~こころに吹く風~

1952年生まれの みよです。
人生の花野に遊びたい。
心躍ることも心塞ぐことも綴ります。

信州の母

2014年02月13日 | 母の記録
大雪が降った土曜日から、母のいる信州へ行っていました。

母はもともと信じられないくらい自分中心に世界が廻っている人です。
その母のタガが外れてしまったのですから、周りの人間の事など考える筈もなく、
年寄りだからやって貰って当然とばかりに、自己主張しまくっています。
家族には家族の生活があるとは思いつきもしないらしい。

とは言え、体が思うようにならずに、生きている事が辛そうで可哀想です。
いずれ我が身だと思いながら接して来ました。
年を取る事は辛い事ですね。
あんな姿を目の当たりにすると…
と言っても、まだまだ認知症としては初期だと思うのですが…
自分自身は程々のところで終りを迎えたいと切望します。
そして、残りの人生があとどの位だろうと指を折り、この少ない時間に何をしようかと改めて考えます。
大切に生きたいと思う一方、あたかも人生が永遠に続くがごとくに淡々と生きるのも悪くないと思います。


信州の弟宅にいる間はずっと家の中。
母が眠っている間に、ちょっとだけ雪を見に外へでました。
風が吹くと雪煙が上がるくらいのパウダースノーがキラキラ光っていました。



東京へ戻る日は早めに弟宅を出発し、気の向くままに歩きました。



うさぎの足跡? 崖の淵で急ブレーキ!方向転換(笑)



これもうさぎみたいだけど、写真でわかるでしょうか?



なんでしょう? 尻尾を引きずっている小動物みたい。



牡蠣ごはん

2013年12月11日 | 母の記録
久しぶりにまともに仕事に取り組んでいます。
たまにガス抜きしないとパンクしそう・・・
って、まだ忙しくなって1ヶ月も経っていないのに大袈裟な(笑)
で、Sさんの置き土産の伊賀の福森雅武氏の土鍋で牡蠣ご飯を炊きました。
義務ではなくて台所に立つのはいい気分転換です。
実はこのところ牡蠣が食べたくて食べたくて!
牡蠣フライにウスターソースをたっぷりかけて千切りキャベツとモリモリ食べるのは、毎日でも飽きない位ご飯に合って、もう今シーズン何回も食べました。お惣菜を買って来るんですけどネ (^^);
昨夜は一人牡蠣鍋。
そして今日は昨日の牡蠣鍋の残りを汁物がわりに、牡蠣ご飯をいただきました。



母の認知症がだいぶ進んで、同居している義妹のYuちゃんはかなり参っている様子。
母は生涯一度も一人暮らしをしたことがありません。
ケアセンターのようなところへ行くことも拒否。
気持ちの優しいYuちゃんは、今まで至れり尽くせりにお世話してくれました。
商売で忙しいYuちゃんを、母は長い間一生懸命助けて来たからねぇ。
私が横浜の実家に引っ越して、母の老後に備えて一緒に暮らそうとした時でさえ
「私がいないと困るから」
と長野の弟の家へ行ってしまった母です。

汚れた下着がタンスにしまってあったり、
自分のウン○を踏んで歩いていたり、
前歯がとれてしまっても、歯医者拒否。
体のことや、覚えておいて欲しいことを
「Yuちゃんがあんまり言うから、いつも『そうね~』って言ってるの」と言われて、
「もうお義母さん、私を疎ましいと思ってるみたい」
とショックなようで…
困っていることが、排尿、排便、婦人科系のことなので、弟はYuちゃんに寄りかかったままで頼りない。
認知症の初期は家族にとってとても厄介。
自分がそうなった時の事を思ってしまいます。

母にイラつく

2013年10月19日 | 母の記録
いつも夕方5時半が孫のお迎えの時間です。
夏の間はお迎え後に保育園隣りの児童公園で遊ぶのが恒例になっていました。
最近は日が短くなって、6時20分までスーパーの駐車場に停めた私の車の中で遊びます。

朝は長男宅へ迎えに行って、車に乗る前に少しだけ散歩します。
近所の工事現場を見たり、トトロのキャラクターグッズを沢山飾ってあるお庭を見せていただいたり、猫を追いかけたり…

