と思って、春に作りかけて中断していたこの椅子に取り掛かったのです。
部品は既にほぼ出来上がっていたので、最後の微調整の加工をして、一気に組み立てるつもりでした。
ところが、座の部分、つまりお釜残りました蓋の加工をしていて、過って木ばり(この辺では、スイバリ といいます。)が刺さってしまいました。
それも、右手の掌、小指の下辺り。斜めに右方向から突き刺さり、奥の方に数ミリ程、黒く残りました。
こうなっては、続きはちょっと辛いですね。
ほんの数ミリですが、チクチク傷んで、気になって仕方がない。
病院に行くまでではないけれど、何とか木ばりを取っておかなければ、化膿すれば厄介です。
それで昨日の作業は急遽止めにして、木ばり取りに専念しました。
利き手は右ですから、左手に小さな針を持って、チクチクやって、木ばりの頭が露出するまで頑張って我慢して、毛抜き手引き抜くまで、30分…。(もちろん消毒はしっかりしました。)
とほほ です。
絆創膏をしただけですが、もうなんともありません。
そんな訳で、本日は朝から作業をはじめて、めでたく形は完成です!
まだまだ、ダボ埋めや塗装の為のペーパーかけ、そして塗装、と作業は続きますが、ちゃんと座れる椅子になりました。
材料は全部廃材です。特にお釜の蓋は、30年くらい前に、字でも書こうと思って取っておいたものです。
やっと活用できました。
僕の脚に合わせた作業用で、ちょっと座を高めに作りました。
ちゃんと真っ直ぐに座らないと不安定にはなりますから、うたた寝はできません。