~こころに吹く風~

1952年生まれの みよです。
人生の花野に遊びたい。
心躍ることも心塞ぐことも綴ります。

寒かった散歩

2018年12月30日 | 日々の出来事・想うこと







やっと年賀状を投函しました。
木版の摺りに2日、宛名と文(すべて手書き)に1日。時間がかかったけれど楽しかった。
寒いのでDKをぬくぬくにして作業。その合間にテーブルの隙間で食事。
賞味期限切れの食材を少しずつ胃袋に納め続けていました。明日は買い出し。
明日の夜次男が一泊で帰宅。2日の夜に長男家族が食事に来ます。
イタリア旅行記は年内には書き終えようと思っていましたが、全然追いつきません。ゆっくりやります。おかげでイタリア旅行を何倍も楽しんでいます。木版画の題材もイタリアにしたので、いまだにイタリアの夢を見続けています。早朝に目覚めて、あれ?イタリアの田舎を歩いていたなぁと思いながら、また眠りの中に沈んでゆく心地よさ。

2018年を振り返って一番大きな出来事はやっぱりイタリアだね。いろんなことが、ここに照準を合わせて動いていた年でした。
① イタリア巡礼路を歩く旅(43日間)
② 孫と北海道旅行(6泊7日)
③ ウォーキングに目覚める(車の出番が減りました)
④ 水彩教室(1年間だけと思って通った教室。とても勉強になった。8月退会)
⑤ 写真倶楽部 2月退会
⑥ アトリエを1月から休会、12月に復帰
⑦ 老い(2本抜歯、膝、肩の故障、物忘れ)

残された健康寿命をとても意識します。「この次」は無いと思って、やりたいことはどんどんやってゆきたいね。

14日目 アウッラ~サルザーナ(Aulla~Sarzana)10/12

2018年12月25日 | イタリア巡礼路を辿る旅(Via Francigena)
前の日に私は疲れてしまったので、アウッラからは電車に乗ろうということになっていました。お陰でゆっくり寝て、起きたら少し元気になった気がしました。「歩こうか」と言ってみたところR子は「巡礼はやっぱり歩かなきゃね!」と即予定変更。9時半の出発になってしまいました。
BARで朝食をとりたかったし昼用の食料も調達したかったのに、出発して間もなく山道に入る標識がありました。ここに足を踏み入れたら、もういつ店があるかわからないと思い、来た道を引き返し橋のたもとのBARへ。


橋の上から


野生のシクラメンが咲いていました。自然には癒されます。


急な上り下りの石の道で、やっぱり電車にしておけば良かったと後悔しました。
小さな村を通るとBARがあるかもと期待しますが、期待は大抵裏切られます。この日もたがわず。






足を洗っていたおじいちゃんに水をいただいて、また山道に入りました。


ここから先はもう写真を撮る余裕がなかったみたいです。
平地に出た所に新ルートの大きな看板がありました。現在地を示す巡礼路のルートマップアプリはまだ旧ルートのままになっています。18時までに巡礼宿に着かなくてはならないのに時間がありません。どちらを選ぶか迷いました。バイクの青年がグーグルマップで最短を教えてくれました。舗装道路を歩く単調な道でした。
サルザーナの町は賑わっていました。この町にもっと居たかった。楽しそうな町でした。でもそれどころじゃありません。巡礼宿がどこなのかわかりません。


アウッラの巡礼宿でいただいたチラシ

町の教会に入ってみると礼拝の最中? 最後列の女性に巡礼宿を聞いてみました。町からまだ5kmも先のようです。すでに5時半を回っています。ご婦人にタクシーを呼んでいただきました。教会があるのは車が入れない商店街の中。ご婦人は私たちを案内し、「ここで待っていなさい」と言い残して戻られましたが、タクシーはなかなか来なくて気を揉みました。
オスピタレーロは6時過ぎたのに外で待っていてくださいました。宿泊は私たちだけ。綺麗で清潔な宿でした。
宿で荷ほどきしてみると、R子の化粧水がこぼれて容器が空になっていました。ほとんどの衣類が濡れていて、着るものがない!と大騒ぎ。翌日は宿に早く着いて洗濯できるように、電車に乗ることをR子が承諾してくれました。早く干さないと乾かないから。
助かった。
私、足に肉刺が出来てしまったの。疲れていたので変な歩き方をしていたのでしょうね。アウッラ~サルザーナが巡礼路歩きの中で一番疲れた一日でした。「もう6時に着かなくてもいい!どうにでもなれ!」と思いながら歩いていました。

スーパーへ買い物。

トマト、パエリア、ジャーマンポテト、ヨーグルト。
私はどんなものでもおいしくいただけるお得な性格みたい。舌が鈍感ってことかな?レモンのヨーグルトは私のお気に入り。日本では見かけませんね。

今日の歩き 21.4km

《宿情報》
☆Ospitalita San't Antonio
住所 : Via Borghetto,111
電話 : 339 638 0331
メール: perignon@alice.it
15:00~18:00、電子レンジあり、キッチンなし

土壌小動物観察会

2018年12月25日 | 
孫と土壌小動物観察会に参加しました。
大人12名、子どもは孫だけ。
大の男が土や朽木をほじくって、出て来たグロテスクな虫に「すごい!いい感じ!」と目を輝かせているのが、毎度のことながら楽しいです。
朽ち木の下にもいろいろ隠れています。それを透明ケースに捕獲して分類し、リーダーの説明を聞きます。




枯葉と土の間の朽ち葉を白いテーブルクロスの上にばら撒いて、目を凝らして動くものを探したりもしました。


クリックすると大きくなります。

カニ虫。2ミリ位の虫です。会いたかったんだ!ここでは9年振りの発見なんですって。


孫はすっかり少年になりました。でもまだ手をつないで来ますし、一緒にお風呂にも入ります。もうすぐ、永遠に手に入らなくなる貴重な孫との時間なんだなぁと思いながら孫の横顔を見つめます。

そうそう、今日はクリスマスですね。
孫へのクリスマスプレゼントは魚の図鑑でした。一緒に本屋さん巡りをして、孫が決めました。

13日目 ポントレモリ~アウッラ(Pontremoli~Aulla)10/11

2018年12月21日 | イタリア巡礼路を辿る旅(Via Francigena)
ベットをテーブル代わりにして朝食。


暗くて不気味なお城を出ようとすると、鍵が開かない!


落ち着いてやったら開きました。一瞬焦った~!


ポントレモリ(Pontremoli) からヴィッラフランカ・イン・ルニジャーナ(Villafranca in Lunigiana) まで電車移動。



駅からまっすぐ行けば巡礼路に出会うのに、ショートカットしようなんて気になって道を間違え、少し戻り、住宅街を抜けてやっと巡礼路に合流しました。










木々の香りが気持ち良い。癒されます。








大きなお屋敷の門の前に座り込んでランチ。
ゴロゴロ道のアップダウンが歩きづらくとても疲れました。
雨が降り始め、途中またまた大幅に道を間違え戻りました。
アウッラの巡礼宿が見つからずに大声で電話をしていたら、建物から神父さんが出ていらして、そこが宿の受付でした。私、声が大きいんですよね^^ 修道院に付属の巡礼博物館みたいな所でした。
翌日の宿の予約をお願いすると、私がお願いしたサルザーナの巡礼宿は閉鎖されたとのことで、代わりの宿を予約してくださいました。
コーヒーをいただいたあと宿へ。


部屋は学者風イタリア人夫婦と同室。隣りの部屋にはアペニン山脈のB&Bで一緒だったベルギー人女性。

雨はやんでいたので洗濯物をベランダに干して、巡礼食を提供するレストランへ出掛けました。チキンのグリルがおいしかった。いつも量が多いので「少なめに」とお願いしたら少なすぎた~。おいしかったから普通の量で良かったな。€10
外へ出たらまた雨!走って橋を渡り宿へ。でもどの建物だったか二人ともわからない。。そして、「ここだよね」と思い出したけど持っている鍵でドアが開かない!呼び鈴を鳴らし、ドアを叩いているとベルギー人が気付いて開けてくれました。いつもこんなドジばかりしています。
ベルギー人も洗濯物を干していたので、一緒に取り込んでくれていることを期待していたのですがダメでした。私たちの分だけ雨を滴らせてそのままベランダにありました。

今日の歩き 18km

《宿情報》
☆Abbazia di San Caprasio  サン・カプシオの修道院
寄付、通年、30ベット、キッチン、Wi-Fi、バスルーム、シャワー
住所 Piazza Abbazia
電話 0187420148, 3396380331
メールperignon@alice.it
http://viefrancigene.com/abbazia-san-caprasio-aulla/