「志野草花文鉢」
昨日、門司の出光美術館で、「狩野派と桃山の華」観てきました。
事前に、桃山の三巨匠を描いた小説三冊、狩野永徳の「花鳥の夢」、長谷川等伯の「等伯」、海北友松の「墨龍賦」を読んでおいたので、狩野派のことは勉強していました。
今回はこの三人のはなくて、永徳の子供、狩野光信がメイン。
「西王母・東方朔図屏風」は繊細で柔らかく美しい作でした。
ただ、ちょっと永徳と比べると物足りないかな?
「阿国歌舞伎図屏風」「南蛮人交易図屏風」「平家物語屋島の合戦・大阪夏の陣図屏風」が見ごたえありました。
案外良かったのが桃山のやきもの。
黄瀬戸、織部、伊賀、志野、朝鮮唐津、高取、上野、備前。
流石に出光、名品ばかりです。
その中から、完全に四角ではなくて丸みと厚みのあるどっしりとしたこの志野が特に良かったので、描いておきました。
(はがき、墨、顔彩)