ところが母が来てからは母のペースに合わせなくてはいけないので、のんびりゆったり遊べない。
いつも遊んでいる時間に思う存分遊べなくて、孫なりにストレスを溜めています。
(他のお子さん達はご両親が働いていらっしゃるのだから、こんなに遊んではいられないのだけど)
母がスーパーのトイレを利用するのを待っている間、トイレ前にあるガチャガチャが欲しくてたまらない孫に
「昨日買ったから今日はダメよ」と譲りませんでした。
孫は「ガチャガチャいろいろやりたかったの。悲しくなっちゃった」と家に着くまで後部座席のチャイルドシートで泣いていました。
買って貰えなかったのは引き金で、思うようにならないいろんな事が心の中でグルグルして泣いているんだと思うのです。
我慢する場面が少なく育っている一人っ子だからたまにはいいかと思うのですが、そんな時の母の言葉
「よく泣くわね。昔の子はこんなことで泣かなかったわよ」
「母よ、あなたのせいでもあるのよ」と内心思います。
他にもいろいろ いろいろ… 母の言葉に一々イラっとします。

認知症なんだから受け止めなくてはいけないのにイライラする自分を見て、私が老いた時には私はどんな本性を現わすのかと心配になります。

母のトイレ事情

2013年10月17日 | 母の記録
母が横浜銀行の通帳記帳をしたがっていました。コンビニではカードしか使えないので、記帳するには横浜銀行のATMがある所まで行かなくてはなりません。が、今回は横浜へ行く時間がとれないので、調べてみると一番行きやすいのは横浜銀行調布支店のようでした。
今、母は膀胱の感知機能が壊れてしまったらしくトイレ通いが多忙です。ひどい時にはトイレの水音が止まらないうちにまた行きたいと言います。途中のコンビニやガソリンスタンドを利用しながら、なんとか調布へ辿り着きました。今日の様子からすると、もし時間が取れても、我が家から横浜へ行くのはもう無理なのかもしれません。長野から我が家までよく来たものだと思いますが、高速道路を走っていると、諦めて尿意を感じなくなるのでしょう。弟の家から山を下る間にトイレに行きたくなったらどうしてるの?と聞いたら、出発前に行っておくから大丈夫なのという返事でしたから、やはり気分の問題は大きいのでしょう。

何かおまけのいい事ないかなぁと思い、調布飛行場を見たくてナビに入力しましたが、登録地点が少しズレていたらしく、飛行場は見えませんでした。それでも付近の開放的で清潔感のある景色は、ちょっと降りて歩いてみたくなるのに充分でした。多磨霊園あたりで野川を渡った時に垣間見えた川景色も素敵でした。車を停めて歩けないとなると、尚更そうしたくなります。
近いうちに一人で歩こう!と心に決めました。

家に着いて早速トイレに入った母が、「ズボンの裾が濡れてるの?どうしてかしら?」と言うので、
「丁度洗濯機まわすから、脱いで脱いで」と脱がせて匂いを嗅いだら、掃除の行き届いていないコンビニトイレでよく嗅ぐすえた匂いがします。
「うへぇ~!匂ってごら~ん、どっかのトイレで裾汚しちゃったんだね~」と私一人で一騒ぎ。

洗濯機の上にポールを渡して物干しハンガーを吊るして、そこに母の下着を干してありました。
臭いズボンの裾を揉み洗いしながら、母に
「私、手が濡れてるから、このパンツ乾いてたらはずしてくれる?」
と声を掛けて、濡れた手で「これこれ」なんて指差したりして、
「そうだ、ズボンの汚れを触った手、洗ってね」
と言った途端、母が烈火の如く怒り始めました。
「私を汚い物のように扱う!もう長野に帰る!○○(義妹)に電話して迎えに来てもらう!ここに居たくない!!」
すさまじい剣幕!

はっ~?
認知症の一端?

夜には少し機嫌を直し、長男と孫と一緒に食事をしました。
元々子ども好きだったのに、朝晩ひ孫に会ってもさして嬉しそうでもなく、チラッと「騒々しい」と文句を言っていました。
年をとるってこういう事なんだなぁ・・・

88歳のブラウス

2013年06月11日 | 母の記録
借家にしている自宅は庭が狭いのに、敷地の隅に柿の木があります。
枝が伸び過ぎるとご近所迷惑なので、伸び具合を見に行って、紫陽花を摘んできました。(只今空家)
この家に住んでいた頃は仕事仕事で、庭に咲く紫陽花を活けたこともなかったなぁ。

それからしまむらへ。

長野で母の旅行支度を手伝っていて、ブラジャーが1枚しかないと気付いたのです。
義妹に言ったら
「そう言えば、お母さんのブラジャー洗った事ないよ」
というわけで、ワイヤーもパッドも入っていないブラジャーを探して、フロントホックのを買いました。

「こういう店、いつもは来ないから」
と、下着や洋服を楽しそうに見ている様子は、やっぱり女なんだなぁと思います。
白地にピンクのレースが付いたパンティーと、白黒のストライプ、ラメ入り、フリルが付いたブラウスを買ってなんだか嬉しそう